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私、実は姫騎士なのだわ  作者:
悪霊退治
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プロポーズ()



 完全にミサが成仏したのを見届けて、ジンゾウが頷く。


「やっぱりライトさんの魔法って浄化特化だよね。ミサさん、魔法で汚染が凄かったのと怨念がえぐかったのと被害数多いせいかあのままだと自力じゃ行くべきところに行けず、よくわからないところで彷徨いそうだったけど、そうならずちゃんと行けたみたいだし」


 うん、とジンゾウが笑う。


「流石ライトさん!」

「待って浄化特化? 何それ?」

「え、だからライトさんの魔法。粘着魔法による固定とか呪いとか諸々のせいで、ミサさんの未練が無くなっても変なところに迷い込む危険が高いのが視えてたんだけど、ライトさんの魔法効果で呪いと粘着魔法が綺麗に剥がれて……」


 ジンゾウは言葉を止め、その顔にだらだらと汗を流しながらギギギと首を動かしヒメを見た。


「……ヒメちゃん、僕またやらかした? こういうのって言っちゃ駄目だったよね?」


 やらかした気がする、という何とも表現が難しい顔で見ないで欲しい。助けて欲しいと目で懇願する犬を連想させる顔だ。

 ヒメは額を指で押さえてからため息を吐き、ライトへと視線を向ける。


「…………ライト、今この場でライトの魔法についての詳細をジンゾウに聞くのって有りかしら」

「っていうかオレも聞きたいよ!? え、待ってオレの魔法ってただ邪魔を排除するだけで、外部要因による問題を取り除くとかそういう系じゃないの!? 浄化とかそれ知らないんだけどォ!?」

「……ライトさん、まさか、魔法を祓って呼んでたのも……?」

「…………ジンゾウ? あの、オレの魔法の正式名称って別にあったりする、感じ……?」


 顔を引き攣らせたライトの問いに、ジンゾウはこっくりと頷いた。


「嘘だろ初耳ィ!」

「これは愉快な話になってきたね」

「おいおい人のお爺ちゃまが数百年越しの成仏果たした直後に何の漫才だよもっとやれ」


 頭を抱えて叫ぶライト、うっすら笑みを浮かべるマッド、ケラケラ笑っているゴオというカオスな空間。何故こんな事に。


「……ジンゾウ、ライトの魔法の正式名称、及び本来の効果はどういったものか説明を聞きたいのだが」


 フリョウがそう聞いた瞬間、ジンゾウの顔から表情が消えた。


「正式名称、禊祓(みそぎはらえ)。対象に付与されている()()()()()()を須らく払い落とし清めるもの也。清める為に払い落としたものが他者に穢れを与える事無く。その身に淀みを纏いし怨念の穢れを祓い清める事も可能とす。恨み、毒、トラウマ、他者からの圧、自己否定、呪い、その他負荷となるもの全てを払い除け、清め、対象を素の状態に戻さん」


 どこを見ているか読めない目で淡々と言葉を紡いだかと思えば、ジンゾウはすぐにいつも通りの顔に戻る。


「って、いう感じに書かれてるかな」

「嘘ォ! 何それオレ知らない! つか毒って……毒って! だから親父いっつもヤバい状況にある患者の話し相手オレに任せたり魔法使うよう指示出してたって事ォ!? 言えよあの親父!」


 んもォ! とライトは感情が荒ぶっているのか顔を両手で隠しながら足をバタバタと暴れさせた。自分も知らない自分を知って色々混乱が酷いのだろう。


「というかアカの手紙には主力にライトの名前も載ってたし、対策はライトの魔法でって書いてあったけど……もしかして汚染を除ける以外にも、そういった浄化要素があるっていう意味の意図だったのかしら?」

「そうじゃん! 絶対トクサツの言う通りだよ! 何でオレが知らないオレの魔法を他人が、それも二人に知られてんのさァ!」


 いやジンゾウとアカ相手じゃ反則過ぎて仕方ないかなって思うけどォ! とライトがシャウトする。

 ヒメも自分の魔法で自覚無いみたいだけど本領はこういうのだよと突然教えられたら混乱する自覚があるので、ライトの動揺は致し方あるまい。下着と思って使ってたら水着だったみたいなものだ。使用法としては間違ってないけど合ってるとも言い難い微妙なライン。


