独り身冒険者と名無しの少女
ザルバ。30歳。職業、冒険者。ダンジョンという怪物巣食う場所で日銭を稼ぐ無謀者だ。いつのまにかいい年に片足を突っ込んだこの男は、なし崩し的に一人の少女を面倒見ることになってしまう。素性は言えない。名前も言えない。そんな少女の要求は一つ。ダンジョンのある街で、生きていけるようになりたい。頭を抱えたザルバは、突き放すように接し、早く諦めてくれないものかと日々悩むが……。
段々と増えるお節介焼きに囲まれながら、いつのまにか仲良くなっていくおっさんと少女の物語(の予定)
段々と増えるお節介焼きに囲まれながら、いつのまにか仲良くなっていくおっさんと少女の物語(の予定)