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作者: 犬日目

つまり


めがみの持つ秤に


すずめの泪と


ひかりの鰐と


あまやかな環


ひそむ袋果を


さむざむ載せて


かたむきを予測したら


わたくしはそこ迄で


まぶたを


あおあお永遠に


とざしたの



解答は盲目的群像的に


毀れたり癒ったり


しつつも


色をしめしそこねた


つまり


「葉は森のなかに


うしなわれる」


つまり


「秤はうしなうために


ものを載せて


傾くの


でしょか」


つまり


ひらたく


いうなら


「戀には色もかたちも無いし


宇宙そのものが


絵空事だったり」


つまり


めがみはあめのなか


だったり





ではないか


つまり


そんなことはどでも良い


つまり


空を秤に載せて


海を秤に載せて


體を


骨を


焱を


水を


載せて


載せっぱなしで


それをポケットに入れて


「カフェテラスで


ふゆのあめを


みようよ


寒さを嘆きながら


寒さを嗤いながら


寒さをけ飛ばしながら


け飛ばした寒さに絡まりながら」


つまり


秤の傾きは


ポケットのなか


答はデニムのくらいふかい


さむざむあおあお薮のなか


わたくしは


つゆしらない


つまり


つゆさえしらない


袋果と泪と鰐と環の


つまり


秤の


つまり


かたむく傾きを


つまり


「あかあか


ひかる


色を戀を」


つま



つまり、


了。

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