第22話 ダメ姉は、提案する
「―――まさか、コマもこの本の愛読者だったなんてね……ビックリだよ私」
「私もです。姉さままでコレを読んでいらしたとは……知りませんでしたよ」
あの書店、そしてショッピングモールからの帰り道。例の双子姉妹恋愛モノの小説を片手にしみじみと呟く私。私の隣を歩くコマも、私の手にある小説を覗き込みながら同調する。
「ねえコマ?ひょっとして……コマも前々からこの作者さんの本を読んでたの?」
「ええそうですよ。一応全て読ませて貰っています。私の部屋にもコメイ先生の本は全巻置いてありますよ」
おぉ、全巻と来たか……!掃除好きな私ゆえに偶にコマの部屋の掃除をしてあげるけど、プライバシーに関わるし本棚チェックとかはこれでも自重している私。
だからこの本のシリーズ含めコマがあの先生の本をそんなに揃えているなんて全然知らなかったよ……折角だし今度ちょっと読ませてもらおうかな。
「どれも味があって好きですが、やはり私としてはこのシリーズが一番ですね。近いうちにドラマ化するのでは?と、話題にもなっている人気のシリーズですし」
「へぇ、ドラマ化の話もあるんだ。あ、ちなみにコマはこの小説のどんなところが好きなの?」
「そうですね……私も独特のセリフ回しと鮮やかに表現される登場人物の心の動きが素敵で大好きになっちゃいました。……あ。ひょっとして姉さまもそういうところに惹かれた感じですか?」
「そっ……そうだね!私もそんな感じ……かな!ははは……」
真面目に小説を評価しているコマの横で冷や汗をかく私。……ゴメンねコマ、違うの。私の場合はただ単に双子姉妹モノの恋愛小説があると聞いただけで好きになったんだよ……恥ずかしくてとてもコマには言えないけど。
「やっぱりそうでしたか。言葉遊びも面白いですよね。あと何より好きだって思えたのは……」
「思えたのは?」
「この小説に出てくる主人公の姉妹って、何だか私と姉さまに似ているから……ですね」
「っ!?そそそ、それってどういう意味……?」
に、似ている…!?ま、まさかコマ、私のこのコマへの邪な想いに気づいて―――
「だってとっても仲良しな双子姉妹のお話じゃないですか。これ私と姉さまのことを書かれているように思えちゃって。だから余計に好きになっちゃいました。……私って、ちょっと登場人物に感情投入しすぎでしょうか?」
「……あ、ああ良かった、そっちかぁ……」
あービックリした。……いや、冷静に考えたら普通はそういう事だろうけどさ……
「……?そっちとは?」
「い、いや何でもない!それよりわかるよその気持ち!何か正直他人事とは思えないくらい私たちに身に覚えのあることも書かれてるよね!そういうところも身近に感じられて私も好きなんだよ!」
「姉さまもですか?……そっか……それは……嬉しいです」
コマのそんな感想に心の底から同意しながら、同時に死ぬほどホッとしていてしまう。よ、良かった……どうやらこの様子だと、コマは私と違いこの小説を双子の恋愛モノとしてではなく純粋に双子の家族愛的な小説として読んでいるようだ。
お陰で私がこの本を読んでいることに全く引いていない。いや寧ろ同じ小説を愛好していることが分かったお陰で、心なしかコマの私への好感度も上がっているような気もする。
「それにしてもさー、今更ながら同じ家で暮らしていながら二人とも同じ本を読んでるなんてね。もっと早く気づけば良かったよね。知ってたら貸し借りできたのにさ」
「ふふっ、ホントにそうですね。まあ悔やんでも仕方がありませんし、次からはそうしましょう姉さま。もしよろしければ私が今持っている他のシリーズもお貸ししますよ」
一安心したところでそんな提案をするコマ。実は私達二人、こういう趣味関連の物の貸し借りはあまりやった事がなかったもんね。
仲良し姉妹っぽくていつかそういうのやってみたいと密かに憧れていたけれど、お互いの趣味が違い過ぎるから今までそんな機会も無かったわけだし。
