第3話 「行ってしまう罪の意識」
朝からバタバタとお出掛けの準備をしながら
リビングを行ったり来たりを繰り返す。
テーブルにポシェットを置いて持ち物を入れながら
こう語り掛けてきた。
友理(おはようございます!林堂 友理です♪
今日は、2日前から隣町の案内をして貰う約束を
していた双葉さんと恋花さんの2人と一緒に
休日を満喫したいと思いま〜す。
時間は、午前の10時丁度で仁川市のバス停前広場で
待ち合わせです!!
今は、午前9時30分くらいで余裕を持って
行こうと思っています。
私にとって大切な思い出になるように
休日とはいえ、足を引っ張らないように
しなきゃっ!
そういう事なので早速向かいたいと〜………んっ?)
準備しながら付けていたテレビに目線を向ける。
男性アナ「速報です!!
[昨夜、午前2時〜4時頃]に掛けて
途中建設をしていたであろう
大川建設の大工の行方が、
分からなくなっている状況です!
この現場には複数の[禍々しい妖気]が漂っていた
らしく閻魔騎士の皆さんからは
再度の注意喚起のお知らせが
日々、飛び交っています。
くれぐれも外への外出は、控えるように!!
続きましては〜
[一昨日、仁川市での爆破テロ]について
[四大妖怪]が関わっている事が確定されました。
2ヶ月前に起きたあの[大事件]と繋がりがある
との事なので街の皆さんには
くれぐれも[四大妖怪]を見掛けた際は、
戦いもせずその場から立ち去る事を進めます。
それからすぐに500当番通報をして下さい!
未だに発見できない被害者のご家族の為にも」
女性アナ「それでは、続いてのニュースです」
事件のニュースを聞いていた友理は、
とある単語に反応した。
友理「・・・えぇ〜〜〜!?
え、え閻魔騎士!!
この世界にも閻魔様が、実在するって事!?
というより騎士ってどういう事なんだろう???
妖怪だから閻魔様は、付きものって言うけど〜
流石にこれから案内して貰う2人に
聞くのは申し訳ないよね。
じゃあ〜雪乃さんに日曜日に聞く…てあぁ〜っ!
連絡先、交換してないから
どっちにしろ出来ないじゃん?!
諦めて月曜日に聞きに行こう。
はぁ〜……私って本当に駄目駄目だ!(汗)
はっ、時間は!?9時50分!!行かないと!」
友理「はぁ…はぁ……はぁ…はぁ………はぁ
急がなきゃ、急がなきゃっ!!」
と信号をきちんと止まって
バス停まで大急ぎで走って向かう。
バス停前には大きな噴水広場があり、
その周辺を隈なく探していると目立たない木の下で
花梨は、待ち続けていた。
友理「お、おはよう……ございます(汗)
その〜遅れてしまって、本当にごめんなさい!」
と勢いよく着いてすぐに謝ると
花梨は慌てる様子もなく、挨拶をした。
「ご機嫌よう〜林堂さん。
今日は、少し暑い日になりそうですね〜♪」
とびっきりの笑顔で言うが挨拶が返って来たのは
花梨だけだった。
おかしいと思った友理が、辺りを見渡すも
恋花の姿は無かったので仕方なく
花梨に恋花の事を尋ねてみた。
友理「あっ、あれ?恋花………さんは???」
花梨「お恥ずかしい話、どうやら寝坊したらしいの。
さっき本人から遅れのRiinが届いて。
林堂さんは、急いで来てくれたというのに
本当に申し訳ないわ(汗)」
と花梨から謝られて友理は、慌ててフォローする。
友理「いえ!!
何も双葉さんが、謝らなくても〜(焦)
あ、頭をお上げ下さい。
(何でこんな時に…恋花さんが自爆ていうか
昨日の言葉は、フラグだったの!?)」
友理が頭を抑えて慌てた顔をしていると
花梨が友理の肩にトントンと触れてこう言った。
花梨「立ち話も何だと思うから
あそこにあるベンチでしばらくの間、談笑しませんか?」
友理「あ、はい!そうですね(汗)」
座ったは良いものの2人はしばらく話さなかった。
そんな気まずい空間で友理はこう思った。
(ゔぅ〜……気まずい。
なに話した方が良いのかな???
天気とか?
いや、天気なんかど定番中の定番じゃん!
双葉さんの今日の服装を褒めるとか?!
いやいや、私にはそんな服のセンスなんて
よく分からないし(汗)
うーん、どうしよう。どうしよう!!)
