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りく君は魔物に恋する

バハムートの弱点


バハムートさん。


バハムートさんが恐れるものってあるのですか?


勿論。


へぇー、知りたいなぁ。


それは、人間の子供でねぇ。


私は、子供達には、傷つける事は、出来ないのです。


どうしてですか?


昔、私は、とても優しい人間の子供に


命を救われましてねぇ。


まだ、私が幼かった頃。


その少年は、敵同士の争いで、瀕死の怪我をおった私を、


そりゃー、


丁寧に丁寧に看病してくれてねぇ。


それから子供には、手が出せなくなってねぇ。


なので、敵が子供達を人質に取ってきた時が一番恐ろしい。


そうだったんですね。


すると雨がザァーと降ってきた。


よし、少し休憩しよう。


するとバハムートは、地上へ降りて行く。


バサッ、


そこは、霧がかかった森。


すぐ傍には、小川が流れている。


りく達は、川の綺麗な水を飲み。


喉の渇きを潤す。


お父さん、ここの森は、霧がとても濃いですね。


とても視界が悪い。


すると、


きゃ、きゃ、


お、お父さん!


今、子供達の影が見えなかった?


いや?!


すると感の鋭い、バハムートがこう言う。


どうやら、私たちは、敵の術中にはまった様だねぇ。


すると、


また、きゃ、きゃ、とまた子供達の声。


すると霧の奥から、


着物を着た子供が数人。


霧の中から飛び跳ねながら現れる。


おじちゃん達何処から来たの?


そして、ニタニタと不気味な笑み。


そして歌を歌い出す


キャキャキャキャキャ!!!


すると後ろからも、


次第に声の数が増えて行く。


りく達は、とても大きな魔力を奥から感じる。


今度は、そう簡単には、退治出来ないだろう。


りくがそう言う。


すると、りくが魔法!!


風の魔法エアロ!!


すると視界が。


あっ、


目の前には、子供達を人質に取った魔物が。


キャキャキャキャキャ!!!


少しでも動いたら、子供達の命はないよ!!


すると、不気味なオーラが大きく。


そして魔物の妖力がどんどん上昇してゆく。


とても邪悪!!


こ、こいつ、ただの魔物じゃないぞ!!


どうやら、神クラスの様だねぇ。


ここは、魔界の中心部。


強い魔物が居てもおかしくない。


こんな魔物がわんさか居るだろうねぇ。


お前達は、逃げるのですよ。


でも、バハムートさんは?


私は、絶対死なないから、大丈夫よ。


でも、


いいから、言うこと聞きなさい!!


すると、りく達の目の前で


魔物は、一瞬で消えドラゴンキラーでバハムートの背中をグサッ!!


何度も、何度も、、


悲鳴をあげるバハムート!


しかし、何も出来ないバハムート。


バタッとその場で倒れるバハムート。


くっ、私は、此処で死ぬのか。


すると、


空から、


突然、


もう1匹のバハムートと更に竜達が大勢現れる。


女王様、大丈夫ですか?


お前達!!


それより、お怪我は?


あまりにもの数に、ビビる魔物。


すると魔物がこう言う。


こ、子供達が、、


ドーーン!!


突然、魔物は、一瞬で灰に。


すると、その子供達は、あっという間に消えてゆく。


するとバハムート王。


お前は、お人好しすぎなんだ!


どうやら、さっきの子供達は、偽物。


そうか、偽物だったかぁ。


良かった。


ニコニコしながら、バハムートは、こう言う。


でも、どうして此処が分かったのじゃ?


人間達が居場所を教えてくれたのですよ。


人間達が?


どうやって?


発信機だよ。


はるがそう言う。


りく達は、鞄の中に発信機がある事を知っていた。


発信機からは、はるの声が、


発信機の場所で、りく達が何処に居るのか分かるのです。


それにお前は、危なかしいし、事前にこっそり着いて来たのじゃ。


なるほどねぇ。

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