六話『必殺クリスマスイブ』
@ナレ君視点@
どうも、ナレーターのナレ君です!
風が冷たい冬の季節、今日は子供がプレゼントを貰えるクリスマスイブ。
ちなみに数ヶ月前にクゥさん達の学校の文化祭でもプレゼント交換会が行われたようです。
今はそれとは別で部室で現在プレゼント交換会の真っ最中である。
「さて、くじ引きで引いた紙に書いてある番号の袋を取ること。良いな?(ルール違反が無けりゃ良いが。)」
「全然オッケー!クゥ君の商品を絶対に頂くよ♪(クゥ君の商品って何だろ?)」
「良いものを当てるよー!(サンタは実在するのかな?)」
「女性陣の物なら何でも良いぜ!(特に社長秘書の物か記紀弥さんか年上数人が狙い目だな!)」
「何が引けるか楽しみね。(狙った人のものを引ける確率は低そうね。)」
「一番、額の高いものを引き当ててやるわよ!(金!金!金ぇぇええ!!)」
「私は、面白いものが欲しいですね。(今日は雪が降りそうですね。)」
「帝国を乗っ取った力を見せてやるわ!(今の私に引けない物はない!)」
「私も負けないわよ!特にクゥにはね!(クゥの欲しがってる物を貰って見せびらかそっと♪)」
「僕は自信ないなぁ。(皆、張り切りすぎと思うな。)」
「うおぉぉおおお!!やってやるぜえぇぇえぇ!!(やるからには全力で頑張るぞ!!)」
「私もやるからには負ける気はないぞ。(記紀弥様は、楽しんでるようだ。良かった。)」
「記紀弥様ぁ〜、有休の件を何とかしてくださいよ。(有休欲しいよ〜)」
「………キール、残念だけど諦めて。(久々に楽しみね。)」
「僕だけ休んでよかったのかな?(記紀弥様を見るなんて初めてだ。寺の皆も羨ましがるだろうな。)」
「良いものを引くように私も頑張るぞ。(神酒という奴と、私の喋り方とかが被ってる…)」
「とにかく頑張るですー。(雨双からマイナスオーラが出てる気がするです。)」
「さぁさぁ、可愛い少女の子の物を頂きますよぉっ!(アミュリーさんと雨双さんとクゥさんの妹さんと…中学生と小学生の中間の神酒さんの物のどれかをもらいますよおぉぉ!!)」
「問題を起こさないでくださいよ。(まともな思考の人が少ないようですね。)」
「さぁさぁ〜、頑張っていこうね〜。(私は頑張らないけどね。)」
【僕まで参加させてもらってスミマセンね。】
まともな思考のクゥさん以外には主体をばらしました。クゥさんには魅異さんの知り合いと言いましたけどね。
ちなみに幽霊四人は、人間の状態です。
ちなみに此処に来た人は全員、自己紹介を終えています。作者さんが『自己紹介シーンを省略するチャンスだ!』と喜んでる姿が目に浮かびます。
ちなみに上から、クゥさん・萩異さん・クゥさんの妹さん・佐和さん・冷波さん・姫魅さん・校長さん・印納さん・クゥさんの姉さん・曽瓜さん・涼気さん・神酒さん・下っ端キールさん・記紀弥さん・三無さん・雨双さん・アミュリーさん・雑魚ベーさん・几骨さん・魅異さん・そして最後にこの私、ナレ君の順番に発言しました!
【ではルールを説明します。まず特殊能力の使用などは構いませんが、商品を壊す事は反則です!くじを引く順番は、早い者勝ちですが相手が持ってるクジを、奪う事も反則です!それでは…スタート!】
「先手必勝は貰っ…」
「これだぁ!!」
佐和が最初にクジを引こうとするが、涼気さんが先に引く。
「二番のカードだ!」
「くっ、引き遅れた!俺は八番だぜ!」
二番は魅異さんの温泉の粉で八番は校長のダジャレ集の本だった。
「よし!今日の風呂に全部使い切る!!」
「だ、ダジャレ…」
涼気さんの場合は何を当てても嬉しがるでしょうが、佐和さんはだいぶ落ち込んでますね。
この後は、全員の睨み合いで少しの時間が経った。
「しょうがない、俺が引くか。」
「クゥ君が引くなら私も引くよ♪(クゥ君の神様、私を守ってね。)」
「私もこのタイミングだぁっ!」
「クゥちゃんが引くなら私もだよー。」
萩異さんがひと足先に引き、その後にクゥ家の姉妹が同時に引く。
クゥさんは九番の雑魚ベーさんの女子用コスプレ衣装を引き、萩異さんは一番の雨双さんの女子小学生の写真集を引き、クゥ家姉妹の姉さんは二十一番の冷波さんのクロスワードパズルの完成品を引き、クゥ家姉妹の妹さんは十三番の萩異さんのクリスマスケーキだった。
「あぁ…あああああああれは!私が世界中から手に入れた小学生少女の写真じゃないですかぁっ!?」
「あぁ、良い機会だから全部を交換会に出したぞ。(半裸のが何枚か有ったし…)」
「雨双さん、中の写真は覗いてませんよね!?(中身を見られたら変な誤解をされてしまいますよぉ…)」
「だ、大丈夫だ…覗いてない!(覗いたと気付かれたら、写真を持っていった萩異から変な噂が流れそうだ…)」
「なるほど。(これを利用すれば二人を脅す情報となりますね。)」
何か雑魚ベーさんと雨双さんが焦りながら会話をして、几骨さんが頷いてる…恐らく几骨さんは特殊能力を使用中のようです。
「こうなったら絶対に狙ったものを当てますよぉっ!」
そう言って雑魚ベーさんが引きに行きましたが、結果は十一番でクゥさんの葉鳥翼君二号だったので落ち込んでますね。
その後もプレゼント交換会は、数十分の時間をかけて続きました。私は印納さんの帝国旅行券を貰いました…喜んで良いんですかね?
