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ロゼアンヌ視点 初めての二人で城下町へお出かけ

二人の城下町デートです。

自分では、糖度高めだと思います。

書いててウォーっとゴロゴロ悶えてましたが・・・。

久しぶりのロゼさん視点で、難しかったです。

投稿していいのか?と思いながらも、勇気を出して投稿。


 アルベルト殿下が私の両親に将来の事を話されてから三日後の今日、私達の初デートの日です。


 お忍びで城下町を歩くので、下位貴族風の装いです。

 私は落ち着かず、鏡の前で前後ろとおかしな所がないかチェックする。

 薄い青色ベースの膝下丈のドレスに、黒の編み上げブーツ、髪は半分は編み上げて纏め、帽子を被る。


 また落ち着き無く鏡の前で一回りして、おかしな所が無いか不安な中、メイドのマリがにっこり微笑み話し掛けてきました。


「ロゼアンヌ様、大丈夫ですよ、とっても可愛いです、きっとアルベルト皇太子殿下は絶対可愛いと思われますよ!」

 マリに言われて私は顔が熱くなり、思わず両手で頬っぺたを隠してしまいます。

 その時部屋のドアがノックされて、マリが対応するとアルベルト殿下がやって来られた事が告げられました。


 私は緊張しながら頷き、マリにお礼を言って部屋を出た。

「マリ、支度ありがとうね、行ってきます」

「ロゼアンヌ様、いってらしゃいませ」


 *****


 私は急いで玄関ホールへ向かった。


 アルベルト殿下が私の両親に挨拶をされていて、私に気がつかれ、私の方へ顔を向けられ微笑みながら私の方へと来られた。


 アルベルト殿下の装いは、藍色のジャケットに白のズボンに黒のブーツ、そして黒の帽子を被ってられます。


 地味に装っている筈なのに、格好良くて私が隣に立つのが躊躇われます。

 アルベルト殿下が優しく微笑み私に話し掛けられました。


「ロゼ、とっても可愛い装いだね、こんな可愛いロゼと町を歩くのは心配だから、私から離れないでね」

 そう言ってアルベルト殿下は、私の手の甲にキスをして微笑んだ。

 私の顔が熱くなります、なんというか、この間から私を見る殿下の目が優しくて、そして私に対する対応が王子様すぎて、心臓が落ち着きません。

 頑張ってなんとか返事をしないとと思い、取られた手を思わずきゅっと少し握って、辛うじて微笑んで言いました。

「ありがとうごさいます、アル様もとても素敵です」


 なんとか普通に言えたと私は思い、アルベルト殿下を見ると、殿下は嬉しそうに微笑まれてました。

 そして私はアルベルト殿下にエスコートされて、私の両親の前まで移動して、挨拶を交わしてから馬車へと移動した。


 *****


 今現在、馬車の中でアルベルト殿下と二人きりで、私は緊張しっぱなしです。

 今日一日もつのかしら私と思っていたら、私の手を握られたままアルベルト殿下が今日の予定を話し出されました。


「商業街の共同馬車場でおりて、街を散策するぞ、ロゼ、何か見たいのがあったら、遠慮無く入ればいい、お昼は店をリザーブしているから、そこでいいか?最後に連れて行きたい場所があるから、それ以外はロゼが行きたいの所でいいぞ、あと俺から離れないようにな」


 二人でいる時の俺様口調の殿下に、少しほっとするのですが、今までと違い、両手で私の手を握られて、優しく見つめられて言われるので、やはりどぎまぎしてしまいます。

 それでもなんとか微笑み話します。


「ありがとうございます、アル様、私は街を歩くのは初めてで、とてもワクワクします。

 アル様も気になる物やお店があれば入って下さいね、今日一日宜しくお願い致します」

 私がそう言うと、アルベルト殿下は私の手を握り直して懇願するように、じっと見つめて言われました。


「ロゼ、二人の時はアルと呼んでくれ」

「えっ?アル様と呼ばせて頂いてますよ」

「違う、様はいらない、ロゼは俺の恋人だろ、恋人に様呼びされるのは、寂しいもんだぞ」

 恋人!改めて言われると、さらにどぎまぎして落ち着かなく視線をさ迷わせてしまいます。

 そしてアルベルト殿下を呼び捨てにするなんてっと思っていると、アルベルト殿下が悪戯っ子の笑みを私に向けられました。

 それを見て嫌な予感にビクリと体が震えます。


「それならロゼが様を付ける度に、俺はロゼにキスを贈ろう、俺がロゼの恋人だと皆にわかるようにな」


 なっ?!私が驚きに目を見開くと、丁度馬車が止まりました。


 私はどうしましょうと動揺したまま、アルベルト殿下にエスコートされて馬車から降りると、多くの人達が行き交っています。


 初めて見る光景に、私の意識が一気に街並みに向き、わぁと周りを見てしまいます。

 石畳の歩道にレンガ作りのお店がずっと続いています!

