エピローグ『カゲロウの向かう先に』/太陽
「……梅雨は雨の独壇場。我は探す――――晴れ間は何処ぞ、てか」
似合いもしない句とか詠んでみる。
夕刻に差し掛かり、緩やかに蒼は紅に染まりつつ――
筆塗り派のあたしに不向きだな、と傘を広げる
―――――またしても小雨がパラついてきた。
はるる野の空に、ひとり傘のソラ独り。
「はは。雨ってーと、王子と模型屋行った日を思い出すね――――」
松葉杖の試運転をしたがってたあいつ。庶民の文化を知りたがってた王子。
「なんかこう、梅雨をふっとばすスカっとした風でも吹かないかなぁ」
―――結局、ロングヘアはこのままにすることにした。
《王子に褒められた》というこそばゆい憐憫で。
長さを切りそろえて貰っただけ。
『……その、綺麗だな……』……思い出すとニヤけてしまう。
褒められ慣れてない小娘が、女の子扱いされてるだけでこの有頂天である。
最近はスカートも履く様になってしまった。
今日もノースリーブにミニスカ。つっかけのサンダル。
隣りにまたあいつが居たら、くだらない庶民講座でも教えたげたんだろうか。
――――蕩けるわ、ゆめ夢想。何だか少女漫画の主人公の思考である。
(……人って変わるもんだなぁ……)
詮の無い妄想は乾ききっていない路面に吸い込まれる。
梅雨の、湿気独特の臭いが鼻孔をくすぐる。
――――――――ふと、眼前に羽虫が飛んできた。
「わ、羽虫?……ちがう、カゲロウ、だ……二匹の」
寿命が短いとされる、ちょっとトンボに似た虫だ。
二匹であたしの周りをくるくる回り、そのまま西の方へ飛んでゆく。
どうせ目的もない散歩だ。カゲロウくん達に着いてゆこう。
コンビニに寄るでもなく、湿気の香りの中をくぐりながら、
カゲロウたちの誘いで雨上がりの散歩を続け、
何となくあの想い出の公園に着いてしまった。
(あらま。アレ以来、一度も来てなかったな……)
(カゲロウくんたち、どっか行っちゃった)
旧道の公園は、やっぱりあのままだった。
解体工事よりも、活きてる街のインフラ整備のが先なんだろうね。
(ブランコには……さすがにもう、誰も待ってないだろね)
――――――当たり前の帰結。
あの日、天に帰った王子。そして天に還った幼馴染の二人。
想い出の美化は人の常。楽しい想い出、哀しい別離、
人が覚えている。街が覚えている。
生きている人々のために街は在る。ここはもう、記憶《過去》の世界なのだ。
サァァ。
そう思っていると、雨が強くなり始めた。
「天気雨になるのかな……でも、蒸し暑いし、すんげー気持ちがいいや」
傘を深くかぶり、歩道を渡る。
壊れたままの公園入り口。立ち入り禁止のテープを乗り越える。
あたしには見えてなかった《不可侵》の境目。
すると。
ブランコに―――――――――誰かが居た。
そいつは金色の髪をしていて。
そいつはこちらに背を向けていて。
おおよそ、ウチらには似合わない不思議な服装をしていたのだ。
「………………―――――っ」
とく。とく。とく。
とつぜんに、動悸がする……小さい胸に、小さい淡い感情が膨らむ。
”また、幻影を見てるんだろう”……たぶんそんな諦めと期待。
”でも、まさか”という感情の膨らみ。
――――――だって
―――――だってさ
あたしはそいつをよく知っていた。
傲慢不遜で、それを演技でやってて、そう成ろうと必死で。
でも弱くてヘタレで……でも、
……あれ。簡単に……こんな、簡単、だったっけ……―――
すっかり泣き虫になったあたし。
心が揺れるとあふれ出す。こんな簡単な……
量産系とか言ってたのは、幸福はもっと相応しい人が貰うものとかさ