「僕としては、ライトさんのその魔法があるからアカさんが悪霊退治をイージーモード扱いしてるって思ってたし、万が一の危険性があってもライトさんの魔法で、それで駄目でも僕がライトさんの魔法を使えば相乗効果で間違いなくどうにかなるって、その、思ってた……ん、だけど……」

「本人だけ知らないっていうね! マジかよ! その人の実力を発揮させたり、問題が起こらないようにするだけの魔法と思ってたらまさかこんな力があったなんて知るわけないじゃァん……」


 嘘ォ……、とライトはがっくり肩を落としてしゃがみ込む。

 自身の魔法、その本領発揮が出来るようになるので嬉しさもあり、しかし混乱も大きく、という状態なのだろう。そんなライトにフリョウが近付いて膝をつき、その背にそっと手を添え、


「ライト……」

「フリョウ……」

「結婚してくれ」

「ちょっとフリョウの頭が壊れてんだけどォ!?」


 プロポーズした。


「フリョウどうしたんです!? 大丈夫ですかァ!? 今更汚染食らったとかそんな時間差無いはずですよねェ!?」

「ライトには将来是非我が国に来て欲しい。出来れば伴侶で」


 そう告げるフリョウの顔は大真面目だった。何ならキリッとしていた。いつもの険しい顔が恋しいくらいキリッとしている。


「客でも仕事という立場でも良いから将来的に招待するつもりだったが、こうなったら何が何でも娶る」

「駄目だ話通じねェ! フリョウ!? マジで大丈夫!? この指何本か見える!?」

「三本」

「認識機能は壊れてないみたいだけど明らかに脳機能に異常有りだろこんなん!」

「まあ待て、元々ライトをスカウトしたいとは思っていた。今回ライトの持つ魔法の詳細を知り、これはもう伴侶にするしかないと思っただけで」

「そっからもうおかしいってのに、その自覚が無いからヤバいんですよ!」


 つい先程まで、ミサの件で酷くシリアスだったはずなのに何故こんな事になってしまったのか。月が黄色い。


「ちょ、ヒメェ!? 現実逃避で外見てないでどうにかして!?」

「私に言われても困るのだわ」

「頼むよ無所属部の部長!」


 なった覚えが無い。


「いや素晴らしい、まさか公式でフリョライのプロポーズが見れるとは……いやライフリョの可能性もあるのか? どっちでも良いもっとやって! さあ馴れ初めは!?」

「馴れ初めというなら出会いか。出会いは中等部の時に」

「フリョウー!? フリョウ今そういう話してるわけじゃないしマンガに至ってはオレを助ける気皆無過ぎない!?」

「わたしにはこのプロポーズをフリョライ、ライフリョファンに届ける義務がある!」

「無いよ! っていうかワードが意味わかんないよ!」


 このカオス状態までアカが視て、そしてその上でこの未来を選んだとしたなら中々に酷い。いや、アカの事なので他の未来と見比べた上でこれが最善の未来だったんだろうけれど。


「てか、元々招待する気だったって何?」

「俺はチリョウ国の所属だ。将来的に医療関係の職に就く。王弟である父も仕事としてやっているくらい、チリョウ国において医療関係は切っても切れぬ関係性。だが俺にはヤンキー家特有の厳つさと、誤解を招く特有の空気感がある」

「ああ、うん、言いたい事はわかるんですけど」

「加えてヤンキー家は言葉でのやり取りを苦手としている為、意思疎通に労せず意図を察してくれる人間の存在はかなり大事だ。初手から怯えず近い距離で接してくれる相手が居たなら、何が何でも近くに居ろとさえ言われる程に」

「そこまでェ?」


 ヒメはフリョウとその親戚であるコワイ先生を思い出した。

 フリョウは現在でも同級生に怯えられる事はあるし、コワイ先生も言わずもがな。隣にライトやテキトー先生が居る事でスムーズに治療へ移れるだろう事を思えば、確かに確保しておけと言いたくなる。緩衝材の有無は大きい。


