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ストーンアビリティー stone ability  作者: ARUKNIGHT
STONE ABILITY
16/22

Careful man  

この話でやっと悪役を出せました。

作ってて、退屈はしませんでした。が、みなさんが退屈しないという保障はありません。

それではストーンアビリティーの世界へ、久しぶりにいってらっしゃいませ!!!

 レセンタルセンタービルの前に着く。

 自分は変装のマスクをつけている。

 最初はスパイだスパイだと浮かれてたけど自動ドアに反射して写っている自分の顔を見るとものすごく違和感を感じて落ち着かない。誰かの体に乗り移ったのみたで・・・

 自動ドアが開く。

 カールさん

 チャーリー

 シャム

 マーガロ

 バーグレン

 そして僕が入る。

 このビルは30階以上はホテルのようになっている。高い所にしか部屋がないのだからあまり人気はない。だから止まっているのはショー関係の奴らだろう。

 入り口の所で予約していた部屋について聞く。場所も全て把握しているが演じなければならない。僕は偽りの顔で・・・・皆は高そうなグラさんしてるのに僕に渡されたのは安モンだし・・・・

 何か浮かれない。これから任務なのだから浮かれてはならないのだが何故か皆は楽しそうだ。それも演じているのだろうか。

 多少拾いエレベーターに乗って34階のボタンを押す。

 皆キャリーケースを開く。そこには武器が収納されている。人によって違うが

 僕のには45口径半自動拳銃の  M1911A1  が入っていた。

 もちろん。空港降りてから受け取ったものだ。

【こちらコリン。ダミー映像を転送した。行動開始許可有り。オーバー】

 仲間から無線が入る。

 コリンはLAIAの人間で僕らの任務に手を貸してくれている。ホテルorビル内のあらゆるシステムをハッキングしている。それを今二、三人でやっているけどその中のリーダーがコリンということだ。

 今はエレベーター内のカメラ映像を変えて誰もいない別の映像をホテルorビル内のシステム管理室に送っている。

「ナイスだ!コリン。」

 カールさんがそう応答しながらスーツを脱いだ。チャーリーもどうタイミングで脱ぐ。

 全身タイツ姿みたいになる。着ているのはダイバーの服とほぼ同じだろう。更にゴーグル、バックパックを身につける。格好が完全にダイバーだ。

「うひょ~こんな格好二度としたくないぜ。ピッチピッチする。ピッチピッチする。」

「チャーリー集中しろ。俺だって同じだ。」

「カールさんが着るとうける。」

「お前も十分笑える。鏡見ろ。」

 チャーリーは後ろに振り返る。

「うひょ~~~やっぱカールさん笑える。」

「うっさい。集中しろ。」

 エレベーターは34,5階で止まる=34階と35回の間でコリンにエレベーターを止めてもらったということだ。エレベーターの天井を開きカールさんとチャーリーがエレベーターの上に乗る。そこから排気口に潜入し35階の床下に潜り込む作戦。目的はショーの取引相手の会話を盗み聞きし情報を得る。

 僕らは予約していた37階の部屋へと向かう。

 無事にたどり着きいろいろと物を出し、ノートパソコンなど機械類を並べる。

 カールさんの

【OKだ】

 という無線が入り、パソコンでカールさん達が撮影している映像を受信する。

 音声も手に入る。

 彼らは中国語で話しているが、僕らのパソコンには英語でしかっりと翻訳された文字が出てくる。

 しばらく何の様子も見られなかったが手がかりになる会話を始めた。

≪メカジャックの奴から連絡が来たぞ。8:30に14,811号室だ。ッてことは44階だな。8:30だから後10分後だ。≫

「14811号室って何だ?そんな部屋数あんのか?」

 バーグレンが呟く。

「違うわよ、14,811号室。意味わかる?14の811号室ってこと。」

 マーガロが答える。

「じゃあ14ってなんだよ?」

「知らないわよ。そんなことどうだっていいでしょ。」

 相変わらずマーガロは怒りやすい。

「まったく中途半端な説明だな。」

 カールさんの無線が入る。

【奴らの金が入っているケース。こちらで用意しておいたケースの一つと一致した。例の作戦で行く。俺とチャーリーで811号室の床下に潜伏する。あんた達の動きは後で指示をする。また作戦変更になりうる可能性もあることを考えておけ。】

