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現代の武人は仮想世界を無双する  作者: カンナトウジ
1章:鉄打つ乙女と次元の龍
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次元を超えて行け!6

編集忘れてた。

待ち望んでいた人たちすまない。


さっきまでよりもブレスの感覚が短くなっている。

そんで両方の爪に尻尾、牙をブレスの合間や揺動のために叩き込んでくる。さらには、ブレスを曲げるだけだった鱗を完全に操ってドローンよろしく飛ばしてきている。


単純に手数が多くなった。


「全方位から銃撃された方が優しいな」

「仮にそんなマネするヤツは素人じゃろうて」

ソウダネーデモ案外やるヤツらはいるんですよ。


あ、ミストのヤツいつのまにか頭まで到達してやがる。

「セーノーッドーーーン!!!」

うわぁ創作で見るブースターの付いてるハンマーだ!ジェット噴射で推進力上げる武器じゃんカッケェ!!!

そしてソレを龍の顔面に叩きつけたの流石に痛そう。


ヒビは広がった。

ソレでも頭は砕けません。


舌打ちしつつ、俺もブレスを回避して顔面に飛び込む。人の胴体巻き込めるくらいのデカさがあるから、ちゃんと避けないといけないの減速しちゃうし地味にメンドイな。

集中、そして突き通す!

「一刀流・黄泉御月(よみおづき)

突き系統の技。その中でも、1番貫通力が高い故にあまり人前では使えなかった技だ。竹刀デモ、あたりどころ次第では()()()()()()()()()()


ヒビが更に広がった。

ソレでも頭は砕けません。

えー


「あーコレ多分()()()()()()()()()()()()()()()()ということで次へ行けるヤツやもしれんのう」

と、仙女ババアが呟いた。

そういうのもあるのか。

「まあコレでは終わらんじゃろうし」

手持ちの棍で思い切りぶん殴る。


ヒビが更に広がった。

ソレでも頭は砕けません。


だがしかし、今仙女ババアは無視できない可能性を示した。

コレ一定回数攻撃を加えるヤツだと。その時点で3人とも同じ考えを持っていた。

最後の一撃は自分が加えたい!


3人とも何やかんや似たもの同士なんだよなー




そしてその時がくる。

今までに1番デカい音でヒビが入る。


次で終わる。そうとしか思えないものを見た3人とも一斉に走り出す。


「何度飛ばしてると思ってんだ!もう読めてんだよ!」

跳ね返ってきたブレスをスライディングでくぐり、


「自由に飛び回るといっても、弾丸より遅いなら十分避けられるでゴザルよ」

飛んでくる鱗を駆け抜け、


「精度は良い。じゃが巨体ゆえに大きく出てしまっておるのう」

振り下ろされる爪を飛び越え、


ついに3人とも頭にたどり着く。


刀を振り上げ、ハンマーを振り上げ、根を振り上げ、

何故か3人とも同じように大上段から攻撃を加える。

「「「砕けろっ!!!」」」

衝撃から地に頭から落下すると同時に、飛び交っていた鱗が勢いを失い落ちる。


「ヨッシ入った!アッまだ角落とせてないような」

「落ち着け、まだ次があるであろうに」


そうだ、流石に今の状況で終わるのはダサい(見た目的な意味で)。

「Vvvvvoooooooaaaaa!!!」

咆哮とともに、頭のうろこが剥がれる。かと思いきや

「なんか、()()()()()()()()()()()()()()でゴザルけど!?」

「あの黒い姿が最後ってわけじゃないのか」

「じゃがコレでは黒いだけの姿を拝めんじゃろうて」


ソレもそうだ。正直完全に真っ黒な姿のヤツと戦いたい気持ちはあった。なんかドラゴンって黒いイメージあるし。

そんなことを考えていることも知らずに、ホライドラスターの方は顔の鱗はもう剥がれたが、そこから更にヒビが入り、ヒビから青い光が差し込む。

ソレに呼応するようにマグマのように赤くドロドロになっていた壁が、硬質な青白い光を放つ壁となる。


そして形態変化が終了したらしいその姿は、青黒く鱗のようにヒビが広がり、龍であった。


「コレでラストバトルかな?」

「レッツラストスパートでゴザル」


ソウダネ。

レッツラストスパートだ!


桐谷もステラも凛花の影響を受けて育っているため3人ともどこかで同じような行動をすることがある。


ホライドラスター第五形態には、一定以上のダメージを一定回数与えることで頭の鱗を破壊することと、十分なダメージをホライドラスター自体に与えることが必要条件とされているので、この3人はダメージを与えすぎたことで鱗のない姿との戦闘が、できなかったのだ。

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