0-3 プロローグ 使命について
「それで、俺の使命ってなんなんだ?」
『汝の使命は、絶滅危惧種の守護者となることだ。
これより、1年の間に保護区を作ってもらい、
そこに、我が危惧種達を送っていく。
太郎は、危惧種達の繁殖も手伝ってもらいたい。
まずは、保護区を作ることが直近の太郎の目標だ。』
絶滅危惧種を保護する?
だから、守護者なのか。
しかし、問題はそんな経験したことも無ければ、
出来そうなイメージも思い浮かばない。
「俺にそんな経験はない。
普通保護区を作るにしても、繁殖の手伝いにしても、
知識が必要だろう。
俺にそんな知識はないぞ。」
『あわてるな。
知識は渡そう。
まずは保護区だが、ダンジョンを太郎に与えた。
最初に目覚めた場所がそうだ。
それを拡張し、保護区域を作るのだ。
太郎はゲームでダンジョン運営や防衛をしたことがあるだろう?
あれと同じだ。』
確かに、ダンジョン経営系のゲームはしていた。
防衛もタワーディフェンス系のゲーム知識が役に立つかもしれないが、、、
もっと、情報をもらわないと。
「それはしたことはあるが、ガチプレイヤーじゃ無かったし、
ゲームと同じ環境でもないんだろう?
俺にできると思うのか?」
あの、ダンジョンは俺の知っているゲームとはあまり似ていない。
といっても、あの部屋しかみてないが。
『安心せよ。
出来る限りやりやすいようダンジョンを改造した。
保護区の作成期限の1年が過ぎて未完成でもかまわぬ。
太郎はテストプレイヤーにでもなったつもりで気軽に楽しむが良い。』
気軽に言ってくれる。
もし、失敗すれば、この世界の種族が絶滅してしまうというのに。
『ただし、ダンジョンに来た敵からは直接守ってやれんのでな。
1年で、保護区はなくとも、自分の身を守るための防衛網くらいは作った方がよいだろう。
1年間は敵が来ぬようにしておいてやろう。』
さて、次はダンジョンの運営方法について確認しないと。
主人公
名前:太郎
性別:男
年齢:20歳
キーパーソン
名前:骨(仮)
性別:男
年齢:1000歳