「了解。」

 シャムが答える。今この部屋にいる四人の中のリーダーだからだ。

【コリン、またエレベーター頼む。】

【話聞いていたから言われなくてもわかるんだけどね。】

【カメラはここに固定しておく、何かあったら報告してくれ。】

「了解。」

 ショーの取引相手の部屋にホテルマンの人がワゴンを運びながら入って来る。

 ワゴンの上にはケーキが置いてあり、下はタオルで隠されてある。

 この人は仕掛け人でありLAIAの人だ。

 我らを代表するホテルマンは取引金の金が入っているケースに近づく。

「お客様にサービスでこちらをお持ちいたしました。」

 と言い、机にろうそくの火がついたケーキを置いた刹那、部屋の電気が消えた。

 コリンによるシステム操作だ。

「あのホテルマン役のやつ中国語うまいな。」

 バーグレンが呟く。

「だって中国人でしょ。」

 はぁ~マーガロが会話に入ると・・・

「でもあいつは育ちアメリカだぜ。」

「ん~~だからそんなこと関係ないでしょッ!」

 一難去ってまた一難か・・・

 こちらの様子は喧嘩で向こうの様子はマフィアの連中が子供みたいなことされて嫌だったのかホテルマンに怒鳴りつけている。

 電気はもうついている。

 ホテルマンが部屋から出て行くとすぐに無線がかかる。

【奴らのケースと掏り替えました。今お金は私が持っています。】

【よし、よくやった。】

 カールさんの声も、続けてチャーリーの声も入ってくる。

【俺らはあとチョイで811号室に着く。あとチョイだ。もうついたんじゃないかな?あ~もう着くけど・・・・戻る。・・・・・・・よし。えっと今 から無線切る。皆のは聴くことできるけど、応答できない。こればっかり奴らに聞かれたら終わりだからさっ。小型カメラは設置するから、んじゃ】

 ブツっと言う音がイヤホンから聞こえてきた。

「緊張してきた。」

 シャムに言ってみる。

「そうかい?」

 シャムは緊張していないようだ。

 また無線。カールさんからだ。

【聞いていた通り今チャーリーだけ床下に向かわせた。俺は作戦だとポジションが違うからな。あとお前らを指示するため床下にはいられない。だから おしゃべりのチャーリーに床下に向かわせた。】