「俺に怯えず、臆さず、友人になってくれた。医療関係の話も出来る。俺の立場もお前は既に知っている。故に、卒業までにはお前の実家に赴きご両親からチリョウ国へライトを連れて行く許可を貰おうとも思っていた」

「オレの知らないところで!?」

「母曰く、本気である事を示したいなら外堀を完全に埋めた上で首を獲れ、と」

「フリョウのお母さん過激ィ……」


 つかこんな喋るフリョウ珍しいなァ、とライトは疲れたように呟いた。間違いなく現実逃避だろう。気持ちはわかる。


「だがそんな中でのこの魔法。我が国の民は殆どが治療魔法持ち。外傷回復、病気回復、精神回復、他にも解毒やら色々出来る者は多い。しかし、しかしだ! 呪いは回復とは別種の為、解呪出来る者は少ない! それでも患者はやってくる! 何故か!? 病気に似た症状である事も多いからだ!」

「勢い強い怖い怖い怖い」

「是非! 是非その魔法を我が国で役立ててはくれないか!」

「いやそりゃ友人としてならまだ」

「結婚してくれ」

「そォこがわかんないっつってんですけどねェ!?」


 ちょっとフリョウこれ目で追って、とライトはフリョウの目の前で人差し指を立てて左右に動かし、フリョウが問題無くそれを目で追えた事にがっくりと肩を落とす。残念、フリョウの脳は正常なようだ。

 いや、脳が正常なのは良い事なので残念では無いはずだが、突然友人からプロポーズされる現状的には打開策が失われるも同然なので残念と言えるだろう。


「基本的に治療は魔法で行う事が殆どとはいえ、その治療を阻害する外部要因が殆ど無くなるというだけでも欲しい! その上に解呪も出来る、俺との意思疎通も問題無く、俺以外との意思疎通も得意とし、医療関係者でもある! 喉から手が出る程欲しいと思うのは仕方のない事だと思わんか!?」

「落ち着いてフリョウお願いだから! そりゃうちの親父ならチリョウ国の王子にスカウトされたとか聞いたらあっさり引き渡しそうだけど! 姉ちゃん居るから跡継ぎ問題も大丈夫だけど! ほらフリョウの方が跡継ぎ問題とかあるしさァ!」

「確かに王弟の子とはいえ王家である以上、血を繋ぐようには言われている」

「でしょ? そんな立場のヤツが男捕まえちゃ駄目ですよ」


 ほ、とライトが頬を引き攣らせながらも僅かに安堵したような息を漏らす。


「だが医療発展国を甘く見るなよ。そんな問題はとうに解決済みだ」

「マジかよ」

「というよりは王家といった高い地位でのみ取り引きされるサイエンティスト家特製の薬がある。性転換も男性妊娠も可能だ」

「マッドォ!?」

「祖母が作った薬だね」


 マッドはさらっとそう答えた。


「その薬を提供する代わりに我が家に干渉してくれるな、としつこい国に主張したものだったか。王家の存続に関わるから、とその国は大人しくなってくれたものだよ。祖母の薬を用いる事で他国との取り引きも回していると聞いたけど、まさかここで聞く事になるとは驚いたな」

「オレも驚いてるよ本当に!」

「……駄目か? ライト」

「あーもう寂し気な農耕馬の目されると弱いんだってェ」


 どんな目だ。

 大柄である事とわりと草食系かつ穏やか寄りという点から農耕馬のイメージが湧くのは否定しないが、中々に贔屓目が入っていないだろうか。


「とりあえず頭ごなしに拒絶はしないからさァ、冷静になってから色々話纏めません?」


 オレ別に逃げないし、とライトはフリョウの肩をぽんぽんと叩く。


「雇用条件とかそっち方面で纏めましょうよ。解呪要員になり得る存在見つけた興奮ではしゃいじゃったのはわかるけど、衝動的なプロポーズはやめといた方が良いと思うなァオレ」

