りく君は、魔物に恋する
新しい物語の主人公は、りく。
学校の教室
りくは、窓際の席で、
りくは授業中、窓から木々が揺れる様子、真っ白い入道雲がゆっくり流れる様子、などをいつも、熱心に観察してる。
りくは、はぁーとため息をつく。
すると担任の先生が
りく君はいつも、風さんを観察してるのですねぇ。
はい。
俺のおばあちゃんが風の魔法使いだったから、、、、
そうですか、では、りく君のおばあちゃんは、風さんの精霊が見えるのですね。
りく君は、どうして、魔法学校に入りたいと思ったのですか?
しばらく沈黙が続く、、、、
俺は、真剣に話し出す。
実は、ルシファーさんと言う名前の方が
黄泉の国に行った、人間を蘇らせる方法を知って居るはずで、
何故かと言うと、昔、その方に、俺のばあちゃんを蘇らせてもらったと
何度も、ばあちゃんから聞いてたので、
その方に直接会って、恩返しをしたいのです。
ルシファーさん?
先生は、聞いた事ないですね!?
りく君、残念ですが、死んだ人を蘇らせる方法を知ってる人間は、
現在この世にひとりも、いないですよ。
先生が想うにその方は、人間では、ありませんね。
先生は、そう思いますよ。
国立魔法図書館に行けば、もしかしたら、何か良い情報があるかもしれないですね。
しかし、そこは、私、先生のレベルよりも、もっともっと上の位の方しか、利用出来ないですよ。
なので、まずは、先生の実力を超えてくださいね(笑)
生徒達、先生を超える!?
あははは
無理無理と馬鹿にされてしまう、りくであった。
先生は、しまったと苦笑い。
りく君、授業が終わったら、いつもの場所へ。
はい、先生!!
キーンコーンカーンコーン!!
りくは、いつもの場所、学校内にある大木の下で青空を見上げながら、
いつもの様に、はぁーと深呼吸。
そして呪文を唱える。
すると、風の精霊が遥か上空から風と共に現れる。
よっ!ばあちゃん!
元気?
りく!!
元気にしてましたか?
ばあちゃん、元気元気。
元気過ぎて困っちゃうぐらい(笑)
すると、りくのすぐ隣に先生が一瞬でその場に現れる。
先生は、すぐに跪く。
ごきげんよう。
マリア様。
ばあちゃんと俺の話は、先生には、テレパシーなので聴こえないし、
勿論、姿も全く見えない。
しかし、俺がテレパシーで聴こえている事は、全く不思議に思わない先生であった。
何故なら先生は、俺のおばあちゃんがあのマリア様だと知っているからである。
実は、マリア様、りく君を魔物界の学校へ入校させたいのですが?
すると余りにも突然だったので俺は、はっ、と驚く。
魔物界?
マリア様、りく君は、先程どうしても、ルシファーさん本人に会って、感謝の気持ちを直接伝えたい、そう仰ってたので。
りく、ルシファー様に会うのは、人間界の神様に会うぐらい難しいですよ。
それでも、魔物界へ行きたいのですか?
うぅーーーん?!と、とても悩む俺。
俺ひとりですか?
確かにひとりで行くのは危なっかしいなぁ(笑)
すると黒い蝶が目の前をひらひら、ひらひらとゆっくり飛んでゆく。
りくは、何故かその蝶に導かれ、ついて行く。
森の奥へ奥へ、
すると、罠に捕まって、怪我をしているカモシカが1頭
横たわっている。
随分、衰弱している様子。
か、かわいそう。
俺は、回復魔法で治療するのは、朝飯前。
すぐに、魔法を唱える。
カモシカは、傷が深かったのか、りくは、只管、魔法を唱え続ける。
はぁ、はぁ、はぁ
よし、もう少し、
すると突然、カモシカが、こっちを見る。
すると突然、姿が若い女性の姿に変わってゆく。
ドキッ、
その子は、何も着てない、裸の状態。
俺は、人生初めて見る、少女の裸に心臓がドキドキ。
俺は、まるで、金縛り状態になってしまう、
すると、女性先生は、躊躇なく着ていた上着の服を脱ぎ、その子にサッとかけてあげる。
先生も服、下着を脱いで裸に
りく!!
こっちを見ては駄目ですよ。
あっ
はい。先生。
りくは、心臓のドキドキが止まらない。
その女性は、余りに物の美しさに、りくは、とても興奮状態。
初恋であった、りく(笑)
つづく