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構文  作者: やあざ
3/12

続きは明日投稿します。

 第一章

 構文院地下白域は時刻のない空間だった。壁も天井も同じ白に塗られ、照明は脈を打つように明滅する。規定の温度、規定の湿度、規定の沈黙。そこでは呼吸さえ数値で管理され、人が何者かを忘れていく。

 ハルメアスは診察椅子に身をあずけ、両腕で膨らんだ腹を抱えていた。胎児がかすかに蹴るたび、白衣の下で皮膚が震える。医療端末が鼓動とホルモン値を映したが、ログ欄には「未登録個体」と表示されたままだ。


(この子はまだ名を持たない。名がなければ構文は拾わない。けれど、わたしには感じられる)


 恐怖がのぼった。十四歳の体は出産の重みを知らず、帝王切開という言葉だけが冷たく喉元に突き刺さる。手術予定は三時間後。導尿や抗生剤の準備が淡々と進み、看護技師は敬語で経過を説明した。彼らの声は硬質だった。手術自体より、「語られていない命」を前にしていることが不安なのだろう。

 室の扉が開き、ジュリアノスが入った。黒衣ではなく研究者用の薄いコート姿。見舞いというより視察だった。


「数値は安定しているか」


 医師が「はい」と答え、画面を示す。ジュリアノスは頷き、椅子の前に立った。


「出産後、子は養育ユニットには入れない。ここではなく外で育てる」


 淡々とした決定だった。ハルメアスは顔を上げる。


「どうしてですか。構文はあなたが作った秩序なのに」

「秩序だからこそ外側を見なければならない。統制下で生まれる最初の“例外”が、この世界を測る基準になる」


 ハルメアスは目を閉じ、胎児の鼓動に耳を澄ませた。


(あなたは実験を見たい。わたしはこの子を守りたい。その距離が、語られないまま開いていく)


 手術室は白域でも最も静かな区画にあった。麻酔が入ると世界の輪郭が薄れ、冷たい刃の感触だけが皮膚を割く。薄膜越しの痛み。術野を覆う布の向こうで医師たちが短い単語を交わし、数分後、小さな産声が上がった。

 音は短く、空調に吸われて消えた。それでもハルメアスは涙がにじむのを止められなかった。助産師が赤子を抱き上げ、顔を見せる。まだむくんだまぶた、赤い口、弱々しい拳。


「……アイレイム」


 口をついて出た名は、どの命名規程にも載っていない。助産師は戸惑ったが記録端末を閉じた。ジュリアノスの指示があったのだろう。赤子は名前をデータベースに登録されないまま、母の胸に置かれた。

 縫合が終わるころ、構文網の最下層で小さな変更通知が点滅した。


【記録者変更】

 ID:H01 → 語録代理補記者

 備考:構文外“初声”仮登録

 数十バイトのデータが海のようなログに沈み、ほとんど誰の目にも触れなかった。


 退院後、ハルメアスは院内の簡易室に戻った。夜半、授乳の合間に座標管理画面を開くと、アイレイムのバイタルだけがグレーの影で表示されていた。


(わたしとこの子は、定義の外側にいる。だが外側にも世界はある)


 彼はノートを取り、震える手で一行を書いた。


 〈最初の語りは沈黙から生まれる〉


 そこへジュリアノスが訪れた。赤子を見下ろし、計測用の光を瞳に当てる。数値は健常域。


「安心したか」

「はい。でも怖い。わたしが守れるのか分からない」

「不安を覚えるのは責任を得た証拠だ。だが過度に抱え込むな。観測者が必要なら、私が外から見る」


 言い終えると彼は背を向けた。ハルメアスは呼び止めた。


「あなたは父として見るのですか、記録者としてですか」


 一拍の沈黙。


「両方だ」


 ジュリアノスが出て行くと、アイレイムがか細く指を握った。ハルメアスは小さな手を包み、囁く。


「あなたが語るとき、その言葉は色を持つだろう。構文の色ではない、あなた自身の色だ」


 第2章

 王宮の灯が順に落ちる頃、上階に残る唯一の明かりが書斎だった。漆黒の重扉を開け、ハルメアスは足を踏み入れた。壁一面の記録端末は待機光だけを点滅させ、室内は紙と薬品の匂いに満ちている。中央の机には観察日誌が積まれ、その最上段には今日付けの薄い一冊があった。


