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現代の武人は仮想世界を無双する  作者: カンナトウジ
2章:集いし戦士と龍の群
33/120

PvP中盤戦………そして

さてさて早速フラグを立てていく


どれも面倒だが、ショットガンが1番面倒くさい。バイク走らせてるときは弾を撃ち落としにくい銃だ。


ということで、手榴弾持ち上げたら思いの外早くコチラに銃を向けてきた。

だが距離が近いため思うように動けない。このままじゃあ最悪自分たちも巻き添えでドカンだ。


システム上、プレイヤーはHPが全損すると数十秒間体が残る。その間に倒れたプレイヤーを調べることで所持品を奪うことが出来るのだが、爆破などHP全損で体が残らない場合がある。その場合は所持品を奪えないので、簒奪目的のPKerは爆弾を警戒しやすいらしい。


少なくとも、目の前のやつはそういうことを理解している手合いだ。

ソレを気にして離れようとしたドライバーの反応を見て即座に進行方向に投げ込む。


が、案外ショットガン持ちが上手い。空中に飛んでいるソレを撃ち落とす。ダメージを受けたとしても耐えきれた距離だろう。


「でもコレ今見えてないよね」


引きずっていたプレイヤーを盾にして爆発に突っ込む。鎧を着込んでくれているので凄い受けに回ってくれている。マジでありがとう!


そしてそのまま突っ込む。

「うわっ!?」

「エグッ!?」


ものの見事にぶつかった。向こうが倒れ、コチラが乗り上げる形になったのでついでに一発斬撃を加えてバイクを真っ二つにする。


「あ、ワタシチャン大盾持ってたでゴザル」


オイ今なんか後ろから衝撃的な言葉が聞こえたぞ。さらにその後ろから爆発音が聞こえたぞ。


お前がプレイヤー盾にしてたのあんま意味なくなるじゃん。

ショットガン持ちにどう対抗するか考えてたのに。


マジでいろいろ言いたいことあるけど、さっきから残ったサブマシンガン使いが撃ってきてる。

コッチはまだ楽。というかミストが出し忘れていた大盾を展開して上手く当たらずに済んでいる。


だがソレよりも

「…!!?ミスト、手榴弾!!!」


前方のバギーから身を乗り出した奴がコチラにロケットランチャーを向けている。

「サッサとぶっ飛べ!」


意外とコチラの脅威を一瞬で再認識しやがったな。倒しづらいからといって、爆破でもいいから一撃で終わらせようとする方針に変更してきた。


「冴えてるな」

狙って撃ってきたけど、アレ多分ホーミング機能があるはずだ。

コッチに飛んできているからこそ狙いやすい。


ミストハイドから渡された手榴弾をこっちに来る弾の近くに投げつける。


弾のそばで爆発することで狙いが逸れ………

「「えちょああああぁぁぁぁ!!!」」


さっきまで並走していた隣のバイクに直撃した。

「「ええぇっ………」」


流石に呆気ない。向こうも手が止まってるよ。


まあ止まってくれるならありがたい。


一気に距離を詰めて、隣接したところでミストが飛び込み、俺は体を出してたロケラン持ちの胸ぐらを掴んで引き摺り出す。

「ちょっなん、アベばちょっっっ?!」


引き摺り出したバギーのタイヤに頭から突っ込ませる。見事に良い子には見せられないスプラッタな惨状となった。


「セーの!」

そのタイミングで、飛び乗っていたミストは、取り出した槍で運転手ごとバギーを突き刺した。


そして前のめりにいきなり急ブレーキしたバギーの勢いに任せて俺の後ろに座る。

「アレ回収しなくていいのか?」


ちょっとお高そうな槍だけども置いていってった。

「あの槍は爆弾武器と言いましてね、振るったら爆発するのでゴザルよ」

説明が終わったタイミングで確かに爆発した。


オゥヤッバ〜イ

「ハバキリたちヤバくね?」

気付いたかセンジュよ。けどこれくらいやった方がいいと思うのよ。


接近戦でやってきた奴らを軽くあしらいながら、先を見据える。

まだまだ先は長そうだねぇ。


悲しいお知らせじゃがここでカーチェイスバトルはおしまいじゃ

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