「おー、それはありがたい。コマも私の持ってる本とかで気になるやつがあったら好きに借りていいからね」
「ホントですか?私、姉さまが普段どんな本を読んでいらっしゃるのか気になります。宜しければ今度見に行っても良いですか?」
「いいよいいよー!ああ、何なら今日も私の部屋に遊びにおいでよ」
「…………え?ね、姉さまの……部屋に?」
「うん。どんな本を持ってるか見せ合いっこしようねー」
「は、はい姉さまっ!……やった♪」
小説なら貸し借りすれば一人分の小説分のお小遣いを節約できるし(流石にコマにはちょーっと見せられない過激な女の子同士の恋愛小説以外は)隠す必要が無いと分かったことだし、これで遠慮せずに趣味の本をコマの前で堂々と読めるし貸し借りも出来るというものだ。
この本を私が読んでいるとバレた時は死を覚悟したけれど、結果的には怪我の功名。コマに私の部屋に遊びに来てもらえる口実まで作れて超ラッキーだわ。
「そうだ。なら早速これ貸してあげる!今日はこの小説コマが先に読んでいいよ。はいどうぞ!」
「……あ……えっと……」
最新刊だしきっと喜んで読んでくれるはず。そう思ってコマに小説を手渡そうとすると、何だか微妙な表情を見せるコマ。あれ?何だろうこの反応は?
「ん?どうしたのコマ。続きが気になってるでしょ?私はコマが読み終わってからで良いからね」
「いえ、確かに続きは気になりますし、今すぐにでも読みたいのは事実ですが……」
コマにしては珍しく、歯切れの悪い様子でもじもじと何か言いたげにしてる。……おぉ。こんな風に遠慮してるコマも可愛いなぁ。小動物みたいな仕草がホントにキュート。今度、ちょっと猫耳とか狐耳とかの動物耳カチューシャを付けてもらえないか交渉してみようかな。
っと、いかんいかん……トリップしかけてた。コマが何か言いたげなのに真剣に聞かないでどうする私。
「何かなコマ?何か私に要望があるなら何でも聞くよ」
「ええっと……その」
「ほらほら、遠慮せず何でも言って良いよ。私何でも聞くからねー」
気を取り直してコマの要望に応えられるように笑顔で問いかける私。そんな私の対応に深呼吸の後コマも覚悟を決めた目でこう言ってくる。
「……その、ですね。でしたら……昔のように」
「昔のように?」
「ふ、二人で一緒に本を読むのは……ダメ、でしょうか?」
「ふむふむ。なるほど、二人で…………二人でぇ……っ!?」
「は、はい……姉さまのお部屋で、二人一緒に本を読むんです。……昔はそうやって一緒に読み合いっこしてましたよね……?」
昔みたいに……二人で……!?そ、それはつまり……小学生の時のように二人で隣に並んで一緒に本を読むという事では!?
そのコマの要望を聞いた瞬間、道端だというのにすぐさま妄想を始める私。
二人並んで本を読むために、必然的に密着し合うことになる私とコマ。
『狭くないかなコマ?大丈夫?』
『平気ですよ姉さま。それより読みにくいでしょう?もっと私に寄って良いんですよ姉さま』
『うん。なら遠慮なく』
そう言って互いの吐息が交わる距離まで肩と肩を寄せ合う二人。
息を合わせて読むペースをお互い同じになるように整えながら、二人で交互にページを捲っていくが…
『あ……ご、ごめんコマ』
『いえ……私こそすみません』
次の話が気になって夢中でページを捲ろうとすると、時折お互いの手と手が触れ合ってしまう。
最初のうちはパッと手を離し、そしてまた手が触れ合うのを繰り返すけれど……段々と触れ合う回数は増え、読む時間よりも触れ合っている時間の方が長くなっていき……
『ねえ……さま……』
『コマ……』
そのまま本を読むことを忘れ、二人の世界に入り込む。見つめ合い、そして触れ合っていた手と手は、次第に指を絡ませ恋人つなぎに。
自然に唇と唇の距離も近づいていき、二人はそのまま―――
―――てな感じで良い雰囲気になっちゃったりして……ッ!?ふぉおおおおおおお!イイ……!最高じゃないのそれ!
