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魔法講座  作者: segakiyui


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1.初日、一時限

 おはようございます、みなさん。

 朝御飯はちゃんと抜いてきましたか?

 ……おかしな顔をしないように。

 ここは魔法講座ですよ。

 魔法とは何か、それは何を私達にもたらすのか、それによって何をするかを学ぶところです。

 まず第一に必要なのは常識や社会通念の放棄。

 単に頭を柔軟に、ということではありませんよ。それができていなければ、理論だけ学んでも、使うことができないからです。

 使うことができない魔法など入浴時の風呂のふたのようなものです。

 え? 意味がわからない?

 困ったことですね、そんなことでは先が思いやられます。

 ではみなさん、起立。

 今から校庭を全力疾走し、限界まで走ったと思った人から戻ってきて下さい。

 ………そうです。

 だって、お腹一杯でいきなりそんなことはできないでしょう?

 つまり、朝御飯をしっかり食べるというのは、教室に入り、静座して学習するということを前提にして推奨されている行為であり、前提が変われば必要な準備も変わるということです。

 なお、ここまで聞いて、この講座が自分には不向きだ、もしくは理解できないと思った人は、そのまま帰宅してよろしい。新しい履修講座の申請用紙を事務でもらって、明日提出して下さい。

 質問は?

 はい………。

 推奨、の意味は辞書で引きなさい。

 それは私が教える部分ではありません。

 ではみなさん。

 駆け足っ!


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