 今頃この無線聞いてチャーリーは怒ってるんじゃないかと思った。

【まずお前らと合流する。すぐ向かう。】

 カールさんがここに来てくれる。緊張している僕にとって一人でも仲間がこの場に増えるのは安心する。

 でもどうだろう、後ろの二人(バーグレン&マーガロ)がうるさいから和らいできた気がする。

「さっきからあんたの言ってること解んないわ!任務だけに集中すれば?」

「してるさ!任務に集中しない奴らはうちの部隊にはいねぇーよ!お前を抜いてな!」

「何言ってるのよロバ!」

「うるせぇーアヒル!」

「アッアヒル?どっから思いついたのよ。せこいわそれ!」

「お前の・・・手からだよ!バカかッ!」

「口じゃなくて手?ですってぇ?」

「あぁそうだよ。」

「アヒルの手なめんじゃないわよ!」

 こんな喧嘩見たことない。

「はぁ~これでもいざとなったらしっかりするんだけどね。一応うるさいから・・・レインのお気に入りの武器、スタンナイフだったよね。今ある?」

 シャムはいったい何するつもりだろう。いや分かる。何するか分かる。

「ある。」

 僕はシャムに奴らをぶちのめしてやれと言う願いを込めて渡す。

 見事にシャムはそれに答えてくれた。

 すばやい動きで二人に当て

「「ギャイ」」

 と二人同時に叫ぶ。バーグレンはすばやく遠ざかり、当ててきたシャムにに拳銃を向ける。

「な、な、ななななにすんだシャモンディー。」

 バーグレンが動揺して言う。

「二人とも隣に人がいたら聞こえちゃってたんじゃないの。ほら銃おろして。反応遅いよ。」

 何言ってるんだろう。僕にはバーグレンの反応十分に早く見えたんだけど・・・・

「それは・・あんたは接近戦うまいじゃん。」

 あぁやられる前の話か。シャムが近づいていることに気づいていなかった。喧嘩が原因だと思うけど。

「こんな言葉おかしいけど、ぼくの実力のせいにするなよ。喧嘩してるのがわるいんでしょ。」

「ったくバーグレンのせいよ。」

「ぐっ・・・・・・あぁもういい。わかった。俺のせい。」

 そう受け答えないとまた喧嘩が起きるだろう。どちらかと言うとマーガロのせいだな。

 パソコンに移っていた映像が画面の半分のサイズに縮小された。そしてショー・メカジャックの部屋映像が入ってきた。

 ショーはネックレスをつけている。と言ってもミサンガのように紐かなんかで結んだものだ。茶色いからロープに見える。そして紐についているのは僕 の石の形と同じものがついていた。六角形で縦に長い。これに驚いたが

 石は光っていない。能力を発動しなくても多少光るはずだからあれは関係ないだろう。おそらく・・・それは手にもついていた。それこそまさしくミサンガだった。服装はコートを着ていた。見た感じ普通だ。

 何人かの手下が銃を持っている。見覚えのある銃だ。

 Saiga12K(イズマッシュサイガ12)。例のロシアの武器密輸組織からもらった代物だろう。ショーはモンブランのようなものを食べている。 その隣には黒い袋がつんである。

 中はおそらく麻薬だろう。

 カールさんが部屋に入ってくる。もうダイバー姿じゃなく探偵みたいなコートの下は戦闘用装備がみについているだろう。

「メカジャックの状況はどうだ?」

「のんきにモンブラン食ってますね。」

 カールさんの質問にバーグレンが答える。

「中国のマフィアは?」

「えーと今移動しますね。」

 また同じようにカールさんの質問にバーグレンが答える。

 カールさんが駆け寄ってきて自分の目で映像を確認する。

「よし。映像を受信しろ。自分のこれにだ。」

 スマホ。皆がスマホをだす。

 パソコンにコードを繋げスマホに繋ぐ。映像が受信されどこでもみれるようになった。

【こちらコリン。中国のマフィアたちがエレベーターに乗りました。作戦では閉じ込めるもありましたけどそのままショー・メカジャックとあわせますよね?】

「あぁそのままだ。812と810と911号室の鍵開けといてくれ。」

【了解】

「行くぞお前ら。」

「よーし。」

 バーグレンは立ち上がりながらそういった。

「ジュリアちゃん。出番来るかもよ。」

 マーガロは嬉しそうにキャリーケースをなでなでして出口へ向かう。

「レイン。捕らえるよ。」

 シャムも立ち上がりながらそう言って出口へ向かう。

 最後に僕が立ち上がる。

 皆の視線が僕に当たる。

 何か一言言わなくちゃいけない見たい。じゃないとこの空気から抜けられそうにない。


「やられる前に、やってみせる。」


「良い意気込みだ。」

 出口の前に円陣を作る。

 高校時代の部活動のことを思い出す。本番の前には必ずやっていた。

 五人の片方のこぶしがくっつき合う。

LAIAライア

 カールさんがそういうといっせいに手を開き上に上げる。

「「「「「GO」」」」」

 そしていっせいに下に振り下ろす。

 こっからが本番だ。

 エレベーターに乗ってカールさんの指示が始まる。

「バーグレンは810、マーガロは812号室に行け。誰もいないはずだ。レイン。お前は一個上の階の911号室だ。シャムはレインと同じように 911号室にいってそっから811のベランダに行け。お前ならできると信じてる。俺は811のドアの前。そしてチャーリーは床下。これで完全包囲 だ。状況しだいでチャーリーも無線が復活できる。捕らえるぞ。」