 彼は赤子を左腕に抱え、右手で日誌を取り上げた。ページには体温、呼吸数、睡眠周期――数字だけが整然と並ぶ。感情や泣き声の理由は一行もない。

 ハルメアスは息を整え、背表紙を握ると、一気に紙を千切った。裂け目の音が静寂に刺さり、端末の待機光がわずかに揺れた。

 机の奥に座るジュリアノスは顔を上げた。目の前に積まれた文書から視線を外し、静かに体を向ける。彼はひと言も発さず、白衣の少年を見つめた。


「この子をあなたの構文の外で育てます」


 ハルメアスの声は硬く、震えはなかった。赤子は浅い呼吸を繰り返し、父の胸元で眠っている。


「数値ではなく、言葉で。この子の体験を、わたしが記す。あなたの許可を得るつもりはありません」


 ジュリアノスは椅子から立ち上がり、破り捨てられた紙片を一瞥した。片方の手で机の端を軽く叩くと、壁の端末にログ更新のアイコンが浮かぶ。しかし彼は操作しなかった。

 沈黙が流れた。窓の外では夜風が欄干を鳴らし、遠い哨兵の足音が交差する。ハルメアスは父の反応を待った。視線を合わせれば、計測され、分類される。それでも目を離さなかった。


 やがてジュリアノスは机の引き出しを開け、未使用のノートを差し出した。表紙は無地だが、構文院で正式に配布される統合フォーマットと同じ大きさだった。


「書くのなら、これを使え。外部ネットに接続されていない。誰にも読めない」


 声は穏やかだったが、譲歩ではない。彼自身が書けなかった余白を譲ったにすぎない。

 ハルメアスは首を横に振る。


「構文から離れるとは、あなたの道具を捨てることです。わたしは自分の記号で書きます」


 赤子が小さく身をよじり、くぐもった声を漏らした。ハルメアスは膝を折って抱え直し、寝かしつけるように背を撫でた。ジュリアノスはその姿をじっと見つめ、深く静かな呼気をひとつ吐いた。


「語る自由は危険を呼ぶ。覚悟はあるのか」

「危険は承知です。危険を測れない制度だからこそ、この子は外に出る必要がある」


 ジュリアノスはわずかに目を細めた。壁の端末が無音で時刻を更新する。

 彼は自身の袖口を整え、最後に歩み寄り赤子の額へ手を置いた。その手は冷えており、脈拍がほとんど感じられない。


「名は──」

「アイレイム。あなたの構文には載せない」


 父子の視線が重なり、短い相互認識の式が成立した。だがログは起動せず、室内のセンサーは変化を拾わなかった。

 ジュリアノスは一歩下がり、扉への道を開ける。


「今夜は見逃す。だが外の世界は数値より荒い。戻れなくなるかもしれない」

「戻るつもりはありません」


 ハルメアスは深く礼をし、破り捨てた紙片を一枚だけ拾った。それはアイレイムの心拍グラフだった。線は揺れ、まだ名前のないリズムを刻んでいる。

 彼は紙を外套の内ポケットに収め、扉へ向かった。ジュリアノスは灯を落とし、背後で机に手を置いた。


 廊下に出たハルメアスは呼吸を整えた。足取りは確かだが、胸奥で恐怖が波打つ。アイレイムの体温だけが進む勇気になった。

 書斎に残ったジュリアノスは椅子に戻り、黒い画面を見つめた。指がキーボードに触れたが、入力はしなかった。光は二人分の影を伸ばし、夜の王宮を覆った。


 第3章

 05:00

 白域の天井パネルが淡く点灯した。ハルメアスは目を開け、隣で眠るアイレイムの胸が上下するのを確かめた。光は温度を持たず、息苦しいほど均一だった。

 06:00

 彼は防音床に座り、記録端末へ体温と脈拍を送信した。数値は緑色で安定と表示される。表示を見ながら、彼は喉にこみ上げる不安を飲み込んだ。声を出せばマイクが拾う。

 07:00

 栄養配給の時間。壁の小窓から無味のペーストが落ちてくる。皿に盛り直し、まずアイレイムへ与えた。子は眉をひそめたが黙って飲み込む。ハルメアスはスプーンを持つ手の震えを自覚した。

 08:30

 医療ユニットで定期検診。AI 医師が母体データを削除したため、産後フォローの項目は空白のままだった。代わりに構文ログだけが追加され、〈母体終了・介護対象0歳〉と表示された。

