りく君は魔物に恋する
お、お母さん、湯加減はどうですか?
もう少し、暑い方がいいかなぁ。
そうですか、そうですか、
あき、しっかり働けよ!
くぅっ、
怒らない、怒らない。
わぁー、お母さんおっぱい大きいねぇ!
そう?
女性は、子供を産むと大きくなるのよ。
へぇー、
すると、あきが隣りで、羨ましいそうに、耳を尖らせて聴く。
これ、私のおっぱいで遊ばないの!!
あははは、
赤ちゃんは、どうしたら、出来るの?
うーん、難しい質問ねぇー。
大人の女性と男性が愛し合うと、出来るのよ。
へぇー、
だから、あなた達もお父さんとお母さんが愛し合ったから産まれて来たのよ。
こらっ、ベルちゃん、そんなとこ触らないで!
くすぐったいでしょう(笑)
そんなとこ、舐めないで!!
ベルちゃん!!
それを聴いていた、あきは、
お、お母さん、僕も、僕も仲間に入れて。
だーめ!
あなたは、男の子なのよ。
まりんだっているのよ。
我慢しなさーい(笑)
お母さーん!!
あーあー、いい湯加減だったね。
うんうん。
ねぇー、みんな!!
するとあきが暗い表情。
すると、ベルちゃんが、
よく働いたなぁ。
あーあーお母さんのはだか、綺麗だったなぁー。
キィーー!!
これ、あきは、お兄ちゃんでしょう!!
だってさぁ。
これからもよろしくなぁ、お兄ちゃん(笑)
キィーー!!
お兄ちゃん、お疲れ様♡
うぇーん!!
コレコレ、泣くことないじゃん、お兄ちゃん。
よく頑張ったねぇ。
お兄ちゃん。
よーし、今日は、みんなで川の字で寝ましょう♡
えっ、いいの?
いいのよ。
一緒に寝るぞ、あき。
すると、あきが嬉しそうにニッコリする。
お前、ニッコリしてた方がかわいいぞぉ。
そっかなぁ、そっかなぁ!
そして、家族みんなで、一夜を共にしました。
次の日、
すると、いつもなら、必ず、りんの横に居る、ベルちゃんが消えている。
あれ、ベルちゃんは?
本当だ!
いない!!
さては、かくれんぼだなぁ。
ベルー、ベルー。
しかし、みんなで探すが、姿が見えない。
うーん、何処行ったんだろう?
心配ねぇ。
よーし、俺達が探しに行こう!!
えー、
頑張って、お兄ちゃん。