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現代の武人は仮想世界を無双する  作者: カンナトウジ
2章:集いし戦士と龍の群
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群れなす龍を穿て8


「ねー松ちゃんアレ出来る?」

「転移を利用した二連剣術でしょ。まあノリでできるかどうかだな」

「兎も角俺たちは俺たちの出来ることをしよう」


バンブスターと梅酒侍Gが準備をして、松茸王がメインの鎧を装備する。

「《ハウンド・ロック》!」


両手に持った武器をぶつけ合わせ、赤い衝撃波が飛ぶ。その衝撃波が龍に当たった瞬間、落下するハバキリに襲いかかっていた龍が、動きを止めこちらに首を傾ける。

「ヨシ、こっちに向いた!」


武器をぶつけ合わせている間は、敵の注意を惹きつけられるスキルでこちらにおびき寄せ

「デカいから狙いやすい!」


梅酒侍Gが見開いた単眼を銃で撃ち込んだ。

「まあただ撃っただけじゃあ意味ないだろうけど」


いきなり目を押さえて苦しみ出すと同時に目元から錆びつくようなエフェクトが現れる。

「機械系のモンスターを腐らせる毒、メタリアバグズだ。通常なら防御力低下だけども、当たりどころ次第で大ダメージってのは本当みたいだね」


相手の表情を見てそんなことを言っているとバンブスターが戻ってくる。

「このビルと周辺までしか設置できていないけどまあ良いか」


杖をビルに叩くと、周辺のビルの端に貼り付けた札から茨のバリスタが展開される。

「放てローズバリスタ!」


その言葉と共に蔓が発射され、龍に絡みつく。

「今のってもしかして()()()()()()か?」

「お、来ましたか兄弟子。そうなんすよ俺サブ職業錬金術師なんで」

「いやそんなことよりミサイルきてる!」


焦ったような言葉とは裏腹に、冷静に空中で打ち壊す梅酒侍G。取りこぼしたのも合流したA2が破壊した。

「とりあえず情報交換だけど、目が弱点なのかあいつ」

「確かに普通に攻撃を通せますけど目に当てた方がダメージはデカそうですね」

「ケドあまり気にシテも皆さん的には意味ナイですね」

「そこ以外ダメージ入らないなら考えるけどねー」

「ちょっとハバキリ!次来てる」


目を見開いた龍がコチラに口を広げて、ビームを放った。
















「いや太い!」

「マッタクデス!」


咄嗟に自分たちの周囲の床を斬り、下の階に潜り込んで避けたが、なかなかに太いビームだった。

「機動性奪うつもりだったのに、今のでバリスタ全部焼き切れちゃったよ」


ガッカリしているバンブスターを他所に如何にも会社のオフィスな見た目の部屋の窓越しに龍が爪を突っ込む。

「アッブネ!」

デスクを飛び越え爪を避けつつ、抜き取った時にできた穴を通って頭を狙う。


だが、下半身のジェットを噴射させた回転で頭が遠のく。それどころか回転で生まれた風圧で押し返される。

「クソッ!届かねえ!」

「おかえり兄弟子」


押し返された勢いで元の階に戻された。そこに目掛けて腰部のミサイルが飛ばされる。

「ヤッベ耐久値結構削れたんだけど!」


松茸王がガードに入ったが、盾がボロボロになっている。

「防御バフスキルかけまくっててもコレとかシャレになんねえんだけど!」

「松、盾あと何個ある?」

「今の含めて大盾5に小盾8ですけどココまででまだ使ってないのは大盾2個!」


うわあ結構マズい。

正直コッチの刀も割と削れていってるし、他のみんなも同じ感じだ。

「センジュ、速攻で武器治せるか?」

「速攻はさすがに無理だけど時間とマナポーションがあれば行ける!」


そいつは上々!

「お前ら耐久値やばい武器はセンジュに渡しとけ!」

「でも武器がなければどうすれば?」


そんなこと言う梅酒には、拳を差し出す。

「アッハイ」

「俺はまだアイテムあるんで援護続けますね」


後衛タイプなだけにあまり消耗の少ないバンが窓際に立って応戦する。

「てかA2どこだ?」

「「「あっ」」」

「って兄弟子、A2さんが!」


次回A2死す!

デュエルスタンバイ!












嘘です

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