表示調整
閉じる
挿絵表示切替ボタン
▼配色
▼行間
▼文字サイズ
▼メニューバー
×閉じる

ブックマークに追加しました

設定
0/400
設定を保存しました
エラーが発生しました
※文字以内
ブックマークを解除しました。

エラーが発生しました。

エラーの原因がわからない場合はヘルプセンターをご確認ください。

ブックマーク機能を使うにはログインしてください。
ブラックムーン  作者: 月野虎
第二章〜子供誘拐編〜
6/17

5・子供誘拐編①

入学式の翌日の朝、鷹人(たかと)から冬弥(とうや)に電話がかかってきた。


「もしもし、どうした?こんな朝っぱらから」


「俺の食料の買い出し付き合ってくれないか?ほら、俺も一人暮らしだしさ」


「分かった。その代わりジュース奢れよ!んで何時にどこに行けばいい?」


「分かった、奢ってやるよ!円月中央公園の噴水前に十時でどう、来れるか?」


「こっから電車の駅数も離れてないしね、行けるぞ!今八時だしな」


(そういえば、円月中央公園の噴水前か子供の誘拐あったとこだよな俺が捕まえた犯人どうなったんだろ…)


「おう!あとな、冬弥(とうや)お前に言わないといけないことあるから、とりあえず会った時に話すわ。んじゃまた後でな〜」


「あーい」


電話が終わると、冬弥(とうや)は服を着替え、歯を磨き、洗顔をして、朝食をとった後、九時三十分頃に家を出た。


<円月中央鉄道>円月市の中央を走る円月市最大の鉄道である。


<円月中央鉄道/円月南駅>冬弥(とうや)の家の最寄り駅だ。駅に着くと改札を抜け、ホームの椅子に座って電車を待った。


数分後、駅のアナウンスが流れる。


「まもなく、二番線に到着の電車は各駅停車、円月市役所行きです。途中の停車駅は円月市役所までの各駅です。危ないですから黄色の点字ブロックまでお下がりください!」


冬弥(とうや)は椅子から立ち上がり、点字ブロックの前に立った。するとすぐ電車が来て電車に乗り込んだ。


ドアが閉まる。電車が走り出すと車内アナウンスが流れた。


「今日も円月中央鉄道をご利用いただきありがとうございます。次は円月南西駅〜円月南西駅〜」


まもなくすると次の駅に着き開いたそれをこの後2回繰り返し、


「次は中央公園前〜中央公園前〜円月中央公園前です」


この駅で降りて待ち合わせの噴水前まで行く。噴水前に着くと鷹人(たかと)はもう着いていて、「こっち、こっち〜」と言わんばかりに冬弥(とうや)に手を振っていた。


作者の都合により1日投稿日がズレたことをお詫び申し上げます。次回は12月18日土曜日の21時に更新します。

評価をするにはログインしてください。
この作品をシェア
Twitter LINEで送る
ブックマークに追加
ブックマーク機能を使うにはログインしてください。
― 新着の感想 ―
このエピソードに感想はまだ書かれていません。
感想一覧
+注意+

特に記載なき場合、掲載されている作品はすべてフィクションであり実在の人物・団体等とは一切関係ありません。
特に記載なき場合、掲載されている作品の著作権は作者にあります(一部作品除く)。
作者以外の方による作品の引用を超える無断転載は禁止しており、行った場合、著作権法の違反となります。

この作品はリンクフリーです。ご自由にリンク(紹介)してください。
この作品はスマートフォン対応です。スマートフォンかパソコンかを自動で判別し、適切なページを表示します。

↑ページトップへ