「「「「了解。」」」」

「おっどうやらマフィアの連中も部屋に入ったみたいっす。」

 バーグレンがスマホをみて言う。皆も確認する。

「よし。コリン。」

【はい。】

「811号室部屋の鍵ロックだ。」

「了解。」

 44階につく。ドアが開きカールさん、マーガロ、バーグレンが降りる。

「シャモンディー、レイン、頼んだぞ。」

 カールさんがそういい終わるとドアが閉まる。

「まだ緊張している?」

「ん~多分。」

 シャムに書かれても・・自分でも解らない。

 この任務は成功しなければ。

 45階に着き911号室に入ると、シャムがすばやくベランダに出て手すりにフックをかける。フックとロープを繋ぎ、ベルトにロープを繋ぐ。そして 降下。その速度はクライマーよりも速く、すぐ一人になってしまった。

 床のマットをどかし丸い筒の装置をセットする。スイッチを入れると大きな穴が床下に開く仕組み。だがこれを使うチャンスが来るかどうか・・・・できれば来てほしくない。これは予備の作戦に使うからだ。

 スマホの画面でショーの部屋の様子を見る。やっぱ緊張しているようだ。映像見ていると、

【よーっす。俺チャーリー。元気だよ。睡眠ガスの作戦やるんでしょ。床下の穴は全部閉めといた。俺まで巻き込めれたらやべぇーから。これで俺の声 が洩れずみすむかな。あっコリン。俺向こう(部屋内)の状況把握できてない。俺のにも映像送って。】

 と元気な声が入ってきた。

 このチーム(部隊)はもうちょっと緊張感を持って欲しい。彼らにとってそれが任務成功や失敗の原因になることはないようだけど・・・・僕の気持ち も考えて欲しい。彼らの流れにうまく乗れない。海軍時代の頃は皆緊張感あったと思う。チャーリーは例外だった。

【チャーリーさん映像送りました。】

【来た来たサンキュー】

 チャーリーが行っていた通り今回の作戦は睡眠ガスを使う。

 ホテルマンの人がマフィアの部屋に入り大金のケースと中に睡眠ガス装置が入っているケースを摩り替えた。あけた瞬間に睡眠ガスが一瞬で広がる。そ うとう強力にしているらしい。窓に穴を開けたところで遅いだろうと言うレベルだ。まず撃つことができない。第一に指が麻痺するようになっているか らだ。うまくいけば何もせずに捕まえられる。成功を祈りながらショー・メカジャックの映像を見る。

 ショーがソファーに座っている。机をはさんでその向かい側にマフィアのボスがソファーに座っている。両方のソファーの後ろにはそれぞれの部下が銃 を握っている。

「そっちが先だ。金を出してくれ。」

 ショーがマフィアの人に言う。

 マフィアの部下がボスに中国語で翻訳してくれている。

 ケースをショーに渡す。

 目の高さまであけてケースを見ている。

 早くお金を確認してくれと願い続ける。

 そうすれば終わる。

「薬品の匂いがする。」

 ショーの言葉を聞いて汗が流れた。

「何?」

 マフィアのボスが英語で返した。多少はしゃべれるようだ。

「薬品だ。分からないのか?あんたしっかり通訳させてもらってんのか?」

 ボスが中国語で話、通訳の手下がショーに英語で教える。

「薬品のはずがありません。我々はしっかりと金を詰めました。ここに来てから部屋内でも確認しました。薬品の匂いはそちらの・・・麻薬のにおいで はないでしょうか?」

 最後のほう通訳さんはゆっくりとしゃべった。ショーを恐れているのだろうか?

