1-18 第一章-ダンジョン構築- 侵入者ってどんな奴ら
あけましておめでとうございます。
年末年始あわただしく、なかなか更新できませんでした。
2月くらいまではかなり不定期な更新になりそうです。
今回から後書きには、ダンジョン内生物と、DPのみ記載します。
そういえば侵入者ってどんな奴らなのか聞いてなかったな。
定番だと冒険者。
ド定番で人間。ファンタジー世界なので、エルフやドワーフ。
もしかしたら、ケモ耳な獣人もいるかも。
「基本的にはモンスターです。」
聞いてみると、こんなのか?あんなのか?と想像していたイメージはあっけなくぶち壊された。
聞いたところでは、立地の関係上周りに冒険者が活動している地域が無いためとのこと。
冒険者や、エルフなどの種族は居るらしいが、
周りに居ないのでダンジョンが開放された場合、
しばらくは、周辺のモンスターが主な侵入者になるらしい。
「この周辺ってどんなモンスターがいるの?」
「そうですね。獣系や虫系、あとは少数ですがアンデット系でしょうか。」
「結構強いの?」
「いえ、今のダンジョンで多くのモンスターは対応可能です。
ただし、キラーウルフというモンスターは大きな群れを作って狩りをするのですが、
洞窟を見つけると群れ全体で制圧しに来るので、大量に押し寄せてくる可能性があります。
現状の戦力ですとかなり危険です。
おそらく負けはしないと思いますが、9割ほどの戦力は使い物にならなくなる可能性があります。
それと、人間が爆発的に勢力を拡大していますので、
早い段階でダンジョン周辺に村をつくりはじめるかも知れません。
そうなると、ダンジョンが発見され攻略部隊が送られてくるかもしれません。」
「量のキラーウルフと、質の攻略部隊か、、、
キラーウルフならどう対応していくのがいいんだろう?」
「広範囲に効果のある罠を仕掛けるのがベターですね。」
「考えとく。
まだ罠を仕掛けるのは消費DPが発生する以上もったいないしね。」
となると、キラーウルフの群れは罠を仕掛けて対応するとして、
攻略部隊に対応するために戦力を整えていかないとな。
「となると、主力がアント系だと心もとないなぁ。」
「そうでもありませんよ。
アント系であっても、強いモンスターもいます。
状態異常攻撃を行うデスポイズンアントなどや、
単純にステータスの高いギガントアントなどはかなり強いです。
眉唾ものですが、下位の竜種を捕食するアント系モンスターがいたとかいないとか。
DPではベーシックなモンスターしか作れませんので、
そういったモンスターは進化させていくしかありません。
おそらく、生物創造で作成可能にすることはできるかも知れませんが、
DPがどうがんばっても1年では稼げないかと。」
「進化か、蠱毒みたいなことすればいいのかな?」
「蠱毒ですか、それも一つの方法ですね。
あるいは、共食いではなく直接毒を食べさせる方法もあります。
毒を摂取することによって耐性が付き、
さらに進むと毒が身体を循環し意図的に操れるようになります。
この場合は、様々な毒物を摂取させ続け、対象が死なないように管理する必要がありますが、
その分、進化を狙ってさせることが出来ます。」
「それってマゴットでもいいの?」
「最初は取り返しのつくマゴットで研究するのも悪くないかと。
マゴットの場合、通常はさなぎを経て、羽化の際にナットとなりますが、
進化条件を満たしている場合、羽化の際に進化先のモンスターになります。」
「ちょっとやってみようか。」
強力なモンスターを手に入れるため蠱毒などを用いたモンスターの進化を試していくか。
マゴットなら、最悪失敗しても痛くないし、
マゴットが大量に死ぬことで魔石の生産量もあがるならプラスマイナス0、もしくはプラスだろう。
■ダンジョン内生物
太郎
スケ蔵
レムグ
銀髪褐色肌×40
ワーカーアント×625
サージェントアント×125
キャプテンアント×25
ジェネラルアント×5
マザーアント×1
マゴット×5000
ソルジャーアント×785
シルフ×27
フレッシュウォータースライム×1
■DP
保持DP:8
生産DP:6637
消費DP:6650