 歩いてる人達はどこか楽しそうで、そうして街行く人達を見ていると、アルベルト殿下に声を掛けられて手を取られ、腕にからめられて、微笑まれました。


「さあ、ロゼ、まずはメイン通りを歩こうか」

 アルベルト殿下に案内され歩いて行きます。


 初めての商業街に、私はキョロキョロ見て、ショーウィンドウに飾られている、雑貨を覗き込んでしまいます。

 そして、私はふと思い首を少し傾げて、アルベルト殿下に話し掛けました。

「アルさ 「ロゼ」」

 アルベルト殿下が私に、にっこりと微笑まれて、私の顎に指を添えられ、私の顔を少しあげられました。

 折角先程のドキドキが収まったのに、またぶり返してしまいます。

 そしてアルベルト殿下は、本気でキスをする気なんだと思い、私は慌てて言い直します。


「ア アルは、城下町に来た事があるのですか?」

 言い直した私の顎からアルベルト殿下は、手を離されて言いました。


「ああ、たまにな、民の生活の事も知っておかないと、何をどうしたら良いかわからないからな、たまにシーラス達と来ていた、それでも、比較的安全なエリアだけしか、見て回れなかったが、本当は城下だけでなく、他の街も見てみたいのだがな」


 そう言ったアルベルト殿下に、私は尊敬の眼差しで殿下を見て言います。


「アル様は、ご立派な王になられますね、微力ながら、私もお手伝い致します」

 そう言った私の顎にアルベルト殿下が指を添えて、すいっと顔を近づかれたと思うと、頬に軽くキスをして、殿下はにっこり微笑んだ。


 私は突然の事にびっくりして、そして徐々に顔が熱くなるのがわかります、そして動揺して俯いてしまいます。

 そんな私に、アルベルト殿下は楽しそうに言われます。

「ロゼありがとう、それと俺は有言実行するタイプだ、今度は別の場所にキスするぞ、さあ、この店に入ってみようか」


 楽しそうに私を店へとエスコートするアルベルト殿下に、私は全然寂しそうに見えない!っと思いながらも、アルベルト殿下の腕に自分の腕を絡めたままついて行ってしまう。


 店に入って、私は動物を型どった硝子のペーパーウェイトや、動物の小物入れなどがあり、かわいくて殿下に絡めた腕を離して手に取り見ます。

 先程の事もあり、今暫くは殿下の事は見れませんし。

 それなのに・・・アルベルト殿下は私の後ろにぴったりとくっ付いて立たれて、私の耳元に顔を寄せられて話されます。


「ロゼは動物が好きだな」

「は はい、だってもふもふしてて、可愛いじゃないですか」

「馬は?」

「ちょっと怖いですが、乗ってみたいとは思いますが・・・」

「今度、俺の馬を見せてやろう、なんなら乗ってみるか?」

「残念ながら、私は馬に乗れませんので、拝見させて頂いて、少し撫でさせて頂ければ嬉しいです」

「心配するな、俺がロゼを一人で乗せるわけないだろ、俺が一緒に乗るから問題ない」

「で では、今度お願いしますねアルさ、アル」

 そこで残念そうな表情をするアルベルト殿下。

 だけどすぐに、「まあ、いいか」と嬉しそうに微笑まれました。

 これ以上アルベルト殿下に、翻弄されないように気を付けないと、私の身が待ちません。



 そしてその店を出て、歩いて行くと、甘い匂いがします。

 匂いのする方を見てみると、露店のお店があり何かを売ってます、皆がそこのお店で何かを買って食べながら歩いています。

 いいなぁと見るが、貴族であり、アルベルト殿下に食べ歩きなんてさせられないと諦めようとした時、アルベルト殿下が私に話し掛けて来られました。


「ロゼは食べたことないだろ、あれはクレープと言うスイーツかな、大体はクリームがたっぷりでな、ロゼ、食べてみるか?」

「よろしいのですか?アルさ アルは食べたことあるのですか?」