そんな心の中で暴れて考えていると
何とかして打開しようと考えていた
友理ではなく、勇気を出した花梨が話し掛けた。
花梨「あ、あの〜………」
友理「はいっ!何でしょうか!?(ビクッ)」
花梨「私、今の今まで自分から進んで
他の方々とお話する機会が無くて
いつも恋花が側に居てくれたから話せてたけど〜
今日みたいに恋花が居ない事、滅多にないから
どうやって話せば良いのか分からないけれど〜
こうして林堂さんと2人きりで話せている事が、
何だかとっても不思議な気持ちになります♪」
友理「……っ!花梨さん!!」
花梨「そういえば近頃、物騒な事件しか
報道されてなくてこの街を案内する予定が
無くならないか、少し心配だったんです(汗)」
友理「へぇ〜双葉さんは、真面目なんですね♪」
花梨「えっ……?
私は、別にお友達との約束を守りたいだけ…です。
その〜高等部で初めての大切なお友達ですから(恥)」
友理「それが、真面目なんですよ(汗)
確かに私もその報道、観ました!
最近は、物騒な事件ばかりで退屈しないくらいです」
すると、花梨はとある事件について話し始めた。
花梨「この仁川市では、
奇妙な事件が多発する事はそう少なくはありませんが〜
ただ林堂さんがここに来る前の大事件といえば〜
2ヶ月前に起きた[四大妖怪のお2人]が
衝突した事件が、私にとって1番の衝撃でした(汗)
何と言っても[四大妖怪]の中で
[平和を求める天狗様]と[悪事を働く玉藻前様]、
そのお2人が、戦っていたのです!!
そ、それってそんなに凄い事なんですか?(友理)
天地がひっくり返る程の大事件ですからね。
まずこの事件のきっかけとなった経緯としては、
[四大妖怪]の人達が所有するシマについて
揉めていた所を[決戦の日、以外は争わない]
という条件で言い伝えられた筈………だったんです。
所が、玉藻前様の話を聞かず下級妖怪達が
続々と天狗のテリトリーへと攻めて行きました!!
えぇ〜!それで、どうなったんですか?!(友理)
結果は押されていたものの天狗様が勝ち取り、
[シマ争い]を突然持ち込んだ行為を
[ある条件と引き換え]に敗者の玉藻前様からは、
何かしら仕掛けて来ると噂されています。
何かってぇ〜なんですか?(友理)
そ、それは……私達には計り知れない事だという
のだけは、分かりますが!!
それから勝者を果たした天狗は、
四大妖怪の中で何か揉め事や下級妖怪達の悪戯を
防ぐ為に平和的な解決をしようと
今も頑張っているそうです♪
[四大妖怪]の皆さんは、
今まで怖い一面しか見てきませんでしたが
優しい一面もあるんだなと〜
再認識できたのが、その時でした。
そんなに凄い人なんですね〜その天狗さん!(友理)
はい♪
ですから、私もそういう所を
見習っておきたい所なんですが〜………
ですが???(友理)
閻魔大王様は、国全体に対してこう告げました!!
[四大妖怪に加担してはならない]という
法律を守らなくてはいけなくなって……(汗)
いくら私達が、SやAクラスでも
国民100人の力と四大妖怪の1人の力とでは、
とても話になりません。
私達一般人にとっては倒せる相手ではない為、
協力する事すら拒んでしまうでしょう。
そのくらい…とても危険な行為だからこそ、
禁止されているのです(汗)」
友理「えぇ〜(焦)
で、でもその[四大妖怪]の人が誰だか分かってて
誰もやりたがらないって事ですよね!
だったら、平気じゃないですか♪」
と友理の返答に対して花梨は、こう返した。
「あぁ〜……林堂さんは、ご存じないのですか?
何がです???(友理)
そもそも[四大妖怪]の方々は〜
名前も不明、性別も不明、住所や職場共に
不明な事をっ!!
えっ?そんなに知られてないんですか?!(友理)
えぇ〜何せニュースでも語られてる通りですからね。
最近では徐々に大事件が多発し掛けています。
閻魔騎士が[四大妖怪]のアリバイを
一方的に聞きたくても
その4人が今どこに居るのかすらも
把握、出来ないままでいますから。
その正体を知っているのは、
[四大妖怪]もしくは[眷属のみ]なのです!
けん…ぞく???(友理)
そうです♪
それに[四大妖怪]との戦闘処理を任されているのは
あの[特殊部隊]の人達だけなんです!!