選ばれし、どこか遠いモノだと思い込もうとしてたから―――――
自分にはそんなモノが訪れるワケがない、そう……――
……あたしは歩む。
一歩、一歩、噛みしめて。一歩、一歩、湧き上がる。
今度こそは幻影じゃない……あたしの、あたしだけの――……
でも、そいつはギリギリまで気付かなかった。
あたしは傘を差しだして、傘にいれてあげる。
「……濡れネズミを発見。要救助者を発見……なに、し、てるのかな……」
「……ッ!?」
ちょっと震えてしまった声に、そいつはびくりと反応した。
「《大山鳴動して鼠一匹》……って言葉知ってる?」
「……おまえ……」
見上げる容姿端麗の美しの君。
ひと月しか絶ってないのに、何か遠い日々を超えてきたような君。
「事前に大騒ぎしといて……実際はすっげーちっさい結果だったとか言う意味」
「…………っ」
濡れ鼠は信じられないって顔をしてあたしを見つめた。
あたしもさ、信じられないくらい心臓がバクバクでワクワクだったのだ。
「えい!」
傘に入れてあげるそぶりをキャンセル。
あたしは傘をいったん閉じると、
巻き上げられた残りのブランコの椅子を無理矢理傘で叩き落した。
そして、何食わぬ顔で椅子に座る。
「わ。ちべた!」
そりゃずっと梅雨にさらされてたし、今も小雨降ってるし。
そのままブランコを漕ぐ。
ぶんぶんと漕ぐ。きゃいきゃいと、ちっさい子供の無邪気な脚。
だって――――だってさ。
涙に濡れた顔なんて見られるの――――すんげー恥ずいんだってば。
「ソラ……おまえ、何で」
王子は……リヒトはきょとんとして、惚けている。
「何では―――こっちの台詞!」
ずささ。ブランコ急停止。
「あの日、感動的にお別れしたじゃん!なによ、そのなっさけない顔」
「あー……うむ。それは済まない。いや、ちとな……」
王子は胸のペンダントを手に持ち、翻すと何かの映像を空中に投影する。
『やっほー。にぃちゃ~、ちょっとモキモキんとこ遊びに行くよよ~♪』
「あ”?」あれは……あの時、記憶の映像で見た娘だ。
「妹さん……アイレちゃん!?」
「……あぁ、その愚昧アイレだ……」
……にしては彼女の身体がヘンだ。なんだかすっごく見た様なガラクタっぷり。
「一か月で治ったの!?」光りの繭みたいになってたのに!
「一か月?いや……まだ全然なんだが、ドロスィア反応がほぼ消滅してる奇跡なんだが……」
「……まさか、……生体アンドロイドの身体?!」
がくりと王子が肯定する。
「はぇ~マジかぁ。……で、その愚兄はここで何しているん!?」
そう言うと、愚兄リヒトは苦虫をかみ砕いた、極上のぐぬぬ顔をした。
「その妹が……地上へ、その……仮初めの身体で遊びに行きやがった……です」
「はぁぁぁぁああ??」くったり脱力、ソラ姉さん。
「で、どこに妹さんいるの?」
「それが……俺に知られない様、追跡反応を断絶する仕掛けをして貰って……だな」
「ここで途方にくれてたって!?」
またも脱力で肯定王子。
なんか生身の身体に戻ったのに、ちっちゃくなっちゃってる気するんですが。
「……まさに、大山鳴動して……濡れ鼠王子一匹……」
雨はさらさらと、薄日が差し込んできて美しいのやら何のやら。
「あんだけ恰好よく去っておいて、どの顔で蒼穹に逢いに行けば好い……おわ!」
あたしは言い終わる前に王子を抱きしめていた。
小雨が弱まり――――いつしかやんでいた。
何だか声が出ない。こんな阿呆な理由で帰ってきて台無し。
ロマンもへったくれもない。
でも、でも何だか、馬鹿でも間抜けでも……、
「リヒトがいまあたしの胸の中に居るだけで……いいんだよ……」
「ソラ……」
声に出してしまった。
