表示調整
閉じる
挿絵表示切替ボタン
▼配色
▼行間
▼文字サイズ
▼メニューバー
×閉じる

ブックマークに追加しました

設定
0/400
設定を保存しました
エラーが発生しました
※文字以内
ブックマークを解除しました。

エラーが発生しました。

エラーの原因がわからない場合はヘルプセンターをご確認ください。

ブックマーク機能を使うにはログインしてください。
Mcrochimerism  作者: 紅雨
9/9

黒い影

                


「こんなに時間がたっても綺麗なんてやっぱり香花ちゃんのお花は最強よね」


走っていく女性を見ていると


「何を見ているんだ?」


黒い影が少女に問いた


「あのことっても可愛いですわ」


少女はにっこりと笑いかぶっていたフードを外した

濃い緑色の髪は顎のあたりに綺麗に切り揃えられていてゆらりと一本だけ長い髪の束が揺れた。まつげの長い目はキラキラと輝いており口は上下に『縫われていた』


「星野蝶夜か・・・」

「星野?あの一族まだ生きてたんですの?」


黒い影の呟きに驚いたように目を見開いていて

少女は言う


「あぁ、でもやっぱり可愛いですわ。星野の娘でしたら食べてもいいかしら」

両頬を両手で押さえ愛しい人を見るかのようにとろける目をする


「ふーこ」


黒い影は少女の名前を呼んだ


「ロワが許可しない」


ぽふっと少女 ふーこの頭に手を乗せ振った。

ふーこはぷくっと頬をふくらませぷいっと顔を横に向ける。


「そんなことないですわ。ロワさんだって許可します。だって星野の子ですのよ?」

「だからだよ」


黒い影はひとりごとのようにポツリとつぶやいた


「?」


評価をするにはログインしてください。
この作品をシェア
Twitter LINEで送る
ブックマークに追加
ブックマーク機能を使うにはログインしてください。
― 新着の感想 ―
このエピソードに感想はまだ書かれていません。
感想一覧
+注意+

特に記載なき場合、掲載されている作品はすべてフィクションであり実在の人物・団体等とは一切関係ありません。
特に記載なき場合、掲載されている作品の著作権は作者にあります(一部作品除く)。
作者以外の方による作品の引用を超える無断転載は禁止しており、行った場合、著作権法の違反となります。

この作品はリンクフリーです。ご自由にリンク(紹介)してください。
この作品はスマートフォン対応です。スマートフォンかパソコンかを自動で判別し、適切なページを表示します。

↑ページトップへ