「ああ、あるぞ、色んな種類があるから、見に行こう」


 そして、二人でメニューを見て、イチゴの入ったクレープを一つ買ったアルベルト殿下は、私の口許にクレープを差し出し言った。

「ほら、ロゼ、あーん」

 私は驚きに目を見開いてしまい、動揺したまま殿下に言いました。

「じ 自分で食べますので、自分で持ちます」

 そう言って手を伸ばしたのですが。

「ダメだ、ほら、ロゼ」

 アルベルト殿下は、にっこり微笑みクレープを差し出します。

 ううっと唸ってアルベルト殿下を、じっと見て訴えますが、アルベルト殿下はにっこりと微笑まれたままで、クレープを渡してはくれない、覚悟を決めて私は殿下の持つクレープにかじりついた。

 甘くて美味しくて、思わず綻んでしまう。

 そしてアルベルト殿下は、にっこり微笑んだかと思うと、すいっと顔近づけて来ます、私は何かあったのかと思い耳を傾けると、私の口許に付いたクリームをペロリと舐め取られました。


「うん、おいしいな」

「なっなっ?!」

 こんな事は小説の中だけの出来事じゃないの?!

 実際に体験すると、恥ずかしいやら、動揺して、かぁっと頭に血が昇ってくるのがわかります。

「どうした?食べないのか?」

「何で!アルさ ア アルは平気で、こ こ この様な事が出来ますの?!」

「うん?なにがだ?」

 何もしてないぞっという風なアルベルト殿下の態度に、もうっと思い、私だけアルベルト殿下に翻弄されて悔しいと思い、再度クレープにかじりついて、直ぐに手で口許を隠した。

 ちょっとやり返した気になり、アルベルト殿下ににっこり微笑んだ、アルベルト殿下は残念という表情をして言った。


「わかった、わかった、ロゼ、もうしないから、そんなに警戒しないでくれ」

「け 警戒なんてしてませんわ!」

「なら、もう一口行ってみるか?」

 殿下が少し意地悪な表情で言われます。

 うう、思わず涙目になりそうです。

 そんな私の頭をポンポンと軽く叩いて、少し悪かった様な表情をしたアルベルト殿下。

「ほら、もう嫌ならしないから、食べようか」

 ちょっと傷付いた様な殿下の表情に、思わずぽつりと言ってしまいます。

「嫌ではありません・・・ただこの様な場所で」

 そう言った私の頬に、アルベルト殿下が手を添えられて、親指で唇をなぞりながら、話されます。


「そうだな、俺もこんな可愛い表情のロゼを、俺以外に見られるのは嫌だしな、もうしない」

 そう言ってアルベルト殿下が、少し怪しく微笑まれました。

 あれ?何故か墓穴を掘った気がするのは何故でょうか?

 まあ、止めて頂けるとの事なので、よしとしましょう。

 私も殿下を見て微笑み、そうして二人で仲良くクレープを食べました。


 そして、再度街をゆっくり見ながら歩き、時折お店を見ながら散策していると、お昼になったので、アルベルト殿下がリザーブした店へと行った。


 そこは個室ではなく、テーブルが何個か置いてあり、色んな人達が楽しそうに食事をしている。

 案内された席は、奥のテラス席だった。

 屋根がかかっており、少し落ち着いた雰囲気になっていた。


「ロゼ、ここは中流階級の民がよく来る食堂だ、入ってすぐのテーブル席は、普通の席で、こちらは別途費用が必要な席なんだ、だが、食事は同じだから、皆がどのような食事をしているのかはわかるんだ」

「そうなのですか、私、少し恥ずかしいです」

「なにがだ?」

「ずっと屋敷に居て、民の生活を知りませんでしたから」

「これから知って行けばいいんだロゼ、それにロゼは小さい時に病気だったんだろう、ロゼの父上がロゼの事が心配で、外へ出せなかったのだろう、これからは俺と一緒に出掛けたらいいんだ」