「わかった。後日正式に申し込もう」

「駄目だまだ脳みそイッちゃってる。コワイ先生んとこ連れてかなきゃ。つか普通、その立場なら婚約者とか居るもんじゃないの?」

「…………」


 ライトの言葉にフリョウは無言になり、スッと立ち上がって視線を逸らした。

 突然冷静になった様子でどうかしたのか、婚約者が居るのでも思い出したのかと見守っていれば、ヒメ達の方に一瞬視線を向けてからフリョウは重く口を開く。


「あれは五年前。俺がまだ十二だった頃の話。コワイ叔父さんが既に先生を務めていた時の事。コワイ先生には婚約者が居た。家の都合で用意されたとはいえ、お互いに想い合っていた」

「フリョウ、何か今の段階から不穏さ漂ってるんですけどこれ聞いて大丈夫な話です?」

「コワイ先生の婚約者は、死者の魂は戻せずとも、死体であろうと肉体だけなら完全に治す事が出来る魔法の持ち主だった。結婚資金を稼ぐ為にも、そして魔法を磨く為にもと彼女は回復魔法持ちを集めていた他国に行き、」


 フリョウは辛そうに顔を顰め、下ろしている手で拳を握る。何かに耐えるように。


「…………殺され、死体も帰らなかった」

「えっ……」

「非合法な実験か何かに協力させられたんだろう。口封じの為。そして肉体に残った記憶から情報を読み取られない為、帰って来たのはコワイ先生から贈られた婚約指輪だけだった」

「……おいおい、今日は置いてったり置いていかれたりした死人話のバーゲンセールか?」


 うへえ、とゴオが嫌そうに顔を顰めた。


「フリョウ、何でそんな話を突然のトンチキプロポーズ後にしたんだよ。ゴオちゃんも流石に空気呼んで大人しくなっちゃうレベルの重さだぞそれ」

「そういった事があった為にコワイ先生は心に深い傷を負い、生涯結婚しないと誓いを立てた。婚約者が居たからこその傷心とも言える為、滅多にある事では無いだろうが、万が一があった時のショックを考えてそもそも婚約者を付けない方が良いのではという事になったのだ。つまり俺に婚約者は居ない」

「おめーそれは家庭の事情で色々あったから婚約者は付けない事になってるっつっときゃ良かった話だろ!?」

「……そう言われてみるとそうだな」

「だーめだこいつ。ライトが言う通り頭がおイカれポンしてら」


 スパンとゴオがフリョウの頭に一撃入れて気絶させる。見事な一撃。


「三日くらい頭冷やした方が良いぞフリョウ。ワガミチが酒場で待ってるだろうし帰ろうぜ皆。やっぱ夜更かしって思考回路狂わすから駄目だよなあ。若者に夜更かしすんなって大人が言うのはこういう事かー」

「え、あの」


 おろおろしながらトクサツがゴオとフリョウを二度見した。


「そ、そういう扱いで良いのかしら?」

「寝不足じゃなきゃ後からまた同じ事やらかすだろうし、ただの寝不足なら覚えてねーからだいじょぶだいじょぶ。こいつの意識あると気まずさで立ち去りにくいし。こんだけ待たせたらワガミチのヤツ何やらかしてっかわかんねーからさっさと移動した方が良いぜー?」


