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プロローグ

初投稿です。


異世界転生ものです。最強な主人公がただ力任せに勝つのではなく、現代と異世界ファンタジーの差から生じる苦悩と葛藤が書ければいいなと思っています。


ただやはり、主人公が最強ということと女性キャラとの絡み(あえてまだハーレムとは言いません)の要素はどんどん入れていきたいと思っています。

「うわっ蜘蛛!」


大晦日の夜。

僕(千葉 ハルキ 高校1年生)が買ってきたばかりの単語帳に小さな蜘蛛が飛んできた。

蜘蛛はしまったとばかりに壁に逃げ込むが僕はそれを逃しはしなかった。


「家の中が暖かいからまだ出てくるんだな、しょうがない」


捕まえた蜘蛛は普通ならティッシュで包んで潰してしまうことも可能だろうが僕にはそれが出来ない。

何というか潰す前に考えてしまうのだ。

この蜘蛛も僕たちと同じで”生きている”と。

そういうと、なら豚や牛はどうなんだと思うかもしれないが僕は豚肉も牛肉も大好きだ。

つまり、それだけの価値が自分にはあるのかと考えてしまうのだ。

自分の手でその命を摘み取って良いのかと。



「という訳で今度からは僕の視界に入らない場所で元気にやるんだぞ」


触れられないほどではないが流石に嫌悪感は少しあるので窓から出てもらった。

僕がこうして外に逃がしても、この家の環境が気に入っていればまたどっかの隙間から入ってくるやもしれない。

もし次に別の家族が見つければ真っ先に潰されてしまうだろう。


「でも結局、この家だと見つけたとしてもまた僕かな」


僕は姉と両親との4人家族で、両親は医者だ。

2人はこうして大晦日にまで救急病棟で当直しており、非常に忙しい。

だからかもしれないが教育方針は基本放置である。

勉強して医者になれだとも言ってきたりしないので僕はのびのびと育ってきた。

そして、この教育方針には上の姉が受験に失敗してしまった事が大きい。


バタン!


あっ噂をしたら姉が帰ってきた。


ガタガタッ...バタン!


と思ったら何やら準備してまた出掛けて行ったようだ...ふぅ。


姉は受験が失敗してから随分と家を空ける事が多くなった。

結構名の知れた大学に合格したのだが、医学部は落ちてしまったのだ。

まだ、落ちてすぐの時は大丈夫だった。

来年があると姉は僕に笑って見せていた。


しかし、問題はそこから起きた。

姉が医学部を落ちたことに両親が何も言わなかったのだ。

両親は医学部受験の大変さを知っているからこそ責めなかったのだが、姉は「あんたらは私に一切の期待もないのか!」と両親は姉に何の興味も無いものだと別の意味合いで受け取ってしまい、今でもすれ違ったままだ。


「だから、僕がやるんだ」


これまで不自由がないが故に、自分の価値を見出だせなかった僕だったが医学部に合格する事が出来ればこの家族を纏める事ができる。

そう信じている。

今は姉や両親に何を言ってもお前に何がわかるんだとつっぱられるかも知れない。

だが、僕が合格すれば姉がどんな言葉を両親に投げ掛けて欲しかったか。

また、両親はどんな思いで何も言わなかったのかを互いに知らせる事が出来るはずだと。


パチッ...パチッ

「...ん?」


ふっと気付いた時にはもう遅かった。勉強に集中しすぎで気が付かなかったのだ。

扉を開けるとなにやら焦げ臭い匂いと一緒に黒い煙が一階のリビングから立ち上っていた。


何事かと下階の様子を覗き込むと、視界一面に強烈な炎が...燃え盛っていた。

そして、階段を登って一番奥の部屋にいた僕にはもはや逃げ場がないことに気がついた。


「なんでこんな...!?」


既に、燃えさかる炎が階段を上がってきており、空気がとてつもなく吸いづらい。

むせ返りながらタンスからパンツをとって口で覆うと一瞬でどちらの選択肢をとるかを考える。

つまり、窓から決死のダイブを決めるか、燃えさかる炎に向かってダッシュするかだ。

実はそんなに燃えていなくて玄関までの最短距離ならダッシュでどうにかなるんじゃないかと思ったんだ。


だが、そんな考えは迫ってくる熱量によって一気に冷めた。


「跳ぶしかない!」


焦って窓を開けると、窓から入ってくる酸素を喰らって更に炎が加速してきた。


「くっそ!!」


・・・・・・・・・・・・・・・・・


そこからの記憶は曖昧だった。


僕が窓を飛び出そうとした瞬間に背後からの炎が意思を持ったような速度で僕のことを喰らい尽くしていった。

熱さで口が渇き、目や皮膚はあっという間に感覚が無くなって後から感じた事のない激痛に襲われた。

そこまでは覚えている。


意識が朦朧とする中で僕は確かに自分がまだ死んでいないことに気がついた。


体は思うように動かせないが嬉しいことに痛みもない、感覚がおかしくなっているのかも知れない。


恐る恐る目を開いてゆくとそこには目から涙を食いしばりながら流す白髪の男がいた。

思ったより時間がかかってびっくりしました。

書くのって難しいですね。


意見や誤字脱字があれば教えて頂けると嬉しいです。


次回から本格的に物語に入るので気合い入れますね!

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