11・新メンバー編③
教室に入ると既に一限目が始まる直前であった。笹垣が既に教室に着いていた。
(絶対、笹垣歩くのめんどくさくなって瞬間移動使っただろ)
と思っていた。
「あれ〜冬弥くん彼女ですか〜」
教室に入ってすぐ鷹人が煽ってきた。この年頃なので男女が一緒に居て教室に入ってきたらそれは疑うこと間違え無いだろう。しかし違う。
「さっき遅刻して一緒になっただけだよ!」
「ふーんなるほどねぇ」
間もなくして笹垣の号令でホームルームが始まった。
(優奈が彼女?そんなわけ、第一あのデブであの性格だぞ。いや待てよ。最初、結界から出てきた時、痩せてたような?顔は見てないけど。放課後聞いてみるとするか!)
しばらくして、ホームルームが終わった。今日はもう下校してよかったが、冬弥は優奈と掃除をしなければならない。
「おーい、冬弥。駅まで一緒に帰ろうぜ!」
「すまんが、居残りなんだ遅刻した罰だ!今日は先帰っててくれ!」
「分かった!また明日な!」
「おう!」
鷹人と別れたあと、冬弥は五階に上り左に曲がり1番奥の教室へ行った。
その教室に入ると女の子が居た。
「ど、どちら様?」
「私だよ、わたし優奈だよ?」
「え?」
冬弥は動揺した。明らかに似ても似つかない。
(優奈って痩せたらこんなに可愛くなるんだ)
「そういや、最初、初対面の時痩せてたね」
「やっと思い出してくれたか。ま、とりあえず掃除しよ?ね!」
「う、うん」
他にも聞きたいことがあったが、とりあえず掃除をしながら話すことにした。
「あのー、聞きたいことあるんだけどいい?」
「なに?」
「なんで、学校では太った姿でいるんだ?」
「あー、朝見た結界あったでしょ?」
「うん」
「あれ使ったデバフ。でしばらくしたら戻せるけどめんどくないからそのままにしてるんだよ!」
「なんでそのままにしてるの?」
「戻るの面倒だからかな〜」
「結界使わなければいいのでは?」
「やだよ!ギリギリまで寝たいもん!」
「能力ってそんなもののために使うのかよ」
「いやー便利すぎてびびったよ」
「いつから使えるようになったの?」
「三月くらいかな〜」
「なるほど」
しばらくして掃除が終わった。
一方その頃、職員室で笹垣は
「あ、壱田に新メンバー紹介するの忘れてた。明日でいいか、だるいし」
次回1月29日




