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ダメな姉(わたし)は妹を愛でる  作者: 御園海音
六月の妹も可愛い
29/269

第27話 ダメ姉は、片づける

「「…………これは、一体……?」」

「……ぅう」


 いつもの生助会のお仕事をさっさと切り上げて、二人仲良く我が家に帰ってきた私とコマの仲良し双子。


「す、凄いですね姉さま……コレ……」

「うん、凄いねぇコマ。ある意味芸術的に見えちゃうよ。…………で?この惨状は、一体全体どういう事なのかな叔母さん?」

「……正直、すまんかった」


 そんな私たちを待っていたのは……私たち立花姉妹の保護者であるめい子叔母さんと、


「脱衣所が……泡だらけですね……」

「そうだねぇ。泡だらけだねぇ。これでも長い事家事をやってる私だけど……こんな酷い現場は初めて見たよ」

「……すまん」


 例えるなら雲の上にいるみたいに一面真っ白な泡で覆われた、かつて脱衣所と呼ばれていたはずの場所だった。さぁて、どうしてこうなった。


「何があったのさ叔母さん。説明してもらわないとわかんないよ私」

「……仕事終わったし、暇だったから久しぶりにアタシも家事手伝おうかなって思ったんだが…………洗濯してみたらこうなっちまった」

「洗濯、ですか……?洗濯……」


 泡の発生源はどうやら洗濯機。洗濯機の排水口や蓋からとめどなく白い泡が流れ出て、現在進行形で脱衣所いっぱいに広がっているようだ。詳しく話を聞いてみると、叔母さんったら梅雨のせいで洗濯物が溜まっていたからと、珍しく自主的に洗濯をやってくれたらしい。

 ……けれど何やら失敗した結果、こんな惨状になっちゃったとかなんとか。


「いやいやいや……ただ洗濯しただけならこうはならないでしょ。どうしてこんなことになるのさ叔母さん。つーか何をやらかしたのさ?」

「やはり洗濯機が壊れちゃったのでしょうかね……?」

「……アタシもよくわかんねぇ。わりぃ、こんなはずじゃなかったんだが……何でこうなったのか全然わからん……マコ、どうなってんだコレ……?」


 そう涙目で謝りながら私に尋ねる叔母さん。う、うーん……んな事言われても、流石にこれは私もわからん。一体何をしたらこうなるんだろう?

 パッと考えられることは洗剤の量を間違えたとか……あるいは洗濯物を詰め込み過ぎたとか、コマの言う通り洗濯機が壊れちゃったとかだろうか……?


 いや、でもその程度じゃ脱衣所をこんな惨状にするなんてちょっと考えにくい気がする。ここまで泡立つなんて、どんな愉快なことをすれば―――


「―――洗剤の他に石鹸やらボディソープやらバブルバスやら入れただけなのに、一体どうしてこんなことに……」

「それだよ!?どう考えてもそれが原因だよ!?」


 叔母さんの口から洩れる可笑しな供述。原因判明、そりゃこうもなるわ。


「お、叔母さんさぁ……石鹸はともかく、何で洗濯するだけなのにバブルとか混ぜるかなぁ?勿体ないなぁもう……」

「いや、汚れもいっぱい落ちると思って……」

「ああ、叔母さまのその気持ち……私ちょっとわかるかもしれません」

「あ、あのねぇ二人とも」


 コマも叔母さんに気を遣ってかその考えに同意してるけど……洗剤とか混ぜちゃマジで危ない系のやつもあるからどうか気をつけてほしい。一応叔母さんたちがこういう事をしでかさないように、念のため混ぜたらヤバいものはうちには置いていないけどね。

 とは言え後で二人に―――特に叔母さんにはしっかりと指導しとかないといかんねこりゃ。


 と、そんな叔母さんたちの会話を聞き思わず頭を抱えて嘆息する私に、恐る恐る叔母さんが声をかけてくる。


「……怒ったか?」

「へ?何が?」

「いやその……アタシがこんな余計な事やって失敗しちまって……マコ、怒ったのかなって思ってよ……」

「……はぁ?」


 どうやら私に怒られると思っているのかビクついている叔母さん。いつもは傍若無人で我儘気まま、唯我独尊を地で行く性格だから正直今の叔母さん違和感が凄い。

 失敗したことがよっぽど堪えたようだ。やれやれ、何とんちんかんな事を言っているのやら。


「怒んないよ。わざとやったわけじゃないのに、何で叔母さんを怒らなきゃならないのさ」

「で、でもよぉ」


 呆れはしたけど怒ったわけじゃない。慣れてないことやったんだしこれも仕方がない失敗だろう。家事全般が壊滅的にダメな叔母さんにしては許容範囲内の失敗だし、怒る事ではないもんね。


