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ブラックムーン  作者: 月野虎
第三章〜新メンバー編〜
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14・新メンバー編⑥

冬弥(とうや)くん、私は調べたの」


「何を?」


「闇を。そしたらここにたどり着いた!」


渡された紙には大きく


狼狽(ろうばい)グループ】


と書いてあった。


「円月市に住んでたらもちろん分かるよね?」


「あの、色んなもの売ったり、作ったり、そして色々な系列の施設まであるとこでしょ!」


「うん、そこが賄賂やら、人質やらを取ったりして好き放題してるわけ、そしてココ最近の子供の誘拐事件はそのグループの御曹司の仕業っていうのまで分かった」


「そこまで調べたの?すごいな!」


「でしょー」


優奈(ゆな)は少し照れて言った。


「でもさ、子供を誘拐して何になるんだ?もしかして、人身売買か?」


「私もね、最初は人身売買のために子供を誘拐してると思ってた。でも違った!」


「なら何?」


「目的は二つある。一つは冬弥(とうや)くんがここに来て初めて捕まえた誘拐犯がいたでしょ!あの拘置所で殺された人。あの人の死体の状況は覚えてる?」


「たしか、臓器と血液とが全部取られてたって!」


「そう、臓器と血液を自社系列の病院に送って、儲けられる。臓器と血液を必要としている人は沢山いるからすごく儲かると思うよ!ちなみに誘拐されてるのは大人もだよ!ココ最近失踪事件も多発してるしね。多分全部臓器と血液目当てだと思う」


「なるほど、二つ目は?」


「子供の洗脳だね!」


「洗脳してどおするんだ?」


「簡単だよ!自分たちの物にしたいんだよこの円月市を。子供はさ。自分たちで生きていく力や、考える力がまだ発達しきってないでしょ!だから洗脳にはうってつけじゃない!自分たちの思想、そして狼狽グループへの忠誠心。これを植え付け、この考え方がひとつ身につくと「いい子、いい子。よく出来たねー」と言い、お菓子や食べ物を与え続けるそしたら子供はそれが正しいと思い込みやがては狼狽グループの犬が完成し、それが大きくなると数となり、誰も狼狽グループに逆らえなくなる。あと、勿論育てる段階では情報は遮断するんだろうけど…」


「今でさえ力持ってるのにこれ以上力強くしてどぉすんだよ」


「そこは御曹司をとっ捕まえて聞くしかないね!」


「だったら早く行こうよ!」


「捕まえられる口実がないんだよ、金と権力で全て揉み消してる!」


「なら、あの時の誘拐事件も?」


「多分揉み消してる。けどなぜ命を狙われないかと思ったでしょ?」


「実は笹垣(ささがき)が円月市に結構幅聞かせれてさ、そのおかげであなた達の存在はギリギリ隠せてると思うのね!だから、いきなり大きいのは無理でも小さいことなら潰していけるはず、笹垣(ささがき)には相談しないとだけどね」



「なるほどな、明日どこまで隠し通せるか俺聞いてみるわ!」


「私も次に潰したいことの目星はついてるから明日、部活で発表しよう!」


「分かった!」


「では、これにて解散!」


「やば、もう八時すぎてるじゃん!」


「すぐ下でしょ!気おつけてねー」


「おう、また明日な!」


これにて、この日は解散した。








毎週土曜日21時更新。




過激な文章ごめんなさいm(*_ _)m

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