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専業主婦探偵!

 私は、専業主婦。佐々(ささき) (あん)38歳。専業主婦である。


 今日も旦那を会社に送り出し。娘を幼稚園に送り届け。家事を済ませ。趣味の推理物のドラマのDVDを観る。

「犯人は、奥さん。あなたですね。あなたはドライアイスを使いこの密室を作り上げた!」

ボリボリとお菓子を食べながら趣味のDVDを観る。なんて、幸せな時間だ。幾多の推理物のドラマを観てきた私は、もはや専業主婦探偵!杏である。


 午後4時、幼稚園から娘が帰ってきた。

「うえ~ん。」

凄い泣き声で娘が泣き始めた!

「事件か!」

私は、急いで娘の所へ向かった。

「どうしたの?」

「ママ。私のプリンがないよ。」

私は、辺りを見渡した。

「ごみ箱の中にプリンの空容器が……カップラーメンの容器と一緒に捨てられている。私の今日の昼食はカップラーメン。今日、この家にいたのは私だけ。この結果を総合すれば、犯人は……私よ。」

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