「よし帰ろう!すぐに帰ろう!全力で帰ろう!コマ、帰ったら一緒にこれ読もうねぇ!」
「あ、では宜しいのですか……?」
「勿論だよぉ!お姉ちゃんと一緒に読み合いっこしようねぇ!さ、さあコマ!ダッシュ!ダッシュで帰ろう!一分一秒が勿体ないもの!」
「は、はいです!ありがとうございます姉さま!」
秘めたる煩悩を胸に抱き、コマと二人で家路を急ぐ私。こんな私は思春期真っ盛り。
◇ ◇ ◇
「ただいま。帰ったよー!」
「ただいま帰りました」
脇目も振らず全速力で我が家に帰ってきたコマと私。鍵を開けリビングに顔を覗かせた、そんな私たち立花姉妹を待っていたのは、
「おー……やっと帰ったかー……」
「ああ、お帰りなさいマコさん、コマさん」
「「……えっと」」
ソファにぐでーっと寝転がっている叔母さんと、二人分の湯飲みを片付けようとしてくださっている叔母さんの担当兼お世話係の編集さん。
……うーん、おかしい。家主とお客の立場が逆転していやがるぞ。
「あー?何だお前ら。そんなところで突っ立って何してんだ?」
「おや?お二人とも、どうかなさいましたか?」
「あ、あの編集さま。あとは私たちがやりますので、どうかそれを置いておいてくださいませ」
「コマの言う通りですよ編集さん。編集さんはお客様ですしそんなことしないで良いんです。……それと叔母さん。何アンタ編集さんに片付けさせてんのさ」
慌ててコマと編集さんに駆け寄りつつ叔母さんを窘める。この人お客様に片付けさせるなんてどんだけダメ人間なんだ……我が叔母ながらなんて恥ずかしいんだろう。
「おう、言いがかりは止せよマコ。アタシは別にやらせてねぇぞ。こいつが自主的にやってるだけだし。なぁ編集?」
「はいそうですよ。それに良いのですお二人とも。つい先ほど作業が終わったばかりなので……先生も根を詰めて仕事をなさって大分お疲れのようですし……これくらいは編集者としてやらせてください」
そう言ってにこっと笑って私たちを制し、そのまま洗い場で綺麗に湯飲みを洗ってくださる編集さん。
……相変わらずホントに良い人だ。叔母さんはとりあえずこの編集さんの爪の垢を煎じて飲めばいいのに。
「それよりコマ。検査はどうだったんだ?良かったらちょいと話してくれんかね」
「あ、はいわかりました。検査結果自体はいつも通りで―――」
そのダメ人間の叔母さんは寝そべったままコマに今日の診断結果を尋ね、その問いに丁寧に答え始めるコマ。
経過報告はコマに任せることにして……私は編集さんに一言謝らないとね。
「あの、編集さん」
「?あ、はい何でしょうか?」
「今日は……いいえ、いつも叔母が迷惑をかけてばかりでホントにすみません。休みの日まで叔母の我が儘に付き合ってもらったりで大変だったでしょう?」
洗い場で湯飲みを洗っている編集さんにぺこりと頭を下げる。誰かさんが謝らない分、姪である私がちゃんと謝らないと申し訳ないからね。
「ははは!いやいや。マコさんが気にすることじゃないですよ」
「でも……」
「これも仕事ですし、先生に付き合うなんていつもの事ですからね。それに全盛期の先生の無茶ぶりに比べたら可愛いものですし慣れたものですよ」
「えぇー……あの人全盛期はもっと酷かったんですか?」
あまり詳しくは知らないけど、叔母さんと編集さんは中学高校大学とずっと一緒の腐れ縁だとか。そうか……今日どころか積もりに積もって迷惑かけてんのかあの叔母さん……
「はいっ!そりゃあもう、今よりずっと我が儘で傍若無人でしたよ」
にこやかに私に『だから気にしないでください』と言ってくれる編集さん。叔母さんは良い編集さんに巡り合えたよなぁ……
ここまでお世話になりっぱなしだし何かでお礼をしたいところ。さて、何が良いだろう。編集さんにまともに出来そうなお礼と言えば―――
「オイコラ、聞こえてるぞー!誰が傍若無人だコラー!」
「あ、ヤバ……あ、相変わらず先生の地獄耳は怖いですね。……では怒られないうちに退散しましょうか。マコさん、コマさん。私はこの辺で失礼しますね。先生もお疲れ様でしたー!」
