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コスプレイオブパルクール  作者: 桜崎あかり
第3話『日本のコンテンツ流通を変えていく』

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Cパート+エンディング

 その後、エンディングが流れることに。


 エンディングは、映像が対電忍からの客演組ではなくコスプレイパルクーラーの5人がメインとなっている。


 諸葛亮孔明しょかつりょうこうめいはアーマー装着状態だが冒頭から登場し、デュランダルはコスプレではなく私服で登場していた。


 第3話の段階でも本編登場がないタチバナはここでも登場しているし、アークロイヤルもいる。ただ、3話までの段階でアークロイヤルはいない。


 タチバナは相変わらずだがリズムゲームをプレイしているシーンが多く、パルクーラーなのか疑問に残るシーンはあるかもしれないが……。


 そして、ここでは唐突になるがアークロイヤルの外見などだけでもさっくりと解説することにしよう。

 


 アークロイヤル、身長が2メートルに近い196センチの長身、金髪のロングヘア―という女性。


 しかし、金髪は……いわゆるウィッグである。


 エンディングでは私服ではなく、いわゆるARゲーム用のインナースーツとガジェット装備になっているのだが、パルクール用ではない。


 装備しているガジェットは、いわゆるFPSと呼ばれるジャンルの重火器やアーマーと言う感じなのだ。


 彼女自体、このジャンルでは有名人と言えるのだろう。


 実際、登場しているシーンではサバイバルゲームで複数のプレイヤーを撃破していくシーンが描写されている。


 実力で言えばレインボーローズ及び月坂つきさかハルカと互角、もしくは上なのではないか、とも受け取れそうな描写も一部であった。



 メイン5人のランナー以外では、春日部皐月かすかべ・さつきとシグルドリーヴァの4人は出てくるものの、それ以外は未登場。


 何度も繰り返すが、対電忍からの客演組は一切姿を見せていない。


 あくまでも、コスプレイオブパルクールでは転売ヤーを狩るランナーがメインだからだ。


 ただし、シギラリアは描写されていないのでエンディングでは未登場の可能性はある。



 クレジットでは、ロケ地協力というものも存在し、その中には埼玉県も入っている。


 転売ヤーを一掃するため、ある意味でも本気を出していると言えるのだろう。


 それ以外でも一部の企業がクレジットに入っていたが、これはあるシーンにおけるリアル看板が実在企業だった、と言う事だ。


 実在企業が架空のヒーローのタイアップと言うアニメ作品のようなプレイスメント企画、それがこの作品でも採用されている。


 実際、草加市がロケ地協力しているので、実際のビルの広告を別の企業の看板へ差し替えている……と言うような形だが。


 こうした企画に消極的な企業もゼロではないので、色々と調整して……という苦労もあるのだろう。



 なお、キャストクレジットには冬川ふゆかわハンゾウも入っていたことは、ここで追記しておく。


 あの時に登場した謎の人物、それがハンゾウであることはここで明らかになったと言える。



 エンディングが終わり、Cパートへと突入した。 


 そのシーンでは別の場所で今回の新人戦を観戦していたデュランダルの姿がある。


 彼女の外見は野球帽を深く被り、ジャケットを羽織っているような……いわゆる私服と言えるだろう。


 順位結果を見て、彼女は若干だが言葉を濁らせている。


(あのランナーの名前……まさか?)


 順位は6位であり、そこまで上位のプレイヤーと言う訳ではないのだが……見覚えがあった。


(仮に同じ名前だとしたら、シグルドリーヴァのやろうとしていることは……)