ですから……ううん。
だからこそ、林堂さんもくれぐれも外へ
外出される際は、十分にお気を付けて下さい!
私は、あまり外出する事は滅多にありませんので
そこはご安心を♪」
友理「あっ、はい!!
(な、何だか話が壮大になった気が………(汗)
そういえば〜私も今朝のニュースで
初めて知った事なんですが〜
今もそういう事件が、多発しているようでしたね」
と笑顔で花梨にそう語った。
すると花梨「は、初めて!?
あんなにも皆さんが、
学校や世間では大騒ぎしている中で
この事件を初めて知ったんですか?!」
と驚きのあまり声が、裏返ってしまう花梨。
友理「えっ、そんなに有名な……の???」
花梨「かれこれ1週間以上も前から始まってる
事件ですから、流石に驚きです(汗)
意外と林堂さんは、世の中に疎い方ですか?
・・・(友理)
あ、ごめんなさい(焦)
まだ3日しか会っていない方に
馴れ馴れしいですよね、今のは撤回させて下さい」
膝の上に乗せていた
カバンのストラップをクリクリ触り始める。
友理「あはは………
そ、それ〜前の村の子達からも言われました(汗)
世の中に疎いのには変わりないかもです。
前まで居た所は、事件とか無縁な場所だったので(笑)
ですから、謝らないで下さい双葉さん!
それにお母さんからはテレビなんて当てにならない
なんて、よく言い聞かされていたものですから
ニュースっていう存在すら知らなかったです!!」
と頭に手をやってあはは……(汗)と笑っていた。
そんな話を聞いて花梨は目を丸くし、こう伝えた。
花梨「この地帯のみならず世界共通で
ニュースはとても重要な事をおっしゃられています。
見た方が、良いと私はお勧めしますよ?」
友理「う〜ん、分かりました!
時間があったら見ますね☆
何だか、心配です(花梨)
えぇ〜!何で、ですか双葉さん!?」
花梨「そんな気がして…うふふ♡」
真面目な話が長引いた為、花梨は話題を変えた。
花梨「所で林堂さん、つかぬ事をお伺いしますが
あなたはどんな妖怪ですか?
高等部から入学していてAクラスの教室という事は
相当、お強い妖怪ですよね♪」
友理「つかぬ事なんて、そんな大袈裟な〜……
えっ?
えぇ〜〜〜!?
わっ、びっくりしました(花梨)
えっ……えぇ!私は…その……う〜んと!!
(ど、どどうしょう(汗)
私の正体がもし、[人間]だって知られたりしたら
買い物する前から気まずい雰囲気にぃ!
何としてもそれは避けたい(焦)」
と目をグルグルさせながら顔が青ざめていた。
すると、花梨はそんな友理の顔色を見て
落ち込みながらこう言った。
花梨「あの〜………
お気に障る事なら、忘れて下さいっ!!
誰でも嫌な事はあり…ますから(汗)」
友理「あっ。ふ、双葉さん……ちがっ!
(私だって…もし強い妖怪だったら
誰かに自慢したいもん!!
でも〜でもぉ〜〜〜今はで、出来ないよ(汗)
そもそも私が[人間]だって言ったら、
きっとガッカリさせちゃう。
信用ない人だって思われたくないよ!)
友理「あ…あの気を悪くしたなら、謝ります!!
だからその、私はっ!あっ。あっ………
(言葉がつっかえる何で???
私自身が、嘘を吐こうとしているから?
でも今は、嘘でも言わなきゃ。きっと後悔する(涙)」
としばらくの間、2人は目元が暗くさせながら
何を話せば良いのか分からず、
会話をする事が無くなってしまったのだ。
そんな空気が重たい所に聞き慣れた声が、
友理に声を掛けてきた。
雫「林堂さん、おはようございます。
えっ?(友理)
こんな所で会うなんて偶然ですね♪」
目元が暗くなっていた友理が、
雫の声と顔を見て明るくなった。
友理「ゆ、雪乃さん!?おはよ〜う☆
街中で会うのは初めてだね♪」
雫「今日はどうしてここに居るのですか?」
友理「あぁ〜そうだった!
雪乃さんには前に伝えたと思うんだけど、
私は引っ越して来たばっかりだから
この街を案内して貰う事になってて
今日は、3人でお出掛けする予定なんだ〜♪」
雫「2人…ですか?
