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第11話 番外編 絵本。2冊目。

「・・・ヘンゼルとグレーテルは、魔女を倒し、金目の物を持って、魔女の家から無事に自分の家に戻りました、、、、めでたし、めでたし、、、、????」


子どもたちに絵本の読み聞かせをしていたエヴァの様子がおかしい。めでたしめでたし、が、疑問形で終わっているね?


先日城下の本屋で、庶民用の本を何冊か買っていた、そのうちの一冊だね?


お菓子の家?君が引っかかったのは、、、、どこ?


ヘンゼルとグレーテルは知恵と勇気で危機を乗り越える、って、、普通に解釈しちゃだめなんだろう、、、なあ、、、


「これは、、、、この子たちの生きていた時代の国政が、どんなにお粗末だったかを語り継ぐ歴史書でしょうか?ねえ、ベル?」

「・・・・・」

「まず、、庶民が、飢えて子供を捨てなくてはいけない状況。それをおそらくは捕まえて売り飛ばす商人、、、そうして、お菓子の家?そう、蓄財する、、、子供を売ったお金で???」

「・・・・・」

「そもそも、、、国民が飢えに苦しんでいるとき、国から救済は?なぜ入らない?全国的な飢餓?長期的な不作?・・・・恐ろしいですね、、、、」

「・・・・・」


エヴァが長考に入ったようなので、、、僕は子供たちをマーサと一緒に寝かしつけに行く。


「お母様は?」


「ん?お母さんはね、今、国の未来と君たち子供たちの未来について、考える旅に出ているんだよ?今日はお父さんと寝ようね。」



三人の子供たちをぽん、ぽん、しながら寝かしつける。


今回のエヴァの旅は、、、長くなりそうだ、、、












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― 新着の感想 ―
エヴァもベルも神官様たちもいて、間違いなく素敵な物語でした。この物語を読んだエヴァは何に突き進むのかしら。 そして。誰がいても2人の世界(=ベルの脳内デート)になりますように!
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