 デュランダルは、ふと過去にあったようなマッチポンプまがいな運営で炎上した別ゲームの事を思い出す。


 しかし、そのゲームに関して言えばデュランダルがプレイする前にはサービス終了しており、真相は謎のままだった。


 それに、上位プレイヤーには様々な競技の元アスリートや現役アスリートの名前もある。


 下手に根拠のない事を拡散したとしても……炎上するのは自分だろう。



「まさか、ああいう手段に出てくるとは」


 新人戦の中継映像を別室で見ていたのは、秋月穂村あきづき・ほむらだった。


 彼もリアルで妨害してくるような転売ヤーが出てくることは想定外だったようである。


 その一方で、強引な手段を取ってでも転売に関して規制すれば……という考えを持つ勢力がいることは把握していた。


 映像をチェックしている途中で、机に置かれていたスマホが何かを通知している。名前表示は非表示なので、そういう事だろうが……。


「私だ……」


 スマホに出た穂村は、その声を聞いて別の意味でも驚くのだが、あえて言葉にはしない。


 電話の主は冬川だったのである。


『やはりというか、あの時に走っていたランナーに転売ヤーが混ざっていた。直線コースを通ったのは、そういう事らしい』


 冬川はあのタイミングで逃がしたランナーが転売ヤーだったことを報告する。さほどの驚きはない。


 やはり、案の定そうだった、と言う感じのニュアンスだ。


「どのコンテンツでも転売ヤーが現れるというのは、今に始まった事ではない。しかし、何を転売するつもりだったのか?」


『思い当たるもの……コンビニコラボのグッズ、クレーンゲームの景品、近くに玩具屋はないのでこれ以上は……』


「ガジェットに関しては不正転売禁止がマニュアルにも書かれている。あれはセンターへの返却が義務付けられて……というはずだ」


『いわゆる家電リサイクル的な対応で、あの記述を追加したので間違いないでしょう。ただ……』


 冬川が若干言葉を選んでいるのには理由があった。


 ガジェットの不正転売は不能と明記されているが、中古ガジェット自体の流通はいくつか確認されている。


 違法ツールをインストール済みなものではないのも確認済みだが……どこからアレが流れているのかはつかめていない。


『ガーディアンが捕まえた整備士の恰好をした転売ヤー、それが鍵を握る可能性はあるでしょう』


 冬川は、別口から情報があった不正ツールの販売を行っていた転売ヤー、それが情報を持っているのではないか、と考えている。


 しかし、その転売ヤーはガーディアンが確保しているので、向こうから情報が流れるとは思えないので、望み薄か。



「一体、誰がこの世界を揺るがそうとしているのだろうか……?」


 冬川の話が終わり、スマホを切った秋月が見ていたのは、別のレースだった。


 距離は2000メートル、場所は草加駅より若干離れたエリアだが、カテゴリー的には市街地・商店街と表示されている。


 そのエントリーされている選手一覧を見て、秋月は言葉が出なかった。


 出走は8人だが、その内の3人は、何と諸葛亮孔明、アークロイヤル、ブレイズヴェルグ。


 転売ヤー確保の賞金ランキング上位にもいる3人だったのだ。


「まさか、忍者構文の時と同じく……」


 この秋月の一言の後、レースの結果が出ることなく暗転することとなった。


 レースの結果自体、今回は重要なことではない。おそらく重要なのは、新人戦の方だった……と言うべきか?



【この作品はフィクションです。実在する地名などを使用しておりますが、登場人物はすべて架空の物です】


【転売ヤーに対する指名手配制度はフィクションですが、転売ヤーに対する罰則は実在します】


【不正転売行為は重大な犯罪です。そうした転売行為を発見した際は、即座に警察への通報をお願いします】


 暗転後に表示されたのは黒バックに注意書きとも言えるようなテキスト。


 毎度恒例のテンプレになりかねないようなものだが、これも重要なことなのである。


 転売ヤー自体はフィクションではない。すでに絶滅したような存在でもない。現実にも存在するのだ。


 だからこそ、コスプレイオブパルクールのスタッフは転売ヤーを一掃するために、こうした手法で訴えかけるのである。



 CMの後、次回予告と白文字で書かれた黒バック画面が表示された。これは第2話の時と同じ演出である。


 その後に出てきたのは、次回の映像と思われるものだが……。


 レースの方は孔明の勝利で決着したようで、その孔明が色々と動いているように見えた。


 パルクールのシーンは、一部で新キャラと思わしき人物も走っているのが分かるが……台詞なしなので、気になる所だ。


 前回と同様に特にナレーションが入っているわけではなく、BGMのみ構成である。その為、台詞などもない。


 セリフっぽいような字幕などもないのだ。


『孔明の罠』


 次に表示されたのは、次回のサブタイである。


 このタイトルで分かること、それは孔明がメインを飾る回である事だけだ。


 孔明はメインメンバーではあるが、主役と言われると少し違う。


 その辺りは、次回に判明するだろう。



 今回のエンドカードは春日部皐月かすかべ・さつきである。


 インナースーツ姿でARパルクール時の姿と言う事なのだろう。


 メットは装着していないが、右手にそれっぽい物をつかんでいるので……そういう事かもしれない。


 新人戦後の姿ではなく、バックの背景は別レースと思わしきもの。


 いわゆるコンセプトボード的なエンドカード、と言う事らしい。


 エクストリームパルクールはどうなっていくのか……今後が見逃せないだろう。



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