表示調整
閉じる
挿絵表示切替ボタン
▼配色
▼行間
▼文字サイズ
▼メニューバー
×閉じる

ブックマークに追加しました

設定
0/400
設定を保存しました
エラーが発生しました
※文字以内
ブックマークを解除しました。

エラーが発生しました。

エラーの原因がわからない場合はヘルプセンターをご確認ください。

ブックマーク機能を使うにはログインしてください。
失恋した  作者: 石庭玉子
1/2

突然失恋した


バルスを唱えてしまったことに

それがバルスだったことに

や 数年前はそれがバルスだって思ってたんだけど

もうバルスじゃないかなと慢心して

甘えた気持ちで

唱えてしまったそれがバルスだった


それで3年間ずっと大好きだった彼は

鶴のように飛び去ってしまいました

あれは梅雨が始まる前でした


鶴吉さんが飛び去る前に

わたしは復縁のおまじないをかけた

今まで本当にありがとうねずっと大好きで死ぬほど幸せな時間でした

絶対あとで惜しくなるように

最後まで鶴吉さんの全肯定民だったよ


鶴吉さんの夢をよく見る

わたしも鶴吉さんの夢枕に立ちたいな

あれ

もしかしたら鶴吉さんもそう思ってわたしの夢に…?


鶴吉さんが閉めた扉の鍵は

二週間後にそっと外されていた

当たる占い師も、鶴吉さんは未練があるって言っていた


あのおまじないは連絡したら効力が切れてしまうみたいなので


鶴吉さんがわたしのことを

毎日毎日思い出しながら

他の女の子と会っているって想像して

満足するんだ


手と手みたいに

絶対に自分からは言えない鶴吉さんなんだけど

きっと惜しんでくれてるはずだって

夢をみるのが今の日課


わたしのことなんて

人参好き程度にしか好きじゃなくても

そういうところもたまらなく好きだった


じゃがいもの中に人参もまた混ぜてあげてもいいかなって気持ちに

いつかなってくれるかな


評価をするにはログインしてください。
この作品をシェア
Twitter LINEで送る
ブックマークに追加
ブックマーク機能を使うにはログインしてください。
― 新着の感想 ―
[一言] 「バルス」と唱えちゃいましたかー(*´-`)
2024/08/18 14:36 退会済み
管理
感想一覧
+注意+

特に記載なき場合、掲載されている作品はすべてフィクションであり実在の人物・団体等とは一切関係ありません。
特に記載なき場合、掲載されている作品の著作権は作者にあります(一部作品除く)。
作者以外の方による作品の引用を超える無断転載は禁止しており、行った場合、著作権法の違反となります。

この作品はリンクフリーです。ご自由にリンク(紹介)してください。
この作品はスマートフォン対応です。スマートフォンかパソコンかを自動で判別し、適切なページを表示します。

↑ページトップへ