 ……と言うか、コマがやるならともかく叔母さんがそんな似合ってもいない小動物チックに怯えた態度を取るとか違和感があり過ぎて、何というか不気味で気持ちが悪くて怖いからできれば今すぐやめてほしい。


「そもそも叔母さんはさ、私たちの負担減らそうと考えて洗濯をやってくれたんでしょ?」

「あ、ああ。それはまあそうだけどよ……」

「なら感謝こそすれ、私が怒る必要なんかどこにもないじゃん。そりゃあ結果は散々だったかもしれないけど、叔母さんが積極的に家事頑張ってやろうとしたことは私嬉しいよ。この経験を生かして次から気をつけてくれたらそれで良いじゃない」


 これはこれでいい勉強になったと思うし。叔母さんも少しずつ家事に慣れて、そんでもって家事も楽しいって思ってもらえたら嬉しいもんね。


「姉さまの仰る通りですよ叔母さま。失敗は誰にでもありますし、次から精進すれば良いと思います」

「そうそう。失敗は成功のなんちゃらって言うもんね」

「お、お前たち……!すまん……ありがとうっ!」


 優しくて天使なコマも叔母さんを励ましてくれる。そんな私たち双子のフォローに叔母さんは感激しているようで、パァッと明るい表情に変わっていく。

 良かった、調子戻ってきたみたいだ。


「とりあえず今は片付けちゃおうね叔母さん。このままじゃ今日は三人ともお風呂にも入れなくなっちゃうもんね。てなわけで叔母さん、バケツと雑巾持ってきてくれるかな?」

「……え?アタシも片付けなきゃダメなのか……?」

「オイコラ待てや、当たり前でしょうが」


 もしやこの人ここの片付けは全部私に任せるつもりだったのか……?この騒動引き起こした張本人なのに厚かましいなぁ……

 まあ、これもいつもの叔母さんに戻ってくれた証拠か。……調子が元に戻るのも考えものだよね全く。


「ええっと……それで姉さま?どうやってここを片付けますか?私も何かお掃除を手伝いたいと思っているのですが……これから何をすれば宜しいでしょうか?」


 叔母さんの言動に苦笑いしていると、コマも掃除を手伝ってくれると言ってくれる。誰かさんと違って何て優しい子なんだコマ。お姉ちゃん感激よ。

 ……さてどうしようか。出来る事ならコマのこの気遣いを無駄にはしたくない。したくはないんだけれど……


「いや、大丈夫だよコマ。これくらいの掃除なら私と叔母さんがいれば十分。多分すぐ終わると思う。それよりコマは―――そうだね、先にご飯の準備をお願いしても良い?ランチョンマット敷いたり食器とかお箸を並べたりしてもらったりとかさ」


 疲れているっぽいコマに肉体労働なんかさせられない。掃除は私と叔母さんで何とかなるし、コマには負担のかかりにくい仕事を頼んでおくとしよう。


「はい、わかりました。ではちょっと先に着替えてきますね。着替え終わったら準備始めておきます」

「ありがとー、それじゃあそっちはよろしくねー。私もここの掃除終わらせたらすぐに美味しいご飯作るから楽しみにしててねー!」

「ふふっ♪ええ、楽しみにしています。ではすみません姉さま、叔母さま。そちらはお任せしますね」


 そう言って私と叔母さんに一礼してから二階に上がっていくコマ。コマを待たせるわけにはいかないし、急いで掃除に取り掛からなきゃね。


「じゃ、叔母さんは私と一緒に掃除よろしく。掃除は私の指示に従ってね」

「へーい……」

「何だい叔母さん?そのやる気のない返事はさ。……まあ良いか。とにかくまずはこの泡を取り除こう。叔母さん、さっきも言ったけどバケツ持って来てよ」

「……?なぁマコ。バケツってどこにあるんだ?」

「……」


 アンタ家主なのにそれすら知らんのかい……


「ああもうわかったよ。用意は私がするから、その間に叔母さんは脱衣所の中にある濡れたらマズいものを別の場所に移動させておいて」

「んー、わかった」


 やる気皆無な返事をしながら、それでも多少の責任は感じているようで。渋々だけど私の言う事をちゃんと聞いてくれる叔母さん。相変わらず変なところで律儀だよなぁこの人……普段もこれくらい言う事聞いてくれれば助かるのに。


「……ああ、そう言えばさマコ。話変わって悪いけど……お前たちが帰って来てからずっと気になってたことがあるんだが、聞いてもいいかー?」

「んー?何?どうかしたの叔母さん」


 バケツと雑巾、それとついでに水気や湿気を抑える用の読み終わった新聞紙等を準備していると、叔母さんはドライヤーや櫛などを運びながら私やコマの部屋がある二階へと続く階段を眺めつつ、何やら不思議そうな表情で私に話しかけてくる。気になったこと?ハテ?何だろうか?


