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現代の武人は仮想世界を無双する  作者: カンナトウジ
1章:鉄打つ乙女と次元の龍
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次元を超えて行け!5

若干巻きになってるかも………でも今後の描写が面倒になりそうなので巻けそうなところは巻いていく


「全部取れたでゴザルよね?」

「ウーン全部取れたと思うぞ」


ミストが鱗を回収しきった。そう飛んできている鱗は全部回収できたのだが

「頭以外黒で頭は虹色ってなんでや?」

首周りもあのデカめの鱗で構成されていて、どうやって首動かしてるのかとかちょっと気になっていたのだが、流石に頭部分にそんな鱗はない。そのため頭以外の鱗がなくなった結果、頭は虹色に光り、それ以外は黒い皮膚を見せているというなんとも面白い見た目になっているのだ。


「ナチュラルにダサいでゴザル」

創造主(流星院芽衣のバカ野郎)よ、なぜこうなるようにデザインした、誰が望んでこうなったんや」

「流石に少し笑えてくるのじゃが、こうまでしても破壊できる気がせんのじゃよ」

仙女ババアがそばに停まる。そもそも今鱗を全部取った後なぜか動かなくなり、ダメージも受けつけない状態なのだ。


「頭もだけどここから何を待てと言うんだ?」

さあ、と正直現実ではまず現れないような隙に思案していると


「Vvvvvvoooooooo!!!」

いきなり咆哮しだした。


そして動き出す。

「くるでゴザルか」

「「イヤ違う!!!」」

俺と仙女ババアが気づいた。


コイツは待っていたのだ、ゾンビ共が出てくるのを。


入り口部分に頭からダイブする。

「まさかなあ」

「そうとしか言えん状況じゃな。ゾンビ共は次元龍の傀儡ではなく」

()()なのだと。


口に入ったもの以外は無惨に飛び散り、頬張っているヤツを一気に噛み砕く。


その瞬間、体に一気に鱗が生えた。

「「「嘘でしょ?」」」

思わずそう口に出る。


だが仕方ない。限りなくリアルの法則性と同じように要素付けてあるとはいえ、ゲームである以上コレはアリなのだ。


さらには

『ホライドラスター:暴走化』

というテロップが浮かび上がる。


「暴走化?」

「あのように出ておるが状態異常のようなものじゃ」

「簡単に言うとヘイトが取れなくなり、見えたヤツに攻撃を与えようとするのでゴザルよ!」


ナルホドナルホド


「ソレって何か問題ある?」

「「イヤ全然」」

「寧ろさっきみたく役割分担する必要が無くなったでゴザル」

「こっちの方がヘイト管理する必要なぞ無くなるものじゃ。すなわち自由に狩ってしまえばよい」


ああうん分かってた。相手が無駄な思考を省いて見えてるヤツを狙うなら、ただ単に戦える。


ヒーラーが、回復して全然死なないからさっさとヒーラーを倒すというゲームでの定石な戦法ではなく、眼前にいるヤツ全員相手取るという戦法。


嫌いじゃない、というかメチャクチャ好きだ。今まで若干作業ゲー感覚になっていたが、ここに来てソレが覆るようになった。まあまだ鱗取りをする必要はでてきたがそれでも

「ヒヒッ、最高だな!」

ヤッパリ戦うならぶつかり合わなくてどうするよ。


向こうもコッチも、同時に動きだした。


ホライドラスターは体を丸め、先程までよりも多くの鱗を飛ばし、同時にさまざまな方向にブレスを放ってから飛び立つ。

左右前後上、俺たちはほぼ全ての方向から向かってくるブレスを避けながら前進しつつ、鱗を回収する。


「危ないのう」

バイクでの移動と機動性はもう必要ないと思ってか、鱗を取りつつ走り抜ける仙凛が前に出る。


「仙気・回!」

腕を回すいなしの技。どちらかというと空手道の技のはずだが、ソレを用いてブレスをかき消した。

しかも()()()()()()()()のを


「「嘘でしょ!?」」

確かに理論上は、腕の回転を利用して向かってくる炎をかき消すことは可能らしい。

だがソレよりも確実に強力なブレスをかき消せるものかと思うこともなく、できないだろうと思う。

そもそも至る方向からブレスが飛んできてるのにその全てを拾うようにしてやりやがった!


