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りく君は魔物に恋する

死の世界、狭間


マリアがこう尋ねる。


貴方達は、どうしてここへ?


ここは、私が創った架空の世界。


そう簡単には、来られないですよ。


ここへ来たって事は、貴方達は、何か目的があるのですよね。


そうなんです!!


実は、ベルー蘇らしたくて!!


あき!!


それじゃ、マリア様、じゃちんぷんかんぷんよ。


するとマリアさまが、


全てを悟った様に、こうおっしゃる。


どうやら蘇らしたい方がいるのですね。


そぉ、マリアが微笑む。


すると、薄暗闇に覆われて居た、


その草原は、急に明るくなる。


どうやら、お日様が出てきた様ですね。


あきは、思った。


そぅ、ここは、まるで天国の様だなぁ。


そして、いつの間にか、マリア様は、魔法を唱え出す。


あきは、目の前が一瞬、真っ白になり、


はっ!!


ま、マリア様!!


あきが過去を全てを思い出す。


しかし意識が遠のく、あき。


時すでに遅し。


、、、、、、


あきは、見覚えのある洞窟の前でいつの間にか、倒れて居た。


あきは、何故か、とても懐かしい気持ちになる。


どうやら、此処は、あきにとって、見覚えのある場所。


そぅ、ここは、あきの大切な友が眠っているお墓。


あきは、洞窟の中へ、ゆっくり歩いて行く。


ここは、友の墓。


あきは、無言で、


ベルーのお墓の前で黙祷する。


そうか、今日は、ベルーの命日なんだねぇ。


あきは、しっかり覚えている。


、、、、、、


すると突然、


あき!!


えっ!!


お前は、馬鹿なのか(笑)


とても懐かしい声が後ろから、聴こえてくる。


突然、


あきが思わず、


うぇーーん!!


大泣きする。


あき、どうして、泣くかなぁ?


だって!


だって!!


だって!!!


何故なら、昔のままの、元気の姿のベルーが、目の前に立って居たからだ。


いつの間にか、ベルーのお墓は、目の前から消えて居た。


あき兄ちゃん


優しくそう呼ぶ、ベルー。


おやおや、涙が止まらなくなる、あき。


ベルーがあきに思いっきり抱きつく。


あき兄ちゃん!


ベルーも


うぇーん、うぇーん。


泣き出す。


あき兄ちゃん、皆んなは、元気?


うん!元気だよ!


そうかぁー(笑)


ベルーは、ニッコリ。


ところで、どうして、俺は、ここに居るの?


えっ、ベルー!?


覚えてないの?


どうやら、マリア様の魔法は、蘇る代わりに、記憶をほとんど失う様だ。


でも、マリア様は、ベルーと家族の記憶は、残して置いてくださった。


あきは、大喜び(笑)


ありがとう!!


マリア様!!


そして、ベルーを連れて住処に帰宅すると、


突然、パーン!!とクラッカーの音。


扉の向こうには、まりんが立っている。


テーブルの上には、指輪がふたつ。


ダイヤモンドの指輪?


ふっふっふー。


実は、ふたりのダイヤモンドの指輪を作る為だったんだよねぇ(笑)


そうだったんだー!!


ありがとう、はる!


そして、りくは、こう言う。


ばぁちゃんとルシファー様には、逢えた?


えっ?


嘘だよーん(笑)


あー!!


騙したなぁ!!


ごめん、ごめん(笑)


あれから、魔法技術も発展してねぇ。


俺の魔法でベルーを蘇らしたんだよ。


すると、あきは、今までの経緯を、皆んなの前で話す。


えっ?!


ばぁちゃんに会ったって?


何処で?


何寝ぼけてるんだよ!あき!!


皆が笑う。


ホントだもん(涙)


さぁ、


さぁ、皆んなで結婚式のお祝いだ!!

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