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ストーンアビリティー stone ability  作者: ARUKNIGHT
STONE ABILITY
11/22

Training2

 日々トレーニングが続く。まだブラッディーには一勝もしてない。

「今日はナイフを使うトレーニングだ。」イリオスさんがトレーニングルームに入ってきた。

 二本のナイフを持ってきて一本僕に渡して説明をし始めた。

「このナイフは切れないナイフだ。」

「切れなかったらナイフじゃないですよ。」

「ただのナイフではないからな。スタンナイフだ。グリップ部分にボタンがあるだろ。」

 ボタンを押してみる。バチッという音を立ててナイフから青い光が出た。電気だ。

「押している間電気が流れる。ずっと押し続けると電池がなくなる。それを相手の体にあてて訓練をする。お前の相手はまだきてないな。」

「僕の相手って誰ですか?」

「会ったことないはずだ。君が入隊する前日任務に出動し今日帰ってきた男だからな。」

 ドアが開く一人の男が入ってくる。そしてイリオスさんに手を差し伸べ握手をする。

「帰還しました。総司令官。」

「おぉっ約束の時間どうりに来てくれたな。シャモンディー。」

 シャモンディーと言われた男がこちらに近づいてくる。

「君はレインJだよね?」

 レインJ?この人もそう呼ぶのか?

「あっレインでいいです。」

 と言いながら握手をする。

「そう?じゃあレイン君よろしく。ぼくはシャモンディー・ランデー」

「ランデー?」

「ブラッディーの弟だよ。シャムって呼んでいいよ。」

 あ~~~似て・・・似てない。こっちの方が全然仲良くなれそう。

「じゃあ訓練を始めるぞ。」

 イリオスさんの合図でマットの上へと移動する。シャムはナイフを取ってマットの上にくる。

 構えからすごすぎた。

「一本目、始め。」

 もちろんシャムがすごいのは構えだけではなかった。すばやく僕の体のあちこちにナイフをあてつけた。僕はしびれて膝をついた。ブラッ ディーの時のように敗北した。

 シャムはため息をついて言った。

「これじゃあ基本から教えることになるね。」

「そういうことになるな。じゃあよろしく頼む。私は別の仕事に取り掛かってくる。」

 イリオスさんは退出した。

「じゃあレイン。構え方からだめなんだよ。」

「それは・・シャムの構えがすご過ぎて、迫力があってその・・少し怯えてたっていうかなんていうか。」

「それ言い訳?」

 ・・・・はいっ沈黙。

「あーもうなんでもいいからさほらっ今構えて。はいッ!」

 僕は動きを止めて腰を少し低くしてナイフを差し出した。

「いやっそれできてないでしょ。」


 2時間ぐらい経ち、休憩をしているとイリオスさんが部屋に入ってきた。今の僕ほどではないが多少汗をかいている。ぜえぜえ言ってる。 走ってきたの だろう。

「シャモンディー任務だ。」

「え?もうですか?」

 シャムは僕より大変そうだ。

「ローレンス君。君のアパートが襲撃された。」

「え?」

 突然のイリオスさんの言葉に驚いた。

「死亡者は?いるんですか?」

「大丈夫だ。アパートで待ち伏せをしていた我が部隊のおかげでな。しかし負傷者は一名。だがそこまで大きな怪我じゃない。心配するな。」

 イリオスさんにとっての大きな怪我ってどのレベルのことだ?あんなこと言われても落ち着けない。

「今追跡中だ。」

「それでぼくが任務を?」

「君だけじゃない。ローレンス君も。君にはローレンス君の初の任務をサポートしてもらいたい。」

「えっ僕もなんですか?」

「彼らの狙いはレインさんですよ。任務に出すんですか?」

「だから君を援護につけてるんだ。君を信頼してる。ローレンス君にも実戦に出てもらわないと力がつかない。サポートといってもローレ ンス君メインにやらせるわけじゃないな。よし訂正しよう。ローレンス君がサポートだ。他のやつらも出動させる。こちらの方が有利だ。

 何か質問でも?」

 僕もシャムも何も答えない。

「じゃあ移動を始めろ。」

ここから投稿するの少しいつもと違うペースになるかも知れません。


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