「あ、編集さんちょっと待って。これから私夕ご飯を作るつもりなんですけど……もし良かったら編集さんも食べていきませんか?」
「え?」
―――うん、やっぱ料理だろう。
「わぁ……!それ良いですね姉さま。編集さま。姉さまのご飯は美味しいですし、折角ですのでえ食べて行かれてはどうでしょう?」
「ほら、コマもこう言ってますし。一食分食費を節約できたと思ってくださいよ編集さん」
「い、いやしかし……め、めい子先輩―――いえ、めい子先生。良いのでしょうか……?」
叔母さんとの話を中断し、私に同調してくれるコマ。そんな私とコマの提案にちょっと困ったように叔母さんに確認を取る編集さん。
「あー、別に良いんじゃねぇの?食ってけ食ってけ。どうせ一人増えようが二人増えようが全然手間じゃないしな」
「そ、そうですか?」
ちょいと待とうか叔母さん。いや確かに手間ではないんだけど……作るの私だよね?全く作れない叔母さんに、そんな風に偉そうに言われると腹立つなぁこんちくしょう……まあ良いけどさぁ。
「……そういうことでしたら。すみませんマコさんコマさん。ご馳走になりますね」
「それは良かったです。大したものは作れませんけど、遠慮せずに食べてくださいね。んじゃ、私作り始めますんで編集さんは叔母さんと一緒にくつろいでいてください」
少し迷われていたようだけど、叔母さんにもああ言われてか遠慮がちに了承してくれる編集さん。
よっしゃ、任された分はきっちり美味しいの作って満足してもらおう。愛用の『妹LOVE』と刺繍を施している勝負エプロンを身にまとい、ちょっと気合を入れて調理場に立つ。
「姉さま。私も下ごしらえくらいなら手伝いますよ」
「おお、助かるよコマ」
今日の戦利品―――お土産や買い物してきた物を叔母さんたちのいるリビングで開封していたコマも手伝うと言ってくれる。
これはありがたい。コマと一緒に作るのであれば私のモチベーションも上がり、より美味しいご飯が作れるというものだ。それに時間短縮も出来て、その分二人で一緒に本を読む時間が増えるし一石二鳥だね。
「少し待っていてください姉さま。ちょっと荷物を整理してからそちらに向かいますので」
「ゆっくりでいいよ。私も準備があるしさ」
「……んお?なあちょっと待った二人とも。それひょっとして……アタシへの土産物か?」
と、コマが開封していた品々を目にして、先ほどまでぐったりソファに寝そべっていた叔母さんが興味を示したのか突然起き上がる。相変わらず目ざといなこの人……
「ああ、そういや忘れてた。叔母さん、そこにある甘味は叔母さんのお土産だよ」
「おぉ!やっぱそうか!サンキューマコ!なら早速頂くとするかねぇ」
「……はいはい。全く。土産って聞くと急に元気になるんだから」
「叔母さま。夕食前ですし夕食が食べ終わってからデザートとして食べるべきではないでしょうか。姉さまのご飯を食べられなくなりますよ」
「んー?なんふぁいっふぁふぁ?」
「「「(……もう食べてる…)」」」
コマのありがたい忠告も全く聞かずにむしゃむしゃ口いっぱいに頬張って土産を食べる叔母さん。
これには私もコマも編集さんも苦笑い。叔母さん、アンタ子どもか。
「……へぇ?それにしても随分購入されたんですね。先生へのお土産、トレーニングウェアとウエイト。それから洋服に……おや、本もですか」
お土産を食べている叔母さんの横で、編集さんは私たちの買った本に興味を示しているご様子。ま、本を取り扱う職業なわけだし、興味を示すのも当然と言えば当然か。
……同じく本を取り扱う職業している叔母さんは、そっちにはまるで見向きもせずに夢中でお土産食っているけど。
「料理雑誌……はマコさんのですよね。それでこっちの二冊の占いの本は……多分コマさんの買ったものですかね。そしてあともう一冊は―――あれ?」
見事にどれが誰の本なのか当てている編集さんが最後に残った本―――そう今日コマと二人で一緒に読む予定の小説を目にして動きを止める。
……ん?どうなさったんだろ?
