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現代の武人は仮想世界を無双する  作者: カンナトウジ
3章:海より深き縁
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初めてのクラン会議


てことでクランハウスに着きましたよ。

子供社長が目を丸くしたり、仙女ババアが吹き出したりと散々なのだが………聞いてはいたけど、いるんだよなあの女(リルネア)が。


しかもなんか拘束してあるの縄じゃなくて蛇だし。

「レアに頼んだのか」

「まあのう。一部は噛み付いて離れんようにしておる」


用意周到だ。当の本人はコイツを見たくないため、屋根の上で待っているらしい。流石元魔術協会のブラックリストに載ってただけはあるなこの色ボケ。

「で子供社長、多分お前が仕切んないと始まらないぞ」

「そうだね。ではコレより、クラン連盟締結のための会議を始めましょう。まあ現実みたく重々しくする必要は無いけどね」


俺も何度かそう言う会議には参加したことあるけど(SPとして)、まあ論争続くと厄介になるから初めはみんな口を噤むんだよね。

「ではまず集まっていただいたクランとクランリーダーの紹介から、まずは僕から。クラン名『ウィズダム・サイト』のリーダーのウィズだ」


「次は儂じゃな。クラン名『WIRDS』のリーダー、仙凛じゃ」


ここまでは知ってる。後は2つのクランとそのリーダーについてだ。

「先にこちらから、クラン名『シロガネ商会』のリーダー、プラチナ・レイヤードですわ」

ん?この声


「最後は俺だな。クラン名『電脳軍事連合』のリーダー、B・マジーンだ」

アッレェ!?こっちも聞き覚えのある声なんだけど。イヤさっきからの所作も見覚えあるぞ。


「ちょっとどうゆうことだよ仙女ババア。ゾルベリィ商会のご令嬢とアレックス大佐の声が聞こえるんだけど(小声)」

「実はココ、トップは皆儂らが知っておる連中しか居らんw(小声)」


本人かよ!

「ハハハ。どうやらキル君は俺の正体に気付いたようだね」

「キルじゃなくてキリですって大佐」

「あらあら、コチラの正体にも気付いたようですわねキ…リ様」

「そうですねえお嬢様」


着いてきたそれぞれのクランメンバーには何のことか分かっていないものもいるが、リーダー連中は全員知り合いであることが分かった。


仙女ババアや子供社長はともかく、『シロガネ商会』のプラチナ・レイヤードは、過去に商談の護衛として訪れたときに仲良くなったゾルベリィ家のご令嬢、シルメア・ゾルベリィ。


『電脳軍事連合』のB・マジーンは、仙女ババアに連れられてアメリカ軍の合同訓練に参加させられたときに、ちょくちょく話す仲になっていた陸軍のアレックス・ウィルソン大佐だ。

「では各自クラン連盟を組むにあたって連盟に応じてくれた理由、連盟を組んで提供できるものの開示と行こうか」


子供社長の言う通りだ。今はいらんことを考えるより、クラン連盟について考えるべきだ。

「じゃあ先にクラン『ウィズダム・サイト』から始めるけど、僕らは仙女様達に情報収集の手伝いと情報の提供を円滑にするために組もうとしている。コチラから提供できるものは未だサイトに載せていない情報の提供または手に入れたばかりの情報の独占かな。僕らが口を噤めば情報共有は一段と減るしね」


確かにそれは良い。俺の持ってる艦とか金銀財宝みたいなものだしな。あまり情報を流されると大変な目にあいそうだ。

「では儂らクラン『WIRDS』からじゃが、情報の取り扱いと金融機関との連携じゃな。童が得た艦を万全なものにしおるために、金稼ぎできる状況そのものが欲しかった。それと提供できるものといえば、今後発展する予定の軍族艦ヴァル・フロイアの設備を利用するためのパスポートと今からでも手に入る新しい武器の提供じゃ」

「それが私たちに提供する予定の物でしたわね。実物はお持ちでしょうか?」


そうプラチナが質問すると仙女ババアがコチラに目を向ける。

「いや仙女ババア持ってねえのかよ」

「童がそこらの説明をするんじゃろうが」


アレそうだっけ?まあいいからさっさとアイテムポーチに入れていた『軍団用量産型片手剣01』を取り出す。

「どうぞお嬢様」

「あら!お世辞はよろしくてよハバキリ君」


なんか周りの視線(シロガネ商会からの)が痛いのは兎も角、プラチナが受け取った武器を鑑定すると

「まあ!コレでは修行武器の完全上位互換ではありませんか」

「しかし近接武器しか有りませんけどね」

「コチラの量産の目処は立っていらっしゃるのかしら?」

「そちらはフラウに解説してもらおう」


と俺が手を差し伸べた方に皆が目をやると

「こちらはヴァル・フロイア対人型戦闘兵兼権能管理AIヴァル・フラウと申します。先ほどの質問についてですが、艦長が設置した6番艦『アミューズ』の施設コロシアムで戦える量産式戦闘兵ヴァル・ミニオンを倒すことで、手に入るエンブレムを当施設内に座す倉庫番AIヴァル・ガルドに渡すことで入手が可能となっております」


「なるほど………一々戦う必要はあれど、問題なく戦える戦力が存在する以上量産の目処はある。コレであれば修行武器の値段に0を1つ加えても問題はありませんね!」

「ちょ、ちょっと待ってくださいリーダー!」


声を上げたのは、プラチナの隣に立っている大柄の男だ。名前は………黒筋肉ってなんだよ。

「さっきからの話から関係があるのは分かりましたけど、なぜぽっと出でいきなり龍種のシリーズ系ユニークモンスターを倒しただけの連中をそんなに信じられるのですか?」


まあぽっと出連中に猜疑心の目を向けるのは分かる。それについてはウィズダム・サイトのメンバーも同じだ。だけどメンバーの都合か電脳軍事連合の方からは、あまりそういった視線を向けられない。

「今のところ彼らの武力から得られるもので価値を見出しているのですから何も問題なくてよ」

「いやそれには同意しますけど、我々は彼らについて何も知り得ないというのが問題と言いますか」


まあ流石にそこが問題か。

「それは後ほど知っていければ良いでしょう」

「そういう判断ばかりしていますと抜ける者たちも出てきてしまいますよ」

「コチラが黒字になるのは明らかですのに」


ええーと落胆した黒筋肉は、まあそれしかないかと一応は納得したようだ。

「軽く解説しておきますと、クラン『WIRDS』のトッププレイヤーの方々は一部での有名人でしてよ」

「スポーツとかそういう業界とかの方とかですか?」


「いえ、もっと実戦的な方ですわ」


各クラン概要


『WIRDS』

クランリーダー:仙凛

数十人規模ではあるが、実は身内クラン。


『ウィズダム・サイト』

クランリーダー:ウィズ

他サーバーにもメンバーのいる運営公式の攻略サイト運営クラン。


『シロガネ商会』

クランリーダー:プラチナ・レイヤード

最大級の商会クラン。全員商人関係の職業持ちのはずなんだけど一緒に来てるやつが黒筋肉とかいうホントに商人か?ってなるやつが大多数。あと生産職も多い。


『電脳軍事連合』

クランリーダー:B・マジーン

国際連合加盟国間の軍人達が、合同で訓練できるようにと利用したDEF内でのクラン。

そのためメンバーが最多クラス。

あとここも実質的に仙凛の身内であったりする。

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