表示調整
閉じる
挿絵表示切替ボタン
▼配色
▼行間
▼文字サイズ
▼メニューバー
×閉じる

ブックマークに追加しました

設定
0/400
設定を保存しました
エラーが発生しました
※文字以内
ブックマークを解除しました。

エラーが発生しました。

エラーの原因がわからない場合はヘルプセンターをご確認ください。

ブックマーク機能を使うにはログインしてください。
現代の武人は仮想世界を無双する  作者: カンナトウジ
1章:鉄打つ乙女と次元の龍
17/120

次元を超えて行け!

今回より、ユニークモンスターとの戦闘開始です。

多分15話前後くらいで終わると思う。


さて、ココが次元龍とかいうやつの居場所のはずだが

「アレかな?」

「寝ているでゴザルね」

「こうやってみると可愛らしさを覚えるのう」

迫力はあるけどな。現状は、銀色のトゲトゲした毛玉が膨らんだり萎んだりしているという見た目しかしていないが、3人ともなんとなく感じている。


アレは強いと………


「てかさっきまでプレイヤーとやり合ってたんだよな?」

「すぐに寝たんじゃろ」

「寝息立てるの早過ぎでゴザルよ」


まあそうならそうと…今3人ともやろうとしていることが同じなようでちょっと笑えた。

「それじゃあせーのーでっ」


寝起きドッキリの時間だ!


「裏瓶」

「一刀流・天照黎明断」

「仙気・砕」

それぞれ威力が高いか素通しできる技を使う。


………果たして、3人分の攻撃が当たったが


「グギアアアァァァァァァッ!!!」

と耳を劈くような咆哮を上げる。


「ちょっと待てコレ鼓膜潰れない?」

「イヤそれは大丈夫じゃ、このゲームデバイス自体は肉体への影響がほとんど出ないようになっておる」

「それでも爆発が起きたような感覚でゴザルよ!」

確かにキツい。あの鼓膜が響きすぎて痛みを覚える感じと似ている。


そして立ち上がったホライドラスターだが、ヤツの立ち上がりと同時に周囲がさっきの大坑道と同じくらい明るくなる(そんで熱くなる)。

さらに光の反射でか、体が虹色に光りだす。

「なにアレ無敵状態!?」

「コヤツユニークモンスターじゃし、それくらいあってもおかしくなかろう」

まあ虹色は、無敵っぽそうなんだよな~…てか空中で体を丸め始めたぞ!


「いきなり全体攻撃か!!!」

体全体から何かを飛ばしてきた。いきなり衝撃波とか出ないだけマシだが、くらったらひとたまりもないんじゃないだろうか。全員避ける分にはなんの問題もなかったが


「鱗を飛ばしてきたのか」

「鱗が剥がれた部分は皮膚が見えておるようじゃが、もしや」

「鱗の部分は無敵というわけでゴザルか?」

どうもそんな感じがしてきたぞ。相手最高難易度のユニークだし、他になにかがあってもおかしくない。


そして次に来たのが

「龍だからこそのブレス攻撃でゴザルね!」


ちょっとロマン出てくるな。龍といえばブレス。仙女ババアに教えられた龍には、あって当然のもの。それが今飛んでくるとは…てかコレ当たらなくね?


ブレスが誰にも当たるはずのない位置に飛んだ。その位置は

「鱗狙いってもしや!」

飛んで行ったブレスが、鱗に着弾すると吸収されたかのように鱗に吸われていき


「避けよミストハイド!」

これ見よがしに、鱗の剥がれた部分に攻撃を仕掛けようとしたミストハイドの方にブレスが放たれた。

「っ、!!!」

ミストハイドも遅ればせながらそれに気付き、間一髪で避ける。

「な、なるほど。ブレスを鱗で好きな方向に跳ね返してるでゴザルね」

「そういうことだな。あ、しかもあれ見ろ!」


一度後退したミストハイドと分析をしていると跳ね返した鱗が元あった位置まで戻る。

「こっちで破壊なりなんなりしないとまた装甲纏ってくる感じか」

「そのようじゃな………っと」

ちょっと離れていた仙女ババアもそばまできた。


「鱗の破壊とか揺動とか役割分担しないとダメそうだな」

「では儂が揺動をこなしておこうかのう」

「じゃあ俺とミストで鱗の破壊をしてみるか。可能なら攻撃も加えてみよ」

「あんまりやり過ぎるとコッチにヘイトが向くでゴザルよ」

分かってるけど攻撃したいじゃんとは言わないでおこう。軽く頷きながらも、あることに気付く

「そういえばアイツずっと飛んでるけど、攻撃届くの?」


そう、さっきからあの龍空中に飛んでいて全然降りてくる気配がない。しかもココ自体が結構な広い空間のため、相手は不自由なく飛んでいる。


俺たちには、一応でも遠距離技を持っていないわけではないが、避けられるか逸らされるだろう。

「なーに問題ない。儂にはコレがある」

と言って仙女ババアが、インベントリから緑青色のバイクを出す。

「コレってちょっと前に言っていたバイクか」

「そうじゃ。コヤツの名は「廻隣青龍」というMP消費で雷の道を作ることで壁や天井どころか空中も足れるんじゃ」

なるほどユニークモンスターのバイクか。それよりも、さっきから全方位から飛んできてるブレスをバイク持ち上げながら避けてる仙女ババアの方に注目が、行くのだがそんな暇もなく


「仙女サマオダイカンサマ!ヤツの鱗が全て戻ったでゴザル!」

「想定通りならまた体を、ってやっぱり丸めたか」

「では作戦開始じゃな。気張れよ童たちよ!」


「応!」

「Yeah!」




そしてまた鱗が飛んでくる。


「廻隣青龍」

見た目は、仮〇ライダー龍〇に出てくるドラ〇ランザーバイクモードが緑青色になった感じ。

最高時速300kmで8万㎞進めるだけのMPバッテリーがある。さらに、バッテリーまたは搭乗者のMP消費で雷の道を作り、壁や天井、空中でさえも駆け回ることができる。

この雷を利用して敵を拘束することもできる。

評価をするにはログインしてください。
ブックマークに追加
ブックマーク機能を使うにはログインしてください。
― 新着の感想 ―
このエピソードに感想はまだ書かれていません。
感想一覧
+注意+

特に記載なき場合、掲載されている作品はすべてフィクションであり実在の人物・団体等とは一切関係ありません。
特に記載なき場合、掲載されている作品の著作権は作者にあります(一部作品除く)。
作者以外の方による作品の引用を超える無断転載は禁止しており、行った場合、著作権法の違反となります。

この作品はリンクフリーです。ご自由にリンク(紹介)してください。
この作品はスマートフォン対応です。スマートフォンかパソコンかを自動で判別し、適切なページを表示します。

↑ページトップへ