こうして部活でのプレゼント交換会は終わったのでした。
〜その少し後〜
「それで相談というのは、私のプレゼントと貴方のプレゼントを交換して欲しい訳ですよ。その写真は、私にとって宇宙より大事なんです。」
「私もクゥ君の作ったそれが欲しいんだよ。って事で交換決定だね♪」
〜場所は変わってクゥの家〜
@クゥ視点@
「あっ、クゥちゃんクゥちゃん!雪が降ってきたよ!」
「おぉー、特星でもこの場所は、降り始める日が遅いのに珍しいな。」
今日は姉さんも帝国に帰ったし静かに過ごせそうだ。
「さて、今日は夜遅いしもう寝ろ。」
「はいはぁーい♪」
俺は佐和から借りてた本を返さないといけないし、今日中に全部を読んでおくか。
「………よし読み終わった。ってもう二時じゃないか…明日も大変そうだしさっさと寝よう。」
[ガシャァアアァァァアアン!!!]
何だ?部屋の窓ガラスが割れたぞ。まさか強盗か?
「ハッハッハ!メリークリスマス、クゥ!」
「同じくメリークリスマス、クゥちゃん!」
中に入ってきたのは、俺の知ってる中では姉さん並に会いたくない父さんと母さんだった。
「で、人の家のガラスを壊して謝罪も無しか?」
「大丈夫。ガラスを割る時にお父さんも怪我をしたから問題は無い!」
「十五万するぞ。」
「「ごめんなさい。」」
実はそこまで高くは無いが防弾だしそこそこ高いはずだ。
「それで何か用?パーティ用の食事なら余ってないぞ。」
「あっ、そうなの?なら冷蔵庫の中のケーキはセーフだったのね。食べてよかったわ。」
「それ…去年のケーキだぞ。」
「なっ…だから…色が変色……してたのね……ボミュッ!」
「母さぁぁああぁぁああん!まだ本名すら言ってないのに死ぬなぁっ!!」
ってか同じ家族なら本名言わなくても分かるだろ。
ちなみに去年のケーキがある理由は、姉さんなら食べれるだろうと保存しておいたからだ。結局は帝国に居るので意味は無いが。
「クゥ…母さんが死んだ今、お前に言っておく事がある。」
「何?」
ってか母さん死んでないから。懲りずに冷蔵庫を探し回りに行ったから。
「実は………宝くじを先月五枚ほど買ったんだ。」
「だからどうした。」
いい加減に帰って欲しい。
「えっ、驚かないのか!?」
「宝くじ五枚を買った事にどう驚けと?」
こんな事なら姉さんの方がマシだったか?どっちも同じような同類か。
「チッチッチッ、甘いなクゥ。父さんの話には続きがあるのだよ。」
そんなの誰でも分かる。
「一枚目二枚目ハズレだったんだ。だが三枚目は…」
「三枚目は?」
「ハズレだった。」
「面白くないしフェイントにもなってない。」
大体予想通りと言ったところだ。
「そして四枚目を見てみたんだ。そしたら何等だったと思う!?」
「一等か?」
「その程度じゃない!父さんが当てたのは…平等だ。」
「いや、もう本気で面白くないから帰れ。」
第一、平等って何だよ?当てた人全員に平等な金額が分けられるとか?
「まだまだ!最後の一つはちゃんと数字が入っていたぞ!」
「…一応聞いておく。何等だった?」
正直期待の欠片も無いが、帰ってくれないと困るので聞いてやる事にする。
「なんと、マイナス一等だったんだぞ!」
「マイナス?」
言葉の響きがあまり良くないが賞金は?
「それで賞金はなんとマイナス八億円だ!凄いだろう!」
「いやいやいやいや、何処がどう凄いのかサッパリ理解できないんだが。」
「何故って宝くじは、何等とかの数字が低い方が良いんだろ?マイナス一等は、普通の一等当てるよりも凄いじゃないか!」
マイナスの有る宝くじを見つける方が凄いって。
「ところで八億円は、振り込んだわけじゃ…」
「もちろん振り込んだぞ!」
いやバカだなこの親は。言いたい事を少し言ってやろう!