「あ、いや。アタシの気のせいかもしれんし、間違ってたら悪いんだがよ……」

「うん、なになに?」

「……コマの奴ってさ、ひょっとして、どっか調子でも悪いんじゃないのかい?」

「お、おぉ……?」


 叔母さんの問いにちょっと驚く私。流石は叔母さんだ。家事はまるでダメだけど、長年私とコマの保護者をやっているだけあってコマの不調にはすぐに気付いてくれたようだね。

 叔母さんの事をちょっと感心しながら、バケツを叔母さんに渡しつつ返答する。


「やっぱコマの調子が悪いってわかるんだ叔母さん……流石だね」

「ああ。なんとなくだけどアイツいつもと様子が違うっぽいからなー。……ってことは、コマの奴やっぱ何か悪いのかいマコ?」

「んー……どうだろ?コマ自身は『睡眠不足です』って言ってたよ。『しっかり眠ったらすぐに良くなりますよ』、とも言ってたかな」

「ふーん、睡眠不足……ねぇ?」


 バケツで泡を掬いながら訝しげに呟く叔母さん。本気で心配してくれているようで、コマの事を大事に思っていてくれているんだなってわかって素直に嬉しい。


「……もしかしてコマ最近眠れてないんじゃないのかい?もしそうならアタシの持ってるサプリか薬を勧めても良いんだが……」

「ああいや、別に不眠症ってわけじゃないらしいよ。コマ曰く昨日夜ふかししたからだって。そのせいか何かコマ部活も集中出来てなくてさ、ちょっと疲れているっぽかったんだよねー」

「……ほー?なるほどな。だからお前ら、今日はいつもより早く帰ってきたのか」

「うむす。いやまあ……ちょっと私も過保護かもしれないけど。でも部活中にね、コマったら普段は絶対やらないようなミスを連発してたからちょっと心配でさ……早めに部活を切り上げて帰ってきたんだよ」


 掃除をする手を休めずに、今日あったことを二階に上がっていったコマには聞こえないようになるべく小さな声で叔母さんに報告する私。

 叔母さんも私のその報告に頷いてくれる。


「それは()()()()()()()()()良識的で賢い判断だと思うぞ。そういう時はしっかり休ませとくべきだ。睡眠不足も舐めちゃマズいからな。一般論だが睡眠不足が長く続くと鬱になったりもするし、勿論体にも良くないしな」

