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ある領主の日記

この作品はタイトルに領主などと含まれていますが、頭を使った内政要素は限りなく0に近いです

真面目な内政モノではなく、他者を圧倒する(チート)を持った主人公がなんでもかんでも最終的には力技で解決する非常に簡単なお話ですので、真面目な内政モノが読みたい方は回れ右でお願いします

おファンタジーな内容でご都合主義、チート、俺TUEEEなどの要素が含まれますのでご注意ください


この話以降は前書き・後書きには一切文章は記載されません

諸連絡などは活動報告にて行いますので、その点ご了承ください

 1007年4月6日 晴れ

 今日から人間界と接する魔界の土地の領主になった。今まで平穏とは似ても似つかない日々を過ごしてきたけど、これからは平和に暮らしたい。

 平和に暮らしたいけど、魔界には文化的なものはない。料理は肉を焼くだけ、野菜はなし。というか、下手をすれば生肉にそのままかぶりつくような食生活だ。

 家も洞窟みたいな所とか、屋根すらない場所で寝るような生活。魔王城こそ大昔にあった人間の国の城を使っているけど、いろんなところの壁が崩れて穴だらけ。

 服だってまともなものがない。真っ裸ってわけじゃないけど、布に穴開けてかぶるだけみたいなもの。

 衣食住すべてに不満を覚える。

 娯楽的な文化も、漫画やテレビゲーム、パソコンがないのはまだわかるけど、カードやら将棋やらすごろくやらの遊具もない。漫画どころか、絵を描くこともないし、文字もない。子どもの遊びも鬼ごっこどころか駆けっこしかないレベルだ。

 人間界もいろいろな技術が満足できるレベルまで発展しているわけじゃないけど、魔界よりはるかにマシだ。が、これから魔界と人間界の戦争が始まれば人間界はまず間違いなく負けるだろう。戦争に負けるんだから、人は奴隷にされたり、殺されたり――少なくとも今でも満足できるレベルじゃない生活がもっとひどくなるのはわかりきっている。

 人間界で生活して満足度が10から5とか1になるのは嫌だ。

 ならばどうするか、無いものはつくればいい。たとえ今は0であっても作って行けばこれから10にも100にもなる。まず間違いなく魔界が戦争に勝つんだから、魔界で俺が満足できるような技術や文化を広めればいいわけだ。

 ということで魔王にお願いして俺が治める土地を貰った。人間界との戦争はこれから本格化していくだろうけど、そんなものはどうでもいい。俺はとにかく平和に暮らしたいわけだ。

 これから俺が治める土地、魔界辺境領はヘイワノクニ領として半ば独立した政治を行っていくことになる。

 領土の運営やら内省的なことをした経験はないけど、まぁなんとかなるだろう。

 これから頑張るぞ!

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