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第8話 悪役令嬢シリーズ。その2

「お嬢さま?よろしいんですか?」


10月の舞踏会用にベルからドレスが届いていた。お花とお手紙も。


いつもあの人は優しい。

私が何をやっても許してくれる。

私が、、、気が利いた事一言も言えなくても、、いつも笑って聞いてくれる。

大好きだった。

当たり前のように思っていた。


学院の高等部に入ったら、政略的な婚約なんてそんなもんだと聞いた。

そんなもん???

だってね、、、家同士の政治的な付き合いでしょう?お互い、仕方ないわよね?

しかたないんだ、、、、、

ベル様はさすがですねえ、、、誰に対しても、お優しい、、、

そうなんだ、、、、、


私はたぶん、、、社会性が足りないんだと思う。学院も高等部が初めてだし。好きな事ばかりやってきたし。

クラスメートが貸してくれた小説は、なかなか衝撃的だった。


家同士の決めた婚約者。真実の愛に目覚める彼、、、、


それなら、、、そのほうがベルは幸せなんじゃないかしら?

政略結婚より、好きな人と結婚してほしい。幸せになってほしい、、、、


悪役令嬢になろう!!!


そう思った。



隣国の王女様がいらしてから、ベルは忙しそう。これもまた外交の一環だし。

淡いピンクの髪の王女様は、美しいし、甘え上手みたいだ。


いいなあ、、、、、


でも、いざとなったら、目の前で婚約破棄されるのには、耐えられそうにないな、、

小さい頃から大好きだったの、、、、いつでも、、、空想の旅に出ても、本当に旅に出ても、、あなたが待っていてくれたから、、、、



「お嬢様?」


「やっぱり、、、今夜は行かないわ、、、、王城に、、、言伝してくれる?」


布団をかぶって狸寝入りをする。

言えればよかった。貴方が好きだ、と。

聞けばよかった、あなたはわたしが、、、?


あーーーーーーん、、、、


あの人は王子だから、、、王城の舞踏会は欠席しない。私が行かなくても、、、、、、、隣国の王女をエスコートするのかなあ、、、、、お二人がにこやかに笑いながら踊る姿が、、、安易に想像できる、、、お似合いだわ、、、



悪役令嬢は、、、私には難しすぎたなあ、、、、

大声で泣きながら、、、、そんなことを考えた。


あーーーーーーん、、、、











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