あたしも最高に間抜けの子。何だかなぁ――何だろうなぁ。
……抑えなきゃって思ってたのにさ、身体が……いう事を効かないんだもん。
恋愛ものだったら勢いでキスしちゃう流れだけど――流石にあたしのメンタルが
爆砕炎上して10年ほど悶絶して果てそうでギリ抑えてとどまった
(これ恋愛ものだったら好かったのに……)
リヒトはハっとして……そして幽かに微笑むと、あたしを抱きしめ返した。
「そうだな……こんな形でも……お前に逢いに来たかったのかもしれん」
「……相棒として?それとも……」淡い期待を込めてみる。
「どうだろう……まだよくわからんのだ」
「ん……そっかぁ」
(ま、そうだよね)リヒトも両想いなんてのは、流石に出来すぎか……でも。
なんか、もっともっと抱きしめた。
「………………」
「なんか言ってよ……」
抱きしめる強さをさらに増す。
「再び……逢えたら自分がどう思ってるか……はっきりするかな、
って思ってた……けど」
「けど?」
「お前との生活、こんなにも感情に来るものだったんだな、てな」
「感情……どんな感情?」
「俺は恋愛とか言うものをまだ知らん――――――――……だけどな」
「だけど……?」
「……この温もりが……すごく求めていた〈嬉しさ〉、という衝動だ……」
「あ……」
腕の中の少年は、その〈衝動〉に名前がついてないのだろう。
「すまん。この衝動がどういうものなのか……、形を知らない。
意味を知りたい――いますぐの、簡単な理由で納得して善いものなのか」
リヒトはあたしの瞳に微笑みをくれる。
「――――ソラ、世間知らずな王子に時間をくれないか?」
なんだか煮え切らない反応だけど。でも……きっと――――……
「――――……うん、わかった」
ぬくもりを感じる相手が目の前にいる、
今はそれだけでいい。この体温が――――いまの答えでいいんだ。
恋か好感か衝動か……初心者〈主人公〉はいまだ答えを探し続ける。
「バカな王子だ……ずっと天威の国に帰りたいと思ってたのに
お前との日々が楽しかったと、この場で気付いた。そんな簡単なこと――」
「……いいよ、作りかけのプラモ放置してたらそう思うもん、あたし」
「ふはは、何でもプラモだなお前。まぁ、すまんな……中身はガラクタ王子で」
何とも色気のない再会と抱擁。
でも、いいんだ。いきなりとかじゃなくても。
リヒトがここに居る。もう逢えないと思ってたキミが。
それだけで。
■
雨があがった――――
あたしの方から及び腰にパっと……跳ね飛び退いた。
「えと……あはは……なんだ。なんだね……《《再会のハグ》》、長すぎだね」
「お、おぅ……」
勢いで抱きしめてしまってまともに見れてない。
中空をぐるぐる目が泳いで……。
投げだした傘を回収する。ぐるぐる傘を回して誤魔化す。
あたしの衝動も感情もぐるぐるだ――雨に唄う。雨に泣く。
「これ、主人公とヒロインみたいだね」
「そう、思うんじゃなかった……のか?」
「あ、……はは、そうだ。あたし主人公、あんたヒロイン」
「逆だろ――」
もう何言ってんだが、わやくちゃだ。
「と、とにかく。妹さん急いで探さないと!」
「その話なんだが……」
「は!?フィエーニクス動かなくなった?」
あたしは事情を聴いた。
ーあの後、
天威の国へ帰れて医療機関に妹さんを預けた。
ドロスィアの浸食から解放する技術も向こうでは進んでいて、
遺伝子情報から肉体の蘇生やら再生やら、向こうの最先端医療で
一先ず何とかなったそうだ
(常に準備はしていたらしい。兄王達の件での経験則だそうで)
フィエーニクスのおかげでアイレちゃんはすぐにでも正気を取り戻した。