 09:00

 歩行回廊をゆっくり一周。子を胸で支え、床の振動を足裏で読む。無音設計のはずなのに、小さな共鳴が伝わった。機械の呼吸か、それとも自分の鼓動か。

 11:00

 〈語録提示〉の端末が五つの単語を映す。

 沈黙/赦し/息/境界/再記録

 ハルメアスはアイレイムに囁くように復唱した。子は意味を知らないが、声の輪郭に安心して目を細めた。

 12:30

 昼食。ペーストに海塩を一粒要求する。給仕ロボは許可外と警告を出したが、ハルメアスは再入力した。三度目で小さな塩粒が届く。口に含むと、遠い港の記憶が蘇り涙がにじんだ。

 14:00

 読書室。『前王朝詩篇・無主篇断片』をスキャンで閲覧。紙本は許可されない。彼は黙読しながら、声帯を微かに震わせた。モニタの波形が黄色に触れるたび指を止め、再び静かに読む。

 16:00

 アイレイムの午睡。寝顔を見守りつつ、ハルメアスは昨日破った観察日誌を机に広げた。空白の欄へペンでこう書く。

「今日、子は味に反応した。驚きと喜びが同時に走った顔。これが記号で消されるなら、私は世界を書く手を選ぶ」

 17:30

 端末が再び起動し、〈未登録発話〉を検知したと警告した。彼は文章を閉じ、紙を抱きしめた。ログには数値だけが残り、内容は送信されなかった。

 18:00

 通路の奥でバシールが業務確認を装い立っていた。視線が合い、老人はわずかに頷く。監視カメラに気取られぬ最小限の合図。それだけでハルメアスは外の協力を感じた。

 19:00

 入浴。消毒剤の匂いは強いが、湯は浅い。アイレイムをそっと沈め、手のひらで背を支える。子の体温が湯に溶ける感覚は、唯一記録されない時間だった。彼はその短さを憎んだ。

 21:00

 就寝前。壁のライトを弱め、ハルメアスは子を胸にのせた。呼吸と呼吸を合わせる。

「君が初めて言葉を選ぶ日、ここを出よう」

 小さな指が彼の襟をつかんだ。

 23:00

 室内のセンサーが眠りを検出し、灯が落ちる。だがネットワークの深層では〈未確認発話群〉のタグが点滅していた。新しい記録者が生まれた証として。


 第4章

 東棟閲覧階は灯りを絞り、書架の列だけが細い照明で浮かんでいた。警備端末の巡回音が遠ざかった頃、ハルメアスは足を踏み入れた。胸には毛布に包んだ赤子。体温を失わぬよう、外套の前を重ねるたび彼の心拍は速まった。

 閲覧席の奥にジュリアノスがいた。白衣を脱ぎ、灰色の上着だけをまとっている。卓上には教育局の資料束と、封を切らない入学要綱。彼は静かに立ち、書架ごしに息子を迎えた。


「お前がここに来ると知っていた」


 声には威圧もなかったが、観測者の硬さが残る。ハルメアスは返事をせず、椅子に腰を下ろした。赤子は眠ったまま小さく咳をする。

 ジュリアノスは資料束から一枚抜き取り、差し出した。


「レ・ロゼ高等寮の推薦状だ。医療、語学、外交演習――最良の環境で育つ」


 ハルメアスは紙を見なかった。


「あなたは構文で世界を測った。でもこの子は測られない始まりだ」


 ジュリアノスは眉をわずかに動かす。


「測らねば守れぬ。子どもは制度の外で生きられない」


「いいえ」ハルメアスは赤子を抱き直し、続けた。

「始まりは記録の外にある。私はこの子の息づかいを語る。それを構文に訳すのは私ではない」


 沈黙が二人の間に立った。閲覧階の気温がわずかに下がり、書籍の紙が鳴る。ジュリアノスは歩み寄り、赤子の額に視線を落とした。ジュリアノスは手を伸ばし、しかし触れずに引いた。


「学びが必要なら援助する。だが構文外で育つことの危険も知れ」


 ハルメアスは書架の端に視線を移した。年代別に並んだ言語学の冊子、その最古の背表紙がかすかに剥がれている。


「本は傷む。けれど言葉は書き換えられる。私はこの子と、傷むほうを選ぶ」


 ジュリアノスは息をつき、封の切れない要綱を再び束に戻した。


「ならば私の立場を記録者から観測者へ下げる。責任は君が負う」

「責任は始まりから生まれる。私はもう逃げない」


 赤子が目を覚まし、か細い声をあげた。図書室のマイクは周波数外として無視したが、二人の胸にはしっかり届いた。ハルメアスは頬を寄せ、旋律のような囁きを返す。

 ジュリアノスはその光景を静かに見守り、最後に小さく頭を下げた。


「記録しない。だが観測は続ける」


 ハルメアスは立ち上がった。足元で長い影が重なる。

 扉に向かう途中、赤子が再び声を出した。短く、意味を持たない音。それでも閲覧階のセンサーは“未分類発話”と認識し、ログを開こうとしたが、ジュリアノスの管理権限が即座に無効化した。


