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りく君は魔物に恋する

先生は、何故合格と言ったか、お分かりですか?


いえ、まったく分かりません先生。


では、お教えましょう。


実は、りく君には、魔物界へ行く為の、準備、試験を受けていただいたのですよ。


試験ですか?


そうです。試験です。


これから魔物界に行くとなると、様々な障害、困難が待ち受けています。


なので、それに対応する能力、精神力が足りているかどうか。


先生が実力を試したのですよ。


そして、


その試験に


りく君は、見事合格したのです。


じゃー、りん!!りんに会えるのですか?!


あれ?


でも、先生泣いてないですか?


こ、これは、う、うれし涙ですよ。


ほんとにー(笑)


ほんとよ!!


すると、先生が俺をゆっくり抱きしめてくれる。


先生?


頑張って行って来るんだよ、りく。


怪我しないようにね、りく。


風邪引かないようにね、りく。


お腹壊さない様にね、りく。


まるで、俺のお母さんの様に何度も心配してくれる先生。


俺は、思わず涙が溢れ出てくる。


すると、先生も目から大粒の涙がポロポロ、ポロポロ


そして旅立って行く俺に、


先生は、大きく手を振り、最後に、


行ってらっしゃい!!


先生の最後の言葉。


先生!!長い間ありがとうございました。


涙が止まらない俺だった。


つづく


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