「……………何で振り込んだ!?捨てろよ!八億も払わないといけないんならさ!」
「宝くじにマイナスが当たった場合は、倍の金額を振り込まないと死ぬって書いてあったんだぞ!」
「明らかに倍なんておかしいだろ!ってか十六億も振り込んだのか!?」
「八億だ!」
「それじゃあ意味無いだろ!倍の十六億振り込まないといけないんだろ!」
「そうだったのか!?」
…もう言うだけ無駄だな。まぁ、父さんと母さんなら何とかなるか。
「クゥ…母さんが死んだ今、お前に言うべき事がもう一つあった。お前の名前の事だ。」
「名前の事?」
もしかして本名を覚えてるとか?
「今のお前のクゥというあだ名は誰がつけたか知ってるか?」
「姉さんだろ。」
「知ってたの!?」
「やっぱ帰れ。」
何度帰れといっても帰らないし…疲れる。
「いや冗談だ。確かにお前の姉がクゥとつけたんだが、本当はお父さんはお前のあだ名をハーレム王にしようかと…」
「本当にそれが使われていたら子が泣くぞ。」
「そうか?父さんはそのあだ名が良いと思うなぁ!」
「父さんの意見なんかどうでも良いけど、何しに来たんだ?」
寝不足にしてやろうという新手の嫌がらせか?
「実は私達はね、プレゼントを持ってきたのよ。」
「私達がクリスマスイブにプレゼントを渡すのは常識だろ?」
「それはそうだが二人が窓を壊した時点で既に二時だから、クリスマスイブは過ぎてるぞ。」
「「あっ…」」
今更気付いた様子の二人。ってか母さんは、いつの間に戻ったんだ?
「それにしてもこの地方には、瞑宰京の次に凄い人が大勢居るらしいなぁ!」
「そうそう!しかもクゥちゃんの知り合いが多いって聞いたわよ!」
話を逸らしやがった。だが知り合いに凄い奴なんか居たか?
「一番有名なのは、春に引っ越してきた魅異ちゃんね。他にもヒロイン候補の萩異ちゃん、特星のほとんどの学校の校長をしている正安さんとかもね。」
「他にも女性調べの得意な佐和君や、私と同じくスケベープログラムを発動できる雑魚ベー君を忘れちゃいけないぞ!」
父さんは趣味繋がりか…
ちなみにスケベープログラムというのは、病気みたいなもので無意識に発動する事もあるらしい。発動するといろいろ内容の濃い話と妄想を繰り広げる禁断の技である。
その話は、放っておくと漫画や小説やアニメでの一話分は、発動者の濃い内容の話や妄想が続くので発動したら気絶させるか落ち込ませるかしないと駄目である。
スケベープログラムは、発動条件が決まっており父さんの話では、ロリコンのみが発動できて少女を心から愛しないと使えないらしい。
聞いている側的には、凄く気持ち悪いオッサンにしか見えないのが現実だが。
「後は、セーナちゃんとかね。」
「そうそう、もうすぐ年下の人と結婚するらしいぞ。」
ほぉ〜、セーナさんねぇ…セーナ?
「誰だよセーナって?」
俺は、そんな名前の人は聞いた事がない。
「何だ知らないのか?父さんがさっき言った雑魚ベー君の姉でフルネームはセーナ・サイドショットという名前だ。お前の友人の兄と結婚する予定だと聞いたぞ。」
そういえばそんな話を聞いた事有るような気がする…確か夏に聞いたんだっけ。
「それにしても雑魚ベーさんのフルネームが雑魚ベー・サイドショットだとは知らなかったな。」
「違うわクゥちゃん。雑魚ベーさんの本名はベータ・サイドショット。実力の弱さから雑魚ベーのあだ名がついたの。」
詳しいなこの二人…でも雑魚ベーさんってそれなりに強い気がするけどな。蘇生能力は特に桁外れな高さのような気がする。
「さてさて、無駄話はここまでにして娘の写真でも撮りに行くか!」
「ナイスアイディアね!私も全力で手伝うわ!」
「ダメだこの夫婦。」
その後、妹の写真を数百枚ほど撮った二人が姉さんが居ない事に気づいたので、帝国に居ると教えてやると張り切って飛び出していった。
一言だけ二人にもう一度。
「もう…二度と来るな。」
〜時間は数時間前に戻って〜
「商品が温泉の元だったからって落ち込むな俺!一回に全部混ぜる贅沢が出来る事を喜ぶんだ!そうさ!この贅沢が出来るのも全てはプレゼント交換会のおかげだ!交換会ありがとおぉぉおおおうっ!!温泉の元を当てた俺はおめでとおぉぉおおおおぉおぉおおおおおう!!!ハッハッハッハッハハハハハハッハハハハハ!!!!!」
クリスマスイブの十時頃、冬なのに特星中の気温が三十五度まで上がったらしい。