【揺花草子。】〈その383:年の瀬に寄せて。(その2)〉
Bさん「さぁさぁ阿部さん。いよいよ大晦日ですよ。」
Aさん「そうですなぁブリジットさん。」
Bさん「と言うわけで毎年恒例・今年を振り返ろうのコーナー!」
Aさん「恒例って、まだ2回目だけどな。」
Bさん「昨日は阿部さんのこの1年のハナシを聞いたよね。」
Aさん「そうだったね。
今年もいろいろあったけれども、まぁ、総合的には良い1年だったかなぁなんて。」
Bさん「来年はもっと良い1年になると良いよね!」
Aさん「えっ? う・うん。そうだね、ありがとう。
きみにそんなコト言ってもらえるなんてちょっと意外だよ。」
Bさん「新しい場所でも頑張ってね!」
Aさん「イヤイヤイヤ! イヤイヤイヤイヤ!
ここで頑張るよ!! きみと二人三脚で来年も頑張るよ!」
Bさん「えぇ〜〜〜・・・マジでぇ〜〜〜・・・?」
Aさん「イヤそんな露骨に嫌なカオしないでよ。ちょっと凹むよ。
ところで、じゃぁブリジットはこの1年、どんな年だった?」
Bさん「うーん、そうだなぁ。
・・・正直に言っていい?」
Aさん「え? うん。もちろん。
別に面白いコト言わなきゃいけないみたいな縛りあるワケじゃないし。」
Bさん「あのね。////」
Aさん「う・うん・・・
(なんか急にもじもじし出したけど・・・)」
Bさん「ぼく、ちょっと、丸くなって来てるような気がして。」
Aさん「丸く?」
Bさん「なんて言うんだろうな、言葉遣いとか態度とか?
はじめの頃はさ、ぼくってすごい口調もキツくてさ。性格もキツくて。」
Aさん「はぁ・・・」
Bさん「でも、4期に入ったぐらいの頃から、少し言葉の端々の言い回しとか
阿部さんに対する当たり方とか、変わって来たかもなぁって自分でも思うんだよね。
ちょっと、大概さが減って来てる気がする。」
Aさん「そ・そうかな・・・。
まぁぼくとしてはブリジットが優しくなってくれれば
それだけ被害が減るわけだし・・・。」
Bさん「・・・なんでだと思う?////」
Aさん「えっ?」
Bさん「なんで、ぼく、こんなんなっちゃったのかな?
前はさ、阿部さんと鉛筆削りが道路に落ちてたら
阿部さんには目もくれずに鉛筆削りを拾って帰るぐらいだったのにさ。
今じゃたぶんちょっと迷うもん。
阿部さん拾って帰ろうかな、でも鉛筆削りの方が使い勝手良いしな、いやでもな・・・
ぐらい思うもん。」
Aさん「イヤそこはぼく一択にしてくれよ!!
ぼくだって鉛筆ぐらい削れるよ! 鉛筆削る以外にもいろんな役に立てるよ!!」
Bさん「自分でも良く分かんないんだよね。
なんでかな? どうしてなんだろう・・・?////」