でも、「ひまー。暇だよよー」とか精神体(魂?)がやたら騒ぐので、
生体アンドロイドの身体を与えた途端にこの珍事態である。
慌ててフィエーニクスで地上に向かったものの、
どういう訳か、操舵を受け付けなくなり始め、墜落。
モモンガモードで辛うじて降りては来れたものの(アレ便利ね)
地上に降りた頃にはウンともスンともいかなくなりショボーンだそうだ。
ひとしきりの解説を聴き終えるも。
フィエー君の異常、ぜんっぜん検討つかないし。
「あー……ははは。あんたさー、フィエー君に嫌われたんちゃうん?」
「は!?何だそれは」
「だってさぁ、なんか感情があるみたいだよね、この子」
「ぐ。むぅ――こいつは数百年まえから存在しててな。
その時代の王に合うよう近代化改修されて。改良に改良を重ねて。
今じゃこいつの全容を知る者は誰もおらんのだ」ブラックボックスが多い、と。
「ほんっと、付喪神か何かだねぇ、フィエー君すごいんだ」
「何だそれは?」
「モノが出来て年月が経つと魂が宿る、っていうウチの国の言い伝え」
「……人工知能の発展で自動機能があるが心と呼べるものなのか」
勝手に動けてたけど、感情かもしれないと。意思をもつロボットっていいなぁ。
――――そこであたしはくるっと回転。
「あ、居た居た」
(不可視モードだった)フィエー君を見つけた。
「ねぇ、フィエーくーーーん」
なんか、ピクっと反応するフィエー君。姿を見せてくれた。
「乗せてー!」
「おま、阿呆かッ……んなんで動く――――――動いたぁああぁぁぁあぁぁぁ!!」
ぽすん。
フィエーニクス先生、手を差し伸べてあたしを手の平に乗せちゃいました。
「――――………………っ」
さぁぁぁあぁぁ。
ロボの手の平の上で夕凪を感じる風流な初夏の午後。
「乗れ、ちゃ、たぁぁ……」
「動いてんじゃねーよ!」
「あんたどっちなんよ!」
「おい!フィエー!お前!ソラに惚れたから、おれ拒否してたんかよ!」
「えええ!?」
「まさかとは思うが、俺がソラ連れてくるまで動けないフリしてたってのか!?」
「……いやまさか……」
フィエー先生、無言(当たり前か)……なんだか聴こえないフリしてません?
ロボに嫉妬するもう一人の主人公。新しいスタンダードだなぁコレ。
「こりゃ……もしかすると……」
王子はがしゃんとブランコ椅子に座り直す。
頭をポリポリかいて、虚ろに仮定を語りだした。
「ソラはさ、あいつとのシンクロニシティ(共感度)であそこまで
浄化再生って能力引き出せてちまったろ……」
「何か出来ちゃったね……」
「それが、余りにも”過ぎて”ソラを……主人と認めてしまったというオチ」
「あーなるほど、あり得…………へ?」
フィエー君を見上げる。
あ、フィエー君も何かこっちに顔向けてきましたね……。
「……マジだな……これ」
「あー……それは……王子的に……困ったねぇ……」
「これじゃ……まず、カエルムに帰れむないねぇ」
「駄洒落じゃ済まない!……解除方法にせよ、この事態は想定してない!」
「えーと……あたし居ないと動かないんじゃ」
くす。
そこであたしはくっだらない名案を思い付く。
「こりゃーアレだ。あたしをお嫁にしないと帰れないねーあははー」
「…………っっっ!!」
真顔で赤面する王子……。
いやいや、そこは”冗談じゃすまない”でしょ!なにそのマジ反応。
感情とか衝動とかどーした!?いや……だからぁ……マジ反応、困るよ……。
あ、あたしまで恥ずかしくなっちった……。
この前《王子もお嫁さん貰ったら》とか言ったのあたしだし……。
「えとえと……はは。それはま、置いといて、
……取りあえず妹さん見つけるまでさー、また滞在しない?」
