第五話
長男が本家ドイツのフランクフルトを継ぎ、次男ザロモンはオーストリア帝国のウイーン
三男ネイサン 彼はロスチャイルド家のリーダー格 英国のネイサン
四男カール(フランス語だとシャルル)はイタリアのナポリ
五男ジェームズはフランスのパリ
子供がなかった長男の家は消え、ナポリもやがて
こうして英国やフランスのロスチャイルド家などが残り繫栄する
英国政府にも頼りにされて それが爵位にへ繋がってゆく
創始者の マイヤーはナポレオン打倒をはじめ多大な貢献をして ユダヤ人の市民権を求めたが
それは出来ずにいたが 後々の時代には男爵位を得た
市民権もなかったユダヤ教徒でユダヤ人のロスチャイルド家は得る事に
そう、男爵の位
「三男ネイサンは 郵便をはじめ、船に あらゆる交通手段と伝書鳩を使って
ナポレオンの戦争の敗北ワーテルローの戦の事を一番早く知った 彼はどうしたと思う?」
「英国の公債(いわゆる国への資金貸し出しの為の債権)を大量に売った」
「それを知った者達は 慌てて、英国が負けたと思って公債が紙屑になる前に
大量に売られて 公債は値崩れを起こし 安くなった処で今度は大量に買い占め
結果 莫大な富、大儲けだ」
「ムッシュ ロスチャイルド家のご令嬢への手土産も準備できました」「おお、そうか」
「仏蘭西のロスチャイルド家は有名なワイナリーの所有者だったな」
「ええ、今度 こちらの商売で購入予定ですから」
なお、姉妹たちは 時代背景もあって この当時は事業にかかわることないが
中には慈善活動に力を注いだ者達もいる 後の時代には輩出することにはなるが・・