「そうだよね。…………って、うぉいちょっと待てい。私にしては珍しくってどういう意味さ叔母さん!?」

「え……?いやどういう意味も何も……普段のマコは()()だしなぁ……」


 まるで普段の私は非常識で阿呆なことしか考えていない的な言い回しは止してほしい。失礼極まりないぞ叔母さんめ。


「ま、それはともかくだ。とりあえず今日はコマをさっさと寝かせて、明日様子見るとしようや」

「ん、了解。んじゃ手早く掃除終わらせてご飯の用意とお風呂を沸かさないとね」


 その失言は置いておくとして。叔母さんの言う通り、今日は用心のためにもコマには早めに睡眠をとって貰うとしよう。


「さてと……大体泡は片付いたし、あとは叔母さん。雑巾で濡れているところを拭き取って貰っていいかな?私、そろそろ夕食づくりに取り掛かりたいんだけど」


 話をしているうちに泡の処理は一通り終わる。残りは床や洗濯機を雑巾で拭き取って四隅や湿っているところに新聞紙敷けばとりあえず応急処置は済むだろう。

 叔母さん一人でもやれる範囲のことだし、一先ず叔母さんにこの場は預けて私は夕食を作りに行かなきゃね。


「おー、わかった。ただ拭くだけでいいのか?」

「うん。夕食作り終えたらまた戻ってそっちも手伝うから。それまでは悪いけど叔母さん一人でやっておいて」

「あいよ。んじゃ適当にやっておくわ」

「オイ。適当じゃなくてちゃんとやってよね。……ああそれと、洗濯のやり直しは今日は後で私がするから安心してね。床拭きだけはしっかりとお願いするよ叔母さん」

「うっ……!?」

「……ん?」


 と、そんな提案をすると、何故かまたもや先ほどのように気まずそうな表情をしながらフイっと目を逸らす叔母さん。どうしたんだ今度は。


「何で目を伏せてんのさ叔母さん。何かあった?」

「あ、いやその……洗濯の……ことなんだがよ……」

「え、何?まさか……まだ洗濯失敗したことを気にしてんの?」


 小さな失敗を未だに引きずっているなんて意外と根は小心者なのだろうか?ハハハ、叔母さんらしくないなぁ。なんて思わずクスッと笑いながらフォローする私。


「やだなーもう。そんなの気にしなくて良いのにさ」

「……あの……いやその。実はまだマコに言ってない……()()()()洗濯で失敗したかもしれないって思う事が……あってだな」

「え?まだ何かやらかしたの?もう……叔母さんったら家事はホントダメだよね」


 どうやらまだ何か隠していた失敗があったようだ。やれやれ……ホント叔母さんはしょうがないなぁ。


「で?何?何をやったの?言ってみなよ叔母さん」

「……あのさマコ。お前、怒らない?」

「何を今更言ってんのさ。さっきも言った通りわざとじゃないなら怒らないって」

「ホントに……怒らないんだな?」

「うん。怒らないよ」

「絶対に怒らないって…………約束、してくれるか?」


 やけに念を押して『怒らないよな?』と、何度も何度も私に確認する叔母さん。説教を怖がる子どもかアンタ。


「するする。怒らないって約束するって。だからほら、ちゃんと何したのか言ってよ」

「……わかった」


 警戒を解くために笑顔で『怒らないよ』と返してあげる。叔母さんはどれだけ私の事を心が狭い人間だと思っているのやら。私、ちょっとやそっとの事じゃ怒らないのに。

 絶対に怒らないと約束した私にようやく観念したのか、ふーっと息を整えて叔母さんは洗濯機の蓋を開け、


「じ、実はだなマコ……」

「うんうん」


 そしてその中に入っていたものを恐る恐る取り出して一言。


「実は……コマがめちゃくちゃ大事にしてたセーターを縮ませてしま―――」

「キサマぁあああああああああああああああああああああ!?」

「ほら怒った!やっぱり怒った!オメー怒らないって今言ったばっかじゃねーか!?」

「それとこれとは話が別に決まってんでしょうがぁああああああああ!!」


 取り出したのは雑で荒い洗濯のせいで一回り近く縮んでしまったコマのお気に入りのセーター。

 し、しかもこれ……以前コマのために私が心を込めて編んだ自信作じゃないの……!?や、やってくれたな叔母さん……!


「って言うか、そういう大事なことは一番最初に言ってよ叔母さんのバカぁ!?こういうのは下手に時間が経てば経つほど復元しにくいって言うのに……な、何で今の今まで黙ってたんだよぉ!?」

「い、言ったら絶対マコは怒るだろーが!」

「怒るわ!そりゃ怒る!けど……黙ったまま隠しておく方が余計怒るに決まってんでしょ、この家事オンチがぁああああああああ!!」


 思わず涙目で胸倉を掴む私に、叔母さんも涙目で掴み返す。


「だ、だから悪かったって言ってるじゃねーかよぉ!アタシだって悪いって思ってるって言っただろうがよぉ!?怒らないって言ったのに何だよぉ!!?」

「逆ギレぇ!?あ、アンタ子どもかい!?」


 泣きたいのもキレたいのもこっちだよバカ!お、おのれぇ……今日と言う今日は許さんぞ畜生め……っ!


「もう我慢ならん!今日こそ決着つけてやろうじゃないか叔母さん!」

「ええぃ、望むところだこの駄姉が!」


 咄嗟に近くに置いていたさっき片付けたばかりの泡の入ったバケツを手に取って、睨み合いながらけん制する私と叔母さん。

 ジリジリと互いに間合いを詰めて、隙を伺い……



 ぴちゃん



「「クタバレェええええええええええ!!」」


 キレる私VS逆ギレ叔母さん。脱衣所の中にある蛇口から一滴の水が零れ落ちた音が聞こえると同時に、両者はそのバケツの中身を相手目掛けて全力でぶちまけて、そして―――







「ね、姉さま?それに叔母さま?あ、あの……一体これはどうなさったのですか……?」

「コマ!ちょっと聞いてよ!この家事ダメBBAがさぁ!」

「誰がババァだこの駄姉ェ!」

「お二人とも……泡だらけになって何をなさっているのです?それに……何だか先ほどよりも脱衣所が酷いことになっているような……?」


 そんなこんなで。どうしたことかと二階から降りてきたコマが止めて宥めてくれるまで、脱衣所で全身泡まみれになりつつもキャットファイトを繰り広げた私と叔母さん。折角脱衣所も綺麗に片付けたのに、このせいでもう一度掃除をやり直す羽目に。


 その後はいつも10時前には規則正しく就寝している私も、縮んでしまったコマのセーターの復元・夕食や明日の朝食やお弁当の準備・脱衣所の後片付け等に追われてしまい、結局12時を過ぎてから寝ることになってしまった。

 あぁ……明日は絶対睡眠不足になるわ私……


 睡眠不足のコマを寝かせるつもりだったのに、何で私まで睡眠不足になるのやら。以後家事を叔母さんがやる時は私の監修の元でやるようにしっかり教育しておかねばと、固く誓った私であった。

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