「……ん……お前の家でか?」
「それ以外、どこに泊まるのさ」……まぁ恋縫ちゃん家もあるけどさ。
「いいのか?……迷惑がってたじゃないか」
「そりゃ……まぁ……あーその、何か……いまは……むしろ~ウェルカム?」
あー……この一連の流れ、あとで想い返して悶絶するヤツですね……。
「でもさ。フィエーニクスもアンタもさ……地上の生活、
も少しだけ楽しんでみてもいいんじゃない?」
「楽しむ……」
「すこーしだけ余裕を持って生きてみて、フィエー君の謎もゆっくり付き合ってみて
危機的なのもわかってるけど、そんな人生の刹那もあってもいいのか、って」
「それ……お前の時間を貰ってしまうのだが……それは、いいのか?」
「……それは……」
あたしはまばゆい夕日も、
美しい城塞フィエー君も、
心動かす王子をも見て、みつめて。
大好きだった二人のあの日をも想い返してみる。
夕日に手を伸ばしてみる。
指のすき間から陽光が漏れる。
眩しくもキラキラと落ち着く、あたしは夕暮れも好きなんだ。
昼と夜の間。今日の終わりは明日の始まり。大空の移り変わりは生きてる証。
あの二人の幻影は見えない。でも、いま生きている色は見えるんだ。
「王子が来てからさ……恋縫ちゃんとも出逢って、あの二人にサヨナラ出来て
……ま、なんか上手くいった前提の話ばかりなんだけど」
フィエー君の手の平の上で踵をかえす(妙な感じだけど)
「そういった一つ一つの、誰かとの繋がりや重なりが……さ、
あたしが望む人生なんだな、青春なんだなって思えてきたんだ。ここ最近」
「だから」
今度は。あたしから……手を差し伸べる。
「王子リヒト。この手を取った瞬間から、
あたしと貴方との一緒の時間も――――きっと輝く物語になるよ、きっと!」
ね?と微笑んでみるあたし。
何だかクサい台詞を口走ったものの、その言葉には嘘がない。
確証も補償もない言葉も、人は言葉に出して現実にしてゆくんだと思う。
「あたしの前に、いま貴方がいる。それだけで……もう止まらないんだから」
リヒトは。
リヒトは自分の手の平を見つめ、そしてそっと目を閉じる。
口には笑みを。
心には灯火を。
ゆっくり立ち上がり、駆けだした。
五体満足な彼に止められるものはいない――――枷は無いのだ。
フィエーニクスの手の平の、あたしへ向けて。
そして雄々しく手を伸ばしながら、飛びあがる。
「あぁ、そうだな―――それいいな、最高だ。リヒトとソラが主人公の物語は――」
手の平の上。あたしの手を取り、駆け上がって……!
「続いちまおうか……!」
「続いちゃおうよ……!」
言葉が重なる。
今度は鴻蒼穹とリヒトのオンリーステージ。
いや――、物語って言ってるんだからここからが本舞台。
あたし達は……進んでゆくだけなんだ。
夕焼けの虹がみえる――それは幻かもしれないけど、
フィエーニクスは輝く四枚の翼を広げ、虹に向け飛翔する――
二人が一緒だと心持ち――――気合いが違う我らが天威の守り人。
さぁ――――
あたし達が過ごした、あの愛しきガラクタ部屋へ――いざ舞い戻ろう。
未来が待っている――――物語が舞っている―――――
こうして、
――《ガラクタ王子と量産系少女》の物語は、ふたたび針を進めだした――
この先に、
様々な困難、笑顔と苦悩と、そして真実が語る未来が待っているのだけど……。
まずは一先ずの区切り――――――
《願わくば、誰かの心に刻まれますように》
【おしまい】
お読み頂きありがとうございました。
続きとか(伏線そこそこありまして)考えてありますがいずれまた。
(ちょこっと応援して頂ければ、やる気出て早いのかもしれません(笑)