「アチチッ…ホレ、今度はおぬしらの番じゃぞ」

極め付けにコレだ。


まあやるしか無いが、俺はここで1つ策を思い付く。

「…まあとりあえずは張り付かないとどうにもならんのだけど」

鱗を回収しつつそう思っていると、ホライドラスターが仙女ババアに向かって爪を振りかざす。


簡単に避けているが、龍の爪は続け様に俺に向かってきた。

「ハッ!チャンス到来だな!」

横薙ぎの爪の斬撃を飛び越え、そのまま通り過ぎようとする。だが、体高がデカい故の攻撃の隙ができる。


そこに刀ではなく、坑道に向かう前にクロムから貰っていた()()を取り出す。

「隙間を狙うならこっちでしょ」

通り過ぎるタイミングに合わせて、鱗の隙間に鶴橋の先を突っ込み付け根の部分に突き立てる。


「お、ダメージエフェクトも出てくるとは思わなかったな」

上手く鶴橋を突き立てたことで、いくつかの鱗を剥がすことに成功した。しかもダメージエフェクト付きなら儲けもんだ。


続いてミストが、俺が剥がした部分に手を突っ込み

風穿(フーガ)!」

ミストハイド、もといステラの忍術の基本技にして多分1番使い勝手のいい技だ。本来は、貫手で相手の体内にまで届かせる技であり、慣れていれば武器越しにもできるらしく、ミストは短刀で打ち込んだ。


けどまあ

「コレ先にオダイカンサマみたく鶴橋で鱗剥がした方が速くいでゴザルネ?」


ダヨネー。


ミストの言う通り、鱗を剥がすと言う行為をメインにしていれば攻撃を避けて鶴橋で剥がすのが1番だ。そもそもここまで一気に剥がれるとは思ってもいなかったのだが

「ソレもそうじゃな。儂はこの棍の先でいい感じに出来そうじゃが、ミストの方は鶴橋を持っておるのかえ?」


仙女ババアの持つユニーク武器:空震白虎は、形状の問題で棍武器だが先っぽがL字になるように牙のようなものが付いている武器だ。まさかの今この状況にぴったりな武器と言える。


「私チャンも良いの持ってるでゴザルよ!」

と影の中から鶴橋を取り出したのを見て


「ヨシッ、童共!鶴橋は持ったな!」


何見たかは置いといて言いたかったのか掛け声を上げた。

そしてその声に従い、敵に突っ込んで行く。




結果割と速く鱗を半分まで剥がした。


「あ、あのーオダイカンサマ、コレ、また来ないでゴザルヨネ」

マジで懇願気味になっちゃってるよこの子。


「安心しろと言うべきかはともかく、今回は別っぽそうだ」


ビシィッ!!!とホライドラスターの顔部分にヒビが入る。

「ホウ、どうやら顔も破壊して問題ないようじゃな」

「というか次の形態は鱗全部剥がして顔も破壊するってところか、イヤ違う!」


ホライドラスターが、残った鱗を全部剥がした。だが、ソレら全てが空中に留まる。

そしてさっきのように周囲の鱗目掛けてブレスを放つ。さらにいくつかの鱗が、こちら側の周囲に移動してきた。


()()()()()()()()()()()のか」

「なれば今は頭の破壊くらいのものか!」

「というかコレまさか普通に鱗が突っ込んでくるでゴザルか?!」


先程以上の全方位のブレスに、鱗が襲いかかってくる。


「ハハッ、キツイな!」


お前その顔引っぺがして全部丸裸にしてやる!!!


部下みたいなやつを食って超回復&強化する………なんかそんな奴いた気がするな。


ちなみに鶴橋などでの鱗取りはここまでの戦闘においてのおすすめの攻略法。正確には鱗の接合部に刃物などを突っ込めればなんだっていい感じ。

けど今回から入った第四形態からは必要なくなる故…ハバキリ君は気付くのが遅かった模様。

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