1-8 第一章-ダンジョン構築- スケ蔵の帰還と奴隷商
2016/11/27 話を変えました。
スケ蔵が袋を調達しに行ってから、3日経過した。
1階層目はもうすぐ掘り終わるだろう。
掘り終わった後の土やらなんやらはダンジョンマスターの権利で使用可能な倉庫にしまってある。
何でもいくらでも入るが、生物などは入らない。
「便利だ。」
今もワーカーアントが倉庫にいろいろ運んでいる。
「太郎様。戻りました。」
ワーカーアントを眺めていたら、スケ蔵が帰ってきた。
麻袋のようなものを背負っている。
その後ろには、銀髪褐色の人を何人か連れている。
「スケ蔵、後ろの人たちは?」
「はい、袋を調達するついでに町から奴隷商人と奴隷をつれてきました。
この奴隷達にマゴットの世話を任せようと思います。
袋につめても何があるかわかりませんので、
監視要員です。」
「なるほど、たしかに監視は必要かもね。
でも、ここにはお金になるものは無いよ。
どうやって奴隷を買うの?」
「それについてはワタクシの方から説明させていただければ、アヒャ。」
なんか、へんな笑い方をする卵に手足が生えたような生物?が話しかけてきた。
「ワタクシ奴隷商をやっております、
アレクサンドロス・クレイブル・ガスタークと申します。アヒャ。
どうぞ、ガスターと及びください。アヒャ。」
ハンプティダンプティみたいな外見してる癖に立派な名前だな。
長ったらしい名前なんて尾簿宅もなかったなので、
ガスターで呼ぶことにする。
「ガスター、ここには金はない。
奴隷をどうやって売り込むんだ?」
「アヒャ。スケ蔵様から伺ったところ、ここには鉱石があるとの事。
採取された金などを、購入する際の価格と同じ額の金額として扱います。アヒャ。
もちろん、金をワタクシに売っていただいてもかまいません。アヒャー。」
「わかった。
スケ蔵、この奴隷は全部買うのか?」
「いえ、1000体のマゴットの世話が出来ればとりあえずは問題ありませんので、
交代を考えて20人居れば問題ないかと。
今回は100人ほど見繕ってもらいました。
他にさせることが増え、奴隷を買う必要がでたら、都度ガスターを呼べばよいでしょう。
今回は顔合わせと、商店登録のためにガスターを連れてきましたが、
登録が終われば、ガスターをベル一つで呼び出せますので。」
「商店登録?ベルだけで呼べるなんて便利だけど、それはどういうものなの?」
「商店登録は、ダンジョンマスターの権利で、
商会をこの水晶部屋にいつでも呼び出し利用できるようにする機能です。
登録するとベルが出現し、それを鳴らすと商会の会頭が出現し、売買契約を結ぶことが出来ます。
商品を閲覧する場合は、仮契約を結ぶことで商品を先にここに出現させることが出来ます。
仮契約ではコストはかかりませんので、
奴隷であれば全員見ることも出来れば、性別や種族などで抽出してみることも出来ます。
確認が済み次第仮契約を破棄して本契約を結べば取引終了となります。」
「じゃあ、商店登録して奴隷を選んで契約すればいいのか。」
「はい、お願いします。アヒャ。
奴隷には契約に必要な鉱石と量を書いた札を持たせておりますので、
気に入った奴隷が居ましたらそちらをごらんいただければ。アヒャー。」
アヒャーが気になって仕方が無いが、
さっさと選んで帰ってもらうか。
主人公
名前:太郎
性別:男
年齢:20歳
キーパーソン
名前:スケ蔵
性別:男
年齢:120歳
特徴:骨が作った最強のスケルトン
名前:ガスター(アレクサンドロス・クレイブル・ガスターク)
性別:無
年齢:55歳
特徴:まん丸ボディ&ヘッドのハンプティダンプティのアヒャ男。奴隷商。
アイテム
名前:水晶
用途:DPを使用して下記を行う。
・フロアの作成・変更・削除
・罠の配置・削除
・生物の創造
・家具などのオブジェクト作成・削除
・DPで作れるものを合成・改造
ダンジョン内生物
太郎
スケ蔵
ワーカーアント×625
サージェントアント×125
キャプテンアント×25
ジェネラルアント×4
マザーアント×1
DP
保持DP:2403
生産DP:802
消費DP:0