 どういう事だ。





 体格の問題上ジンゾウにフリョウを担いでもらって町まで戻って来たところ、やけに盛り上がっている居酒屋の中にワガミチが居た。

 そして、ゴオが言っていた意味がようっくわかった。


「んっんっんっ……ぷはぁっ。おや、ようやくお帰りですか。結構時間が掛かったようですね」

「……ワガミチ、そのジョッキは」

「ビールです。黙ってジュース飲んでたら絡まれて飲みくらべに参戦させられまして」


 ヒメの問いに何ら動揺せず、ワガミチはけろりとした顔で答える。


「絡んで来た相手を飲み潰したらそのお仲間に挑まれ、その方を潰したらまたそのお仲間が、と。今潰したのが総大将のようです」

「ワガミチ、おめー何人潰した?」

「…………?」


 ゴオの問いにワガミチは首を傾げ、ひいふうみい、と指を立てて数え始めた。


「……八人ですね?」

「わりとはっちゃけ系なゴオちゃんから言いたくねーけど、お前未成年飲酒は駄目って法律知ってる?」

「この国はセーフですよ。地元とかに知られたくないだろ、と脅して来た相手も潰しましたし。あ、勝った分だけ財布の中身をいただいたので奢りましょうか?」

「ヤダよこういうとこの飯合わねえから」


 何だろう、美味しい闇鍋の本質を見た気がする。

 例え美味しかろうと闇鍋は闇鍋であり、原材料不明でしかないという真髄を目撃してしまった気分だ。


「あれ、でもワガミチさん、ゴオさんが居るのに驚かないんだね?」

「自前魔法で来たらしきゴオが屋敷に向かうのを目撃したので。まあ別に止めなくて良いかと判断して声も掛けませんでしたが」

「コイツが俺様ちゃんよりいい子判定出されてるのマジで納得いかねえ」


 慣れたようにビールジョッキを呷って荒事に長けてるだろう男八人を酔い潰している現状を見れば、その言葉に頷くしか出来なかった。





 ゴオ・イング・マイ・ウェイ・セイジャク

 巨体に白髪。馬鹿やってる天才。白髪好きな親友の為に髪を伸ばしてやっている、と自称。

 ゴオちゃんワープなる転移魔法はランダムらしいが、思った通りの場所に行けている事も多いのでランダムだという信憑性は薄い。

 好き勝手やる事は多いがマジモンのやべーヤツでは無い為、状況次第では普通にまともな顔をする。何なら繊細な面もある。

 そんなわけで一部繊細ではあるものの軸自体は全然ブレないのでミサの瘴気による影響は受けないが、だからといって話が出来る状態に持ち込むなんて事は出来なかった為、ライトがミサをかなり正気に戻してくれていたのは助かった。

 一族のヤツがちょいちょいミサを何とかしようとするも何とも出来なかったのはそういう事。

 まず会話を試みようとしても無理だった。攻撃的に接するわけにもいかないが、向こうは殺しに来るので危険が酷い。

 つまり、即座に反撃してミサの暴力を真正面からねじ伏せるやべーヤツ(ヒメ)と、ちゃんと話を聞こうとするヤツ(ライト)と、ミサの未練を解消できるヤツ(ゴオwith世話係の日記)と、ミサを縛り付けていた呪いやら粘着魔法やらを何とか出来るヤツ(ライト)が必要だった。揃ってた。


 ワガミチ・ペース

 穏やかで真面目に見える優等生なやべーヤツ。

 基本的に穏やかなのは本当。真面目なのも本当。でも躊躇いは無い。真顔のまま、外野におめーそれマジかよって言われるような事をやる。普通ならルール違反だけどこの場においてはルール違反じゃない、というような事をやる。わかりやすいルール違反はしない。

 白髪好きと言われているが、何となく視線を向けちゃうだけで特別好きって程では無い。親しい相手が白髪を染めてもまあ別に……という反応をする。何の分野でも誰からも最優先されたい派なゴオは一度その淡泊過ぎる反応にキレた。

 人が見てる前で暴れるのはゴオ。人が見てないとこで荒らすのはワガミチ。

 持たされているゴオの人形はゴオの髪が伸びるのと同じ長さに勝手に調整される。不思議に思っているが、害は無いので気にしてない。

 魔法の為に誰かを抱える必要があるものの、大体は担ぐ。もしくはおんぶ。抱き上げるのは好きじゃないので嫌そうな顔して拒否る。

 実はミサからの遺伝が足にある。



 Q 何でフリョウは突然あんな言動を?

 A 元々好感度は高かったんですが、フリョウの性質上ダム型なので。見える形で好意を積み上げるんじゃなく、密かに積み上げられてた好意が一定を超えるとダムが決壊して今まで抱いてた好意が高濃度かつ結構な勢いでボンバーするタイプ。ヤンキー家の血筋+母親似。そもヤンキー家自体、それまで喧嘩吹っ掛けてきたのをいなしてただけなのにピンチの時命懸けで助けてくれるヤンキーポジションです。助けられた側からすると何でそこまで命懸けてくれるんだよってなるアレ。



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― 新着の感想 ―
イカレタ様、ナイスすぎます。 よかったね。 これなら、トクサツさんも心置きなくマッドさんのそばに入れて、マッドもそばにいることができるますね。 フリョウとライトもお幸せに。
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