「はい、ありがとうごさいます、アル様」


「しまった、隣に座ればよかった」

「えっ?あっ!」と私が言った時。

「お待たせしました!ランチお持ちしました!」


 ウェイトレスさんが2つのトレイをテーブルに置いて去っていった。

 またアル様と言ってしまい危なかったですが、向かい合っての席と、ウェイトレスのお姉さんに助けられました。


「では、頂こうか」

「はい、頂きます」


 *****


 食事を終えて二人で店を出て、再び街を見て回りました。


 そして公園へと来ました。

 ベンチに座り暫く行き交う人達を見ながら、アルベルト殿下と色々な話をしました。


 そして染々と私は思った事を言いました。

「アルさ、アル、皆楽しそうですね、とても平和に暮らしていて、アーサー王陛下はとても良い治世をされているのが良くわかります」

 そう言った私の手を、両手で包み込みアルベルト殿下は立ち上がられ言われた。


「ああ、そうだな、そろそろ行こうかロゼ」

「はい」

 そしてアルベルト殿下の腕に私の腕を絡めて、私はアルベルト殿下に付いて行きます。


 そして着いた場所は、少し小高い場所で展望スペースになっているが、あまり人は居なかった。

 でも城下町を一望でき、丁度夕焼けで街の奥に日が落ちていってとても綺麗な風景に見入ってしまう。


 二人腕を組んだまま、街を見ながらアルベルト殿下が話し出しました。

「ロゼ、俺は父上以上に民の暮らしを豊かに平和にしたい、大変かもしれないが、俺はロゼと一緒なら頑張れると思うんだ」


 そして、アルベルト殿下が私の正面に立たれて、私の手を取りジャケットの内ポケットから何かを出しました。


「ロゼは俺と一緒に居たいと言ってくれた、俺もロゼとこれからずっと一緒に居たい、これは俺の気持ちだ、受け取ってくれるか?」

 そっとアルベルト殿下が手を開くと、アルベルト殿下の瞳と同じ色の青色の宝石が付いた指輪。


「はい、喜んでアル様」

 私は嬉しくて、目に涙が溜まってくる。

 アルベルト殿下が私の左手薬指に、指輪をはめてくれました。


 アルベルト殿下は嬉しそうに微笑んで、私を抱き締めた。

「ありがとうロゼ」

 私もアルベルト殿下の背に腕を回そうとした時、声がした。



「おうおう、見せつけてくれるね、お二人さん俺たちも仲間に入れてくれねぇか」

 不躾に声を掛けられて、その台詞で絶対悪い人だと思い、アルベルト殿下を見上げてみると、殿下の目が氷点下の鋭い目付きになられました。


 アルベルト殿下は、私を隠すように背中に庇われました。

 殿下の表情は見えませんが、恐らく凄く怒ってらっしゃると思います、ちょっと冷気を感じた気がします。

 そっと殿下の背から覗きますと、爽やかとは言えない、見るからにゴロツキの輩五人が、一瞬ぶるりと体を震わせ、なんだ?と辺りを少し見た様子がありました。


 だが、どう見ても優男に見えるアルベルト殿下からとは思わずに、気のせいと思ったのでしょう輩五人は、凄く下品なことを言いました。


「その別嬪さんを、俺達に貸してくれたら、お前は見逃してやる、どうだ?いい話だろ」


 アルベルト殿下から、さらに冷気がただ漏れになってます。

 初めて見る殿下のお怒りに、私はちょっとビクついてしまいます。

 そしてアルベルト殿下は、私に帽子とジャケットを後ろ手に渡して、顔だけ振り返りにっこりと私に微笑まれました。


「ロゼは、ここでじっとしてろ、すぐに片付ける」

「アル様、私も「“チュ”駄目だなロゼ忘れたのか?」こここんな時でもですか?!」

 私の額にアルベルト殿下がキスをされました。

 そして、殿下はニッコリ微笑み言われました。

「当然だ、すぐ片付けるから、念の為、ロゼ能力向上魔法だけ頼む」

 ううっと私は顔を熱くなりながら、アルベルト殿下に能力向上の魔法を掛けました。


 そして、アルベルト殿下は素早く動いて五人に向かっていく。

 流れるように、一人を蹴り飛ばし、その蹴り飛ばした人はもつ一人を巻き込み飛ばされて、木に当たりピクリとも動かなくなりました。その間にもう一人に腹に拳を叩き込み、一人は回し蹴りで足を引っかけ倒し、そしてボスらしき人物へ、アルベルト殿下より大きい人の襟首を掴み持ち上げました。