 ショーは驚くべきオーラを放っていた。

「ほぉー。俺らを疑うのか?」

 ショーは立ち上がる。そしてまたしゃべる。

「麻薬の匂いぐらい解ってるに決まってんだろ。特に自分たちの持ってきた麻薬の匂いは。」

 冷静にそう言ったが恐ろしさが感じられた。

 サプレッサー(銃の発射音と閃光を軽減するための筒状の装置)つきの銃をマフィアのボスの頭に 突きつけて「どうだ?風通しよくしてやろうか?」と尋ねる。

 マフィアの連中がいっせいにショーに銃を向けると、ショーの部下たちがいっせいにマフィアの部下たちに銃を向ける。無線が入る。

【カールさん、まだっすか?】

【まだだ。】

 いつ出てもいいように準備する。

「フンッ」

 ショーは少々笑みを浮かべ銃をマフィアのボスの頭からはずす。

「お前ら下ろせ。」

 ショーの命令により部下たちが銃をおろす。マフィアの連中もおろす。

 マフィアのボスがケースをひらこうと自分の方に持っていく。

「金のはずだ。」

 といって開こうとしたとき

「触んなッ!」

 とショーが怒鳴った。そして落ち着いてまたしゃべりだす。

「それはおそらくトラップだ。あんたらがここに来て確認したんだよな。ここに来てからすりかえられたんだ。あんたが今開けようとしたことから第三 者がいることが決まった。トラップをわざわざ自分からあけるはずがない。犯人はおまえのとこの部下か、それとも部屋の外か・・・・」

 的中している。心臓の鼓動が早くなる。

【まだだぞ。】

 っとカールさんの声が入る。

「俺は用心深い人間でな。悪いなこのケースはもらってく。金じゃないことが確かだ。まぁないと思うがもしこれが金だったら、おまえらに麻薬を送 る。心配するな。約束は守る。またあとで振り込んでくれ。」

「麻薬のは持ち帰っていいのでしょうか?」

「だからお前らが金をくれたら渡す。」

 ショーは部屋を出ようとドアに向かう。

「待ってくれぇ。そんなの卑怯じゃないか。こっちは金を渡したのに、中身は違うだとぉ?そして金をもう一度送れ?ふざけるなーーー」

 ピタッとショーは立ち止まり、ゆっくりと後ろを振り返る。

「俺の足を止めたことを後悔しろ。・・いや、後悔はもうできないか。したとしても復讐はできない。恨むなら第三者を恨めよ。」

 そういって手を上に上げる。

「はっはやく訳せ!あいつはなんと言った?」

 マフィアのボスがそう叫ぶ。

「今までごくろうさん。」

 ショーが指を鳴らすとショーの部下たちがいっせいにマフィアらに撃つ。反応が遅れたマフィア達は何もできない。

【シャモンディー。行けぇ!】

 カールさんの指示が入った。こっから戦闘だ。

 ショー・メカジャックにはおそらくこう見えただろう。

 マフィアの連中がバック転をし始めるかのように勢いよく後ろに倒れる。その倒れる速さは一瞬だろう。そのためさっきまで敵の顔を見ていたが、一瞬 で窓に変わる・・変わるはずだとおもっていただろう。実際、ショーの目に見えたのは、殺意を込めている優男、光のアサシンの姿。

 シャムの攻撃が始まる。アサルトライフルをぶっ放している。ショーはしゃがんで、ソファーを盾にする。多少、弾がソファーを貫通するがショーに当 たっている様子はない。

「出たな、第三者。」

 敵が隙をみて反撃を開始する。

【全員で行くぞ。】

 カールさんの指示により、ショーの部屋の天井、床、両サイドの壁に大きな穴があく。そしてドアが開きカールさんが入る。銃声が止む。

「ショー・メカジャック、逃げ道はないぞ。お前を逮捕だ。」

「はぁー。君たちがケースを摩り替えてたりしたのかな?ったく。金が必要だったのに・・・どこの組織だ?あんたら。DEA(麻薬取締局)ではなさ そうだな。LAIAか?」

