りく君は、魔物に恋する
りく君、聴いて。
実は私、魔物界から来ました。
私、1度でもいいから、人間界に来るのが夢だったのです。
でも、人間界へ来る途中、道に迷ってしまいそして、罠に引っかかって、身動きがとれなくなってしまったのです。
すると俺は、神妙な面持ちで、傷跡を確認させてもらっていい?と聞く。
うん!
俺は、傷跡を確認する為、しゃがみ込む。
すると、海の地平線の向こうから、朝日が昇るのが分かる。
朝日が辺り1面を照らす。
とても明るく綺麗な景色が広がる。
うん、大丈夫みたい。
りんは、太陽の光、大丈夫なのか?
すると無言のままの、りん。
どうしたの?
俺は、立ち上がって、りんの横顔をすっと観ると、
ドキ。
突然、りんの目から、つーっと涙が流れ出す。
りん、泣いているの?
うん。
とても綺麗だから。
魔物界では、暗闇が当たり前で、光を1度も感じた事がないの。
すると、りんは、感極まって、また俺に思いっきり、ギュッギュッと抱きつく。
胸が、胸が。
りく君、絶対結婚しようね♡
おーい、いちゃついてるとこ、すみませんが!
あぁ、ごめんね。
ううん。
こちらこそ、ごめんね。
とりあえず、服を着よう、りく君、(笑)
自分の股間を観て、
あっ、俺、すっぽんぽんだった(笑)
思わず、恥ずかしくなる、俺であった。
俺は、学校の寮に戻って、シャワーを浴びてる。
頭をゴシゴシ。
すると、何故か目線を感じる、俺
うんうん、なーるほど。
人間の男性の裸は、そんな作りになってるのかぁー
ひゃー!!と驚く俺。
ねぇ、りく君、りんの裸も観て観て♡
突然、りんがそう言う。
おいおい、そ、れ、は、ちょっと汗
まだ、結婚してないし、デートもしてないし、
ねぇ、りく君、こっち、こっち観て、観てー♡
ドキッ
すると、りんは、いつの間にか上着、そして下着までもぬいでしまってて、裸になっている。
ドキドキ、ドキ、ドキ、
りん、聞いてたかぁ??!!!顔を真っ赤にする俺。
裸のりん、裸のりん、裸のりん
ドキドキ、ドキドキ
妄想が止まらない汗
うっ。
そして思わず、股間をおさえる俺であった。
へぇー、そんな仕組みだったんだ、(笑)
りんは、ニコニコしながら、
りく君、私と一緒にお風呂、入ろうよ♡
駄目、駄目駄目、まだ早い!!
扉をバタンと力強く閉める俺であった。
いつか襲われると身の危険を感じる俺であった(笑)
つづく