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次は私が婚約破棄をされる番ですが、なぜか私はされません。どうやらずっと前にロックオンされてました

「さあ、リリアム様。私たちと同じように、この女にも結婚破棄を告げて下さい」

 侯爵家の嫡男、リリアム・クロッカスに婚約破棄をされたカナリア・ホーリックは、同じくリリアムに婚約破棄された令嬢たちを伴って、ロメリア・グレイスの前にやって来た。カナリアはリリアムにロメリアとの婚約を破棄するように告げる。しかも、時は舞踏会の真っ最中。
 
 ロメリアは、ギャラリーが多い中で見せしめのように言葉が告げられた事が嫌だった。また、自分が知らない情報を理由に、リリアムと結婚出来ない事をカナリアに言われるのも嫌だった。昨日まで幸せの絶頂だったのに、気分はまるで崖から突き落とされたような気分。次に婚約破棄される番は、ロメリアなのだ。
 
 感傷に浸り、ふと思い返す。ロメリアがリリアムとどう出会い、どのようにして婚約する仲になったのかを一つ、一つ、確認するように。
 
 その後、ロメリアは反撃して事件を起こすが、婚約破棄はされなかった。さらに、尋問過程で聖女である事が分かる。リリアムと結婚できる身分も同時に手に入れたが、舞踏会事件の名誉挽回をしないと王家の許可が下りず、平民貴族からも結婚の祝福は得られない。

 ロメリアは結婚の為に聖女の名誉挽回をしていくが、段々と自分の役割を理解し、聖女としての自覚が芽生えくる。

 そんな時、事件はまた起きてしまった。宮廷仮面舞踏会で魔物が宮廷を襲い、時を同じくして、親友セリアンヌは新興貴族の娘から貶められようとしていた。その二つの事件両方に、小さな四角い箱が関わっていると気付いたロメリア。

 新たな悪役令嬢のマリス・シュリントンはこの世界は乙女ゲームだと言うが、ロメリアはそれに対して意外な発言をして終わらせる。無事、事件を解決し、ロメリアは王家に結婚を認められるようになるのか!?


*十六話目~で冒頭部分回収。
*微ざまぁ(主人公は周りに恵まれています。胸糞はありません。だから“微”ざまぁです) 
*乙女ゲームという単語が一部(最後の方で)出てきますが、本編は乙女ゲームとして見ない方が良いと思います。
第一章
出会い
2022/02/10 22:08
舞踏会①
2022/02/11 07:25
舞踏会②
2022/02/11 09:38
生い立ち
2022/02/12 09:44
エリオット・グレイス
2022/02/12 10:10
舞踏会、再び①
2022/02/13 10:24
舞踏会、再び②
2022/02/14 06:55
ティータイム
2022/02/15 07:41
セリアンヌ・シュタベル
2022/02/15 12:55
5年前①
2022/02/17 06:09
5年前②/婚約
2022/02/18 06:49
手紙
2022/02/19 06:57
幸せ
2022/02/20 08:33
不穏の足音
2022/02/21 08:45
幸せでした
2022/02/22 07:52
高貴なる者
2022/02/22 07:53
尋問①
2022/02/23 07:58
尋問②
2022/02/24 08:41
第一章、最終話
2022/02/25 07:27
第二章
聖女の何でも相談所
2022/03/04 07:53
聖女の仕事
2022/03/05 00:20
不吉
2022/03/05 11:36
華やかな時間
2022/03/05 13:22
宮廷仮面舞踏会①
2022/03/06 09:53
カナリア・ホーリック②
2022/03/08 06:46
宮廷仮面舞踏会⑤
2022/03/10 08:05
結婚式
2022/03/13 10:13
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