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現代の武人は仮想世界を無双する  作者: カンナトウジ
1章:鉄打つ乙女と次元の龍
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次元を超えて行け!決着

タイミング的な問題で連投になってきた。


ついに光の線が現れる。その道筋は




()()()


光の線が俺を捕えた。それと共に2人ともこちらに向き直る。


ココで少し解説しておこう。

今ホライドラスターがやろうとしている突撃は、いわばレールガンのようなスピードで飛んでくる飛行機だ。超高速の弾を射出するレールガンと、大勢の人や荷物を乗せて空を飛べるほどの大質量の飛行機。

正直自慢にはなるが、それぞれを斬ったことはあるが、そのハイブリットともなるヤツを斬るのは難しい。というか硬さなら飛行機なんてへでもないので、まずコッチの刀が折れる。


故にやるのは、受け流しだ。別方向に力を入れて上手くひっくり返させる。


光が強まり、龍が突撃してきた。


一直線にこちらに向かってくる。よく視て、頭のある一点を認識

「そこぉっ!!!」

一刀流・黄泉御月を上段から下段に行くように放つ。

狙ったのは顎の部分。攻撃のしすぎで少し欠けているが、元々はそれなりにとんがっていた部分だ。


突きが当たり、それと同時に前方に入り込み突き通し地面に頭を突き込む。だが、コレだけでは足りない。この巨体をひっくり返す分の上へと持ち上げる力が足りない。ならばそれは

風旋(ふうせん)!」

いつのまにか腹部に入り込んだミストが、回転を付けてアッパーカットを仕掛けた。

コレで充分。


頭を地面に突き込まれ、体を宙に打ち上げられ、バランスを完全に崩すが、突撃した勢いが完全に消えたわけではない。


体がひっくり返りながらもそのまま滑っていったホライドラスターは壁に激突し悲痛な鳴き声をする。その状態なら逆鱗が丸見えとなっているが、

「さて、最後は儂が頂こう」

その無防備となった龍のもとに、仙女ババアが飛び込む。

「さあ受け取るがいい。⦅仙技(せんぎ):龍樹(りゅうじゅ)⦆!」


その右手に、龍の首が8つ生え出し、仙女ババアが逆鱗に拳を入れた瞬間、その位置に龍の首が次々と突撃する。

「アレが仙女ババアの持ってるスキルか」

それら全てがダメージとして入り、龍が今までとは違う絶叫を上げる。そして力無く脚がだらんと地に着く。




番来龍(ナンバーズ)』シリーズ:No.4次元龍ホライドラスター討伐完了

〈条件を満たしたプレイヤーはアイテム:次元龍の鱗を手に入れました〉

〈条件を満たしたプレイヤーはアイテム:次元龍の角を獲得しました〉

〈条件を満たしたプレイヤーはアイテム:次元龍の逆鱗を手に入れました〉

〈称号:伝説を紡ぐものを獲得しました〉

〈称号:ドラゴンスレイヤーを獲得しました〉

〈称号:次元を越える者を獲得しました〉

〈ワールドアナウンス: No.4次元龍ホライドラスターが討伐されました〉

〈討伐者は仙凛、ハバキリ、Misthideの3名です〉

〈コレからも伝説を紡ぐものが現れることを運営一同応援しています〉




とある街で褐色の女が笑い出す。

「ハッハッハッハッハッ、マサカマサカもう昨日デスけどユニークのいる場所を教えたばかりデショウに」


その隠す気もないくらいの野太く男らしい声を上げる女は、とても楽しそうにある方向を見る。

「仙女サンが絡むとワタシの占いの遥か上を行くのは面白い者ですね」




とある森の中で1人のプレイヤーと1人のプレイヤーが戦っていた。

「ン?ワールドアナウンスか」

仮面を付けた女性のように高い声を出す男は、アナウンスを聞きながらも相手プレイヤーの振り翳した斧を避けて


「大鷲」


その言葉と共に足元が光出す。瞬間青白い大鷲のような何かが光の中から現れ、相手プレイヤーの喉元に爪を掻き立てる。

「クソ野郎が!」

そう言い放ち半ば宙吊りになった相手を無視して男はアナウンス内容を確認する。


「プレイヤーは仙女様がいるならこのハバキリってプレイヤーは」

相手が誰か気付いてか仮面越しでも楽しそうに笑う。それと同時に宙吊りだったプレイヤーは動かなくなり、地面に落ちる。

「いよいよ彼も来たんだ。これからとんでもないことが始まりそうだね!」

と、どこかへと歩き出す。()()()()()P()N()を頭上に晒し、倒れたプレイヤーの山を背にして


「あ、倒したプレイヤーのアイテムは………まあ良いか」




「ohーワールドアナウンスが来ましたか」

「どうせまた仙女様がユニーク倒したとかじゃね?」

「いやマテG!今回は3人だぞ」

「確かにPNにGって入れてるけどそっちで呼ぶのやめてくんない?」

「仙女様と一緒に戦ったプレイヤーにハバキリってのがいるんだけど」

「wow!ソレってもしやキリ…」

「JJさんココではリアルの名前は伏せてあげて」

「マジかよ兄弟子来たのか!」

「これからとんでもないことになりそうだね!」

「どちらかと言うと………波乱の幕開け?」

「イヤー皆さん楽しそうですネ」




一方討伐した3人はというと

「帰るまでが遠足とはいうけど」

「ハリィィィィィィアアアァァァァァァップ!!!」

「コヤツらは残っておったのよなぁ」

「てか今もう日本時間午前3時じゃん!さっさと報告済ませねえと」

疲れ気味なやつと絶叫するやつで勝利の余韻など残っていなかった。


祝ドラゴンスレイヤーゲット!

チョイと称号の解説

伝説を紡ぐもの:

シリーズ系のユニークモンスター討伐でもらえる称号


ドラゴンスレイヤー:

龍種のユニークモンスター討伐でもらえる称号


次元を越える者

No.4次元龍討伐でもらえる称号




なんか突っ込まれそうなので一応言っておくが

ミストハイドの攻撃大手裏剣じゃなくてハンマーで攻撃した方がよくね?って思った人。

正直言うと、ミストハイドは打撃より斬撃メインの戦法が得意なのです。


あと仙凛の使った⦅仙技:龍樹⦆はゲーム内のスキルです。

どれが伝わるかとかわかるようにスキルは⦅⦆で囲います。

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