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終息世界へようこそ  作者: 縁の下
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スライムの様な物に転生した

初めての投稿ですがよろしくお願いします。

俺は今とても困っている。

何に困ってるかって?

(どこだここ?)

目を覚ましたら真っ暗な空間にいて自分のことをほとんど覚えてないこと

覚えてることと言えば日本人で性別は男で学校の帰り道で同じ高校の制服を着た女に刺されたってことしか覚えてない。

刺した女のことも自分の名前も顔もどんなやつだったかも覚えていないうえに家族のこと学校のこと友達のことを全く思い出せない。

思い出そうとすると頭にもやがかかったみたいになって思い出せない。

(‥‥‥くそ)


てか刺されたら普通は病院のはずだろ目が覚めて、あ、知らない天井だとかだろ?

真っ暗ってなんだよ俺は死んだのか?

一気に不安だけが込み上げてくるが俺は考えた、考えてあることに気がついた。

目を開けた感じがしない、それに体の感覚が無いし手も足も感覚が無い!

まさか、刺されて全身麻痺になった?それなら今の考えも納得いく。

(今もベッドの上で俺は寝てるのか?)

自分を落ち着かせて体に感覚を集中させた。

(どこか動くかもしれないからな。)

分かったことは全身がぺったりと覆われてる感覚だった。

(‥‥‥まさか!)

死体袋か!いや覆ってる物が硬い感じだ棺桶か!

(‥‥ヤバい)

棺桶だったら本当にヤバい火葬されちまう!

(動けよ体、動いてくれ~!)


もう絶叫ものであるが声も出ないことに気がついた。もしくは耳もダメになっているかである。

これでは誰に声が届いてるも分からない上に声が出てるかも分からない。

助けは望み薄である。

(本当に死ぬ。)

体を必死に動かしていたらいきなり落下した。

そう、落下である。

(うあぁぁぁぁぁ‥‥‥‥‥!)

何秒?いや何分落下していたか分からないが。


ぐしゃ‥‥‥


体が潰れる感覚とともに体を覆っていた物が砕け解放された。

(うぅ‥‥‥‥‥ん?‥‥生きてる!全身なんともないし痛くない。)

落ちた時は死んだと思ったが棺桶から脱出できた。

(これで火葬されない)

嬉しいが現状確認とここからの脱出である。

周りは相変わらずの真っ暗で体は‥‥‥ポヨンポヨン、プルプルン!?

(はぁ?)

俺は焦る気持ちを押さえて急いで全身に感覚を集中させる。

手と足の感覚が無い目も見えなくて声も出せないし音も聞こえない、体は饅頭の形でポヨンポヨンでプルプルンで‥‥‥

(スライムじゃねーか!!!)

もうそれしか思い浮かばない、水信○餅ではないはずだ。

ちょっと体を動かせばプルプルと引きずる感じに移動する。

(スライムに転生とか何処のライトノベルだよ。)


このスライムに転生してしまったぽい男子高校生君は自分が死んで転生したと自覚したのであった。

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