ノオオオオム!
その場所には1人の青年がいた。孤高にも己の身一つでそこ死守し、大きな流れの渦にも争う気高き戦士。まだまだ新米だがこれから更に経験を積み数々の猛者が鎮座する高みへ青年は駆け上がる。しかし彼はまだ知らない。行手には数多の困難があることを………と、ここまでは妄想。真実は不登校の自称高校3年生(退学済み)が哀れにも1人で自室に引きこもり、社会の圧力から逃げ親の期待を裏切り猛者(ニート)に転落していく物語。そういう物語のはずだった。しかしその日、歯車が狂った。自宅に突如として飛来した隕石により青年は死亡。そして異世界で生まれ変わったのだ。それはもしかすると何の変哲もないことなのかもしれない。だが彼の転生した姿は何と「ノーム」だったのだ。これはそんな姿になってしまった青年が地下帝国を築き、圧倒的な力を手にする物語。そんな、少しだけおかしな物語だ………(投稿は気が向いた時にします〜)