「さあ、貴様だけだ、どうするんだ?俺は慈悲深いからな、街の警備兵に引き渡してやる、余罪がありそうだしな」

「うっ!勘弁してくれ!!俺が悪かった、今後あんたには関わらない!」

「残念だな、次は無い」


 すると、数人の駆けてくる足音が聴こえてきました。


「ほらな」


「大丈夫ですか!殿下!」

「問題ない、後は任せていいか」

 輩が呆然と呟いた。

「殿下?」

 アルベルト殿下は、輩のボスにニヤリと笑い言われた。

「気にするな、ただのあだ名だ、なっ」

 そう言って、輩のリーダーを降ろし、警備兵を連れてきた人に渡して言った。


「じゃ、任せたぞ」

 そう言ってアルベルト殿下は私の元まで来られましたので、ジャケットを羽織るのをお手伝いして、帽子をお渡しすると、殿下は私の手を取り腕に絡ませてその場を後にしました。


 少し歩くと馬車が私達の隣に止まり、馭者が降りてきてドアを開けた。


 アルベルト殿下がその馭者に声を掛ける。

「ご苦労、ベン」

 アルベルト殿下の馬車に、横並びで座ると馬車が動き出しました。


「最後にとんだ邪魔が入った」と呟かれ、ちょっと凹んだ様にがっくりされるアルベルト殿下に、クスリと笑ってしまう私、そんな私を少し情けない表情をされて、私を見る殿下。

 そんなアルベルト殿下に、私はニッコリ微笑み言いました。


「アル様、私を護って頂きありがとうございます、とても格好良かったですし、指輪もとても嬉しかったですよ、大事にしますね」


 そう言って指輪をはめた手を大事に抱き締めて、私はドキドキしながら、そっとアルベルト殿下の頬に唇で触れました。

 とっても恥ずかしくて、頬から唇を離して俯いてしまいます。

「ロゼ」

 少し艶の含んだ声で私を呼ぶアルベルト殿下の声に、おすおずと殿下を見ます。

 するとアルベルト殿下がぐいっと片手で、私の腰を抱き寄せて、もう片手は私の頬に添えられて少し顔を上げられてしまいます、じっと熱の籠った目で私を見つめる殿下に、私は恥ずかしくて、目を少し伏せてしまいます。

 それが合図かの様に、優しいキスが落とされます。

 そして優しいキスから情熱的なキスへ。

 もう、これ以上は恥ずかしいので言えませんが、私はとても幸せです。

ちゃんと雰囲気が表現出来てたらいいのですが、思ったよりも糖度そんなに高くないよと思われたらすみません(;>_<;)

そして、後書きにちょっとした小咄を、書いてみました。



《輩に襲われた時の、二人の護衛は何してたか》


[ロゼの護衛]


「リーダー、あのお二人に近づいて行く輩を排除しなくていいんですか?」

「いいだろう、殿下がなんとかするだろ、それに殿下はお嬢様に・・・、殿下はちょっとは、嫌なめにあってもいいだろうよ、だがお嬢様に危険が及びそうだったら、その前にお嬢様は待避させよう」

「えっと、リーダー、殿下は?」

「はっ、殿下の影がなんとかするだろう、我らが護るのはお嬢様だ、それに殿下は第一警戒対象だ」


[一方アルベルトの影護衛]


「先輩、あれ、明らかに二人に絡みに行くゴロツキですよ、排除しなくていいんですか?」

「大丈夫じゃん、警備兵呼んだらいいじゃね、君、行って来てくれる」

「いいですが、その前に排除した方が殿下は喜ばれるのでは?」

「いやー、もう俺胸焼けで、精神的にグロッキーだから、これくらいの色もんあってもいいでしょ、ほら行った、まあ、殿下強いから、俺達の助けは要らんでしょ」


「後で殿下に怒られませんよね?先輩!!」

「大丈夫じゃん、ロゼアンヌ様が機嫌とってくれるしょ」



結論:二人の護衛は今日一日甘々の二人を見せられて、リア充爆発しろ!的な感じて、主にアルベルト殿下にその思いが向いてます。


今年最後の投稿です。

読んで頂きありがとうございます。

皆様よいお年を\(^o^)/

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