 ハルメアスは振り返らない。重い扉が閉じる音だけが、白い階に残った。ジュリアノスは資料束を抱え、深く息を吐いた。


「始まりが外にあるなら、私は終わりを見届ける」


 彼は卓上のランプを消し、無灯の廊下へ歩き出した。階下の監視端末が微かな揺れを検知し、“記録外移動”と表示したが、誰も訂正しなかった。


 第5章

 暁光が王宮の防壁を淡く染め、南馬車門の影を長く伸ばした。門楼の兵は配置に就いていたが、今朝の命令は「記録のみ、干渉せず」だった。白い外套のハルメアスはバシールと並び、荷を詰めた二台の給仕車を見送る位置に立った。外套の胸元には眠るアイレイムの重みが残る。‐昨夜、彼は子を枕元に寝かせ、額へ口づけを残してきた。


 門外には四輪馬車が待つ。行き先はロゼーヌ学園。学園は各国王族と富裕層が学ぶ閉鎖都市で、近年カリキュラムに構文学の批判講座を設置した。ハルメアスがかつて拒んだ「エリート教育」だが、今回は別の理由で向かう。――構文学を壊す方法を、その内側で学び取るためである。

 バシールは手綱を確認しながら低声で問う。


「本当に置いてゆくのですか」

「アイレイムには、私より静かな環境が要る。ここは沈黙が硬すぎる」


 短い答えに後悔は混じらなかった。

 そのとき門扉の陰からジュリアノスが現れた。平服に着替えているが背筋は王と思わせる緊張を帯びる。彼は歩み寄り、馬車の軸へ手を置いた。


「改訂記録者として告げる。玉座は暫定空位とする。戻ったとき、君たちが選んだ語りを私は記す」


 ハルメアスは近づき、右手を伸ばした。二人の指が触れた瞬間、薄い光が弾けるように感じたが、監視端末は何も検知しなかった。触覚は構文の外側にある。


「記さなくていい。これは私たちの旅だ」


 ジュリアノスは頷き、沈黙で見送る姿勢を保った。ハルメアスは馬車に乗り込み、窓越しに王宮を振り返らないまま言葉を落とした。


「構文が正しさを測るなら、私は誤差を探す。誤差にこそ未来が宿る」


 木扉が閉じ、蹄が石を打つ。隊列が堀橋を渡る間、バシールは小声で計画を確認した。


「湖畔の検問を越えたら身分を隠す。学園では助教授の名簿にあなたを載せた。私は従僕として入る」


 ハルメアスは曖昧に笑った。


「構文学者の卵が、教師を演じる。悪くない」


 朝霧の中、王宮の輪郭が遠のく。石壁から離れるごとに、幼子の呼吸を思い出す痛みが強まった。ハルメアスは外套の襟を握り、胸の震えを抑えた。置いてきたのではない――子の耳から制度の雑音を遠ざけるための距離だと自分に言い聞かせる。


 門上から合図の鐘が鳴った。玉座空位の宣言を都へ告げる音。ジュリアノスは深く一礼し、門を閉じさせた。その背後で書記官が端末へ入力する。


【王位状態:空位】

【改訂記録者:ジュリアノス】

【外部不在者:ハルメアス/目的・研究】


 しかしもう一つの更新は走らなかった。ハルメアスの触覚による別れは、網に痕跡を残さない。不完全な記録が初めて白域に生まれた。

 馬車は沙漠街道へ入り、朝陽が東雲を割った。車輪の振動が胸へ伝わる。バシールが懐から小冊子を渡す。


「ロゼーヌで配られる新しい教本です。構文学批判は十章。最後に“音声なき赦し”の節がある」


 ハルメアスは頁を繰る。筆者名は伏せられているが、句読の癖はジュリアノスのものだった。


「彼はもう道を示している。私が示すべきは、道の外」


 遥か前方、赤い岩山が陽を浴び始める。学園はその裏手に築かれている。ハルメアスは背もたれに身を預け、目を閉じた。アイレイムの体温が遠い記憶として蘇り、胸に突き刺さる。

「語り損ねた記録者へ。いつか、私も書く側に立つ。その前に聞かなければならない声が、世界にまだ残っている」

 馬車は影を伸ばし、王宮の鐘はもう届かなかった。


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