「そうだ。」

「レイン、レイン=ジャック=ローレンスに会いたいね。俺がつかまったら会わせてくれ。」

 僕がLAIAに入ってるってこともすでに知っているみたいだ。

「今すぐ会えるさ。まず銃を捨てさせろ。」

「捨てなくてもいいだろ。こっからどうやって銃で反撃するんだい?銃じゃこの状況を変えることはできない。そうだろ?」

 そういった刹那、煙幕が部屋中に広がる。スモークグレネード(煙手榴弾)だ。

 何故奴らが持っているんだ?・・・こっちにはNVD(暗視ゴーグル)が用意されてある。

 スモークはもともとこっちの作戦。

 ゴーグルをすばやく着け、部屋内の状況を確認したら、そこにはショーはいなかった。

 手下は二人ぐらい部屋に残っていたがすでに逃げられてる。ドアのそばで人が倒れてる。あれは

「カールさんッ!」

「んあ。ぐっ、生きてるだいじょうぶだ。何で生かされた?むかつくぜ。チャーリーとレインと俺で追うぞ。」

 カールさんが立ち上がる。

「させるかッ!っぐあ」

 ショーの手下が撃たれた。

「僕とまだ戦闘中だろ。」

「っく貴様!よくもレッドを。」

「大丈夫。死んでないさ。君も死なない程度にしてあげるよ。そっちの方が痛いけど、我慢してくれッと。」

「ぐぁ。」

「シャム。ナイスだ。バーグレンとマーガロもバックを頼む。」

「「了解」」

 僕は部屋を出てエレベーターに向かう。

 エレベーターは二つ並んでいて、一つは上に、もうひとつは下に向かっている。

 どっちのにショーが乗っているんだ?

【コリンッ】

 カールさんがコリンを呼ぶ。その言葉だけでコリンには伝わったみたいで、

【両方のエレベーターのカメラが壊された。どっちに乗っているか解らないよ。壊される寸前の映像見てみてみたら、両方人が入る前に銃でカメラ撃た れているんだ。】

【レインは上に上がっているエレベーターを追いかけろ。チャーリー、お前は今どこだ。】

【排気口から出たところ。】

【そっからロープで下に向かっているエレベータの上に乗れ。そして仕留めろ。】

【今行く。おおおおおお。隣のエレベーターのロープを切ったりとかしなくていいのか?】

【簡単に切れるようにはなってないだろう。撃って、落ちてきたとしても、爆破する危険性は十分にある。お前が死ぬかもしれない。まず下方向に向 かってるエレベーターの確認が優先だ。コリン。エレベーターは止められないのか?】

【それをするには時間がかかる。あらかじめ準備が必要なんだ。さっきは複数の機能を使いすぎて、その操作とはシャットダウンになったんだ。やってみてるんだけど今からだと時間がかかる。奴らが降りる前に止める自信はない。】

【そうか。レイン!俺も上に向かっている。上だとすれば、ヘリポートが上にあるから、ヘリで逃げるかもしれない。あいつなら所持している可能性は十分にある。】

「了解。」

【チャーリー。地下だとすると駐車場だ。】

【了解。】

 僕は階段を駆け上がる。50階が最上階。あと三階、上のエレベーターはもう着いただろう。急がないと。

【おいっ皆!】

【どうしたチャーリー。】

【誰もいねぇ・・・・下に向かってたエレベーターには誰もいねぇ!!上だ!うえぇ!!】

【くっそ急げ!全員上だ。】

 今は僕が一番へリポートに近い。へましないように。奴を捕まえる。ショーを捕まえる。

 49階についた頃、変なにおいがした。気にすることはないと思っていたが、霧のようなものが見えてきた。

 ガスだ。

 鼻、口を押さえながら50階に着く。ショーが持って言ったケースに穴が開いている。

 僕らが向こうに仕掛けたトラップの睡眠ガス。それがこの階にじゅうまんしている。

 逆にやられた。

 非常階段への扉を開け外に出る。

「うわっ」

 勢いよくでたもんだから、落ちそうだった。その高さに驚いた。

 ブロロロロロロロロロロ

 ヘリの音が聞こえる。まずい。逃げられる!