「編集さん?その小説がどうかしましたか?」
「……『白百合の花が立つ』……ですか?」
「ぶふぅ……!?」
編集さんがその小説のタイトルを声に出して読み上げると、突如食べていた甘味を吹き出しかける叔母さん。どうしたのか知らんけど、口に入れた食べ物吹き出すなんて汚いからやめて叔母さん。
「な、ななな、何て言った今!?」
「……マコさん、コマさん。この小説って……」
「あれ?ひょっとして叔母さんも……それから編集さんもこの小説知っているんですか?」
「そうなんですか?まあとても有名ですものね。私も姉さまも大好きなシリーズですし。実は今日、その小説を姉さまと二人で一緒に読む予定なんですよ♪」
「……は、い……?い、いえ……知っているも何もないですよ。だってこの小説って―――」
「ば、バカ!余計な事は言うなシュウ!?」
と、叔母さんが何故だか編集さんの口を塞ごうとするも時すでに遅く。編集さんは不思議そうな表情で一言こう言ってくれる。
「この小説って―――めい子先生がマコさんとコマさんをモデルに書いている小説ですし……」
「「…………はい?」」
……今明かされる衝撃の事実。何ですと?この小説が……叔母さんの書いてる小説……?おまけに……私たちをモデルに、だとぉ……?
「え……じゃ、じゃあコメイ先生ってまさか……」
「ええ。めい子先生のペンネームです」
めい子→コメイ……か。叔母さん、それ安直すぎない?
「わ、私と姉さまをモデルに?」
「おかしいですね……まさかお二人とも知らなかったのですか……?お二人の許可はちゃんと貰っていると先生から何度も言われていたのですけれど……」
つまりはアレか。叔母さんったらこの私たちに内緒で……世間の皆様方に私とコマのラブラブ(?)姉妹の日常を赤裸々に綴っていたとでもいうのか……?
「は、初耳ですよね姉さま……」
「うむす。全く聞いてないね。…………あー、コホン。さて叔母さん?これはどういうことなのかな?」
この場にいる全員の視線が一斉に叔母さんの方へと向けられる。その非難するような、問いかけるような視線を受け流しつつ叔母さんは一言。
「す……」
「「「す?」」」
「…………すべて、編集がやりました。アタシは悪くありません」
「えぇ!?」
「「……」」
一昔前の政治家の言い訳のように白々しく編集さんを指差す叔母さんと、全く身に覚えがないのに責任転嫁させられて困惑する編集さん。
……はっはっは!最後まで編集さんに迷惑かけるとは、ホント良い根性してるなぁ叔母さんは。
とりあえず。お土産は没収&一週間禁酒&今日の夕ご飯は叔母さんの嫌いな物フルコースで拷問して……詳しい話を今からじっくりと聞かせてもらおうじゃないか。