 いそいで駆け上がり見てみると、

 ショーがちょうど乗るところだった。

 銃を向けながら前に出る。

「ショーーーーーーーーー」

 聞こえるように大きな声で叫ぶ。

 こっちをふりかえって軽く笑う。ヘリの操縦士に何か合図する。

 ハッ、何やってんだ僕は、どうどうと前に出てきてしまった。何も考えてなかった。このまま後をひくことはできない。おしきらなければ。

 プロペラの速度がだんだん落ちる。

「動くな!手を上げろ。」

「フッ。お前は新人か?警察じゃあるまし、今時、『動くな!手を上げろ。』なんていうやつはいねーぞ。しかもひとりか。かわいいな。それで俺を捕まえられるとでも?俺の部下もそこにいるのに。それともあれか?俺を殺せばそれでいいのか?」

「手を上げろ!撃つぞぉ!」

「俺の話きいてたのか?ったく。そんなんじゃ脅しにも・・ん?」

 急にショーが細めをしてこちらを伺う。まさか

「お前マスク付けてんな?変装してるだろ。」

 くっそ、ばれた。けど、

「何言ってるんだ?マスクなんて付けてない。」

「じゃあ、取れよ。何のために変装してるんだ?新人。・・・・お前レイン=ジャック=ローレンスだろ。」

「違う。あいつは本部にいる。すんなりお前らの標的をここに持ってくると思うのか?」

「自信もって言わせてもらうが、俺の確保の任務に、新人を行かせるなんて思わない。隠しとおせるとおもったのか?」

「くっ。・・・・うッ」

 急に力が抜ける。

 何だこれは?あいつ、何かしたのか?視界がゆがむ・・・

 ひざを突いてショーを見上げる。

「だいぶ苦しそうだな?お前らの睡眠ガスだろ。強力だな。」

「くっそ、」

 完全に横に倒れる。

「捕獲完了じゃないか!うれしいな。金よりいい物が手に入った。」

 くっそ。口、鼻、塞いだのに。すぐ外に出たのに。

 ブロロロロロロロ

 ヘリのプロペラの速度が速くなった。

「ショー。他の敵が来ちまう。早く帰るぞ。」

「だが、目の前にいるんだぞジャスティン!ケーパビリティーストーンホルダー(能力石保持者)が。っぐあ。何故殴る?」

「行くぞ、石のこととなるといつもこうだ。早くッ急げ!来るぞ。お前ら撃て!」

 ショーたちの声がだんだん聞こえなくなる。銃声とヘリの音。仲間はもうすぐそこに来てくれている。ヘリの音が小さくなった。

「くっそ。あの距離じゃマーガロじゃないと。」

「マーガロはまだ下だよ。」

 ガスマスクを付けたカールさんが視界に入る。

「おい?レイン!起きてるか?」

 言葉が発せない。まぶたがだんだん重くなる。

「おいレイン!レィ・・・・・・」

 そして音も聞こえなくなった。

14,811号室にした理由は「石はいい」と読めるからです。まぁ適当です。

ストーリー中ではキャラクターたちも明かさなかったどうでもいいことですけど

14,811号室はどういうことかというと、レセンタルセンタービルは30階以上がホテルとなっています。つまり14,811号室という14の意味はホテル階から数えて14階ということです。だから811号室は44階ということになります。


DEAはDrug Enforcement Administrationの略ですね。まあ書いたんですけど

麻薬取締局ですね。

一応行っときますが

LAIAなんて組織ありません。あるけどありません。

いちおうあります。

別の組織で

Latin American Integration Association (ラテンアメリカ統合連合)っていうのがあります。ラテンアメリカの貿易統合組織です。別名ALADIです。

知らず知らずでかぶってしまいました。ちょっと残念です。


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