双葉さんしか見えませんが、あと1人は???」
花梨「えっ?どうして、私の名前を……?」
友理「そうなんですよ〜
恋花さんが、寝坊しちゃって。
ここに来るまで双葉さんと一緒に話してたの♪」
雫「なるほど。
そういう事でしたか、理解しました」
そして友理は、花梨を雫に紹介し始めた。
友理「そうだ。雪乃さん!!
こちらは同じクラスメイトの双葉 花梨さん♪
で、今は居ないけどもう1人の清見 恋花さん。
分かるかな〜?」
雫「分かりますよ」と言って
花梨に目線を合わせてお辞儀をし、目を開けた。
雫「よろしくお願いします」
花梨「私の方こそ、よろしくお願いします」
と2人が挨拶しあった事を確認してから
すぐにある事を思い出し、衝突にこう言った。
友理「で〜……あっ、思い出した!
雪乃さん、急なお願いなんだけど〜
連絡先を交換して貰えませんか!?」
雫「本当に急…ですね(汗)
でも私も会えれば、欲しいと思っていました」
友理「はあ♪ホント!?
良かったぁ〜じゃあ交換しよう!!」
スマホに雫のRiinでのアイコンが届いて
友理はジャンプしてはっちゃけた!
そんな2人の様子を見ていた花梨は、
座ったままこう思った。
花梨(なんか良いな〜林堂さん。
他の人と誰とでも話せていて……
私は、家系の影響で周りから寄り付かれなくて
友達を作る時間も話すきっかけも無かったというのに
中学の頃もきっとそうなると思ってた。
でもそんな時、恋花が私に話し掛けに
来てくれた事がとても嬉しかった♪
林堂さんの時も恋花が率先して声を掛けてみよう
と言ってくれたお陰で、
[前よりも学校が楽しみになった。
誰よりも1人で孤独に
誰よりも一生の苦しみに悩み続けた毎日を
過ごしてきた私が、バカみたいです(涙)
雫と楽しげに話していた友理が、
ふと花梨の方を見た。
友理「双葉さん、どうしたんですか!?
泣いて…いますよ(焦)」
そう言われて花梨は、手で涙に触れて目を拭う。
花梨「私………泣いて。
あっ!何でもないわ。
本当に、何でもないの(涙)」
目をチラつかせながら確信的な目に変わる雫。
そんな時、2人の後ろから肩に手をやって
声を掛けて来た。
それと同時に雫が、驚いた目を見せる。
恋花「おっはよう!!
何々〜花梨の事、友理ちゃんが泣かせたの(笑)」
「えっ、違いますよ。私、じゃないってば!
あ〜れれ?本当かな〜♪(恋花)
ほ、本当です!嘘なんか言ってませんから!!」
恋花「そっか〜………
所で友理ちゃん、この子は知り合い?」
と急に声色を変えた恋花が、雫の方に顔を向けた。
友理「あ、うん♪
D組の雪乃 雫さんだよ!」
雫(……っ!!)
花梨(林堂さんっ!?)
目からハイライトが消えた瞳で雫を見下した。
恋花「雪乃 雫さん………ねぇ〜」
友理「んんっ?」
恋花「ふ〜ん」
と雫の目が花梨と友理の事を交互に見てから
こう言った。
雫「それでは、林堂さん。
清見さんが来た事ですし、
私はお邪魔だと思うので…これで♪」
友理「あ、うん♡
分かったよ。そうだ!!
買い物が終わった後に〜電話するから
お土産話、楽しみにしててね〜バイバイ♪」
と雫は言葉を発さず、手を小さく小刻みに振った。
居なくなってすぐに恋花が友理に問い掛けた。
恋花「ねぇ?
友理ちゃんはさ〜あの子の友達?(微笑みながら)
そうだよ!2人の次に友達になった子(友理)
そっか〜でも…もうかっ………」
と恋花が次に言う言葉を悟った花梨が遮った。
「素敵なお友達が出来て、良かったですね♪
誰とでも喋べれる林堂さんが私にとっては
凄く羨ましい限りです♪」
友理「そ、そうかな〜えへへ(照)
私は〜双葉さんと恋花さん以外にも
友達が出来て、とっても嬉しいです♡
そうですか♪(花梨)
あっ、恋花さん…さっき何か言い掛けましたか?
聞きそびれちゃいました(汗)
何ですか♪」
笑顔で言う友理、目元が暗くしていた恋花は、
いつものような声色と満面な笑みでこう言った。
恋花「ううん、何でもない!!
さっきの事は忘れて☆
それより今日は、待ちに待った
この街〜というか隣町の案内をする約束だったよね」
友理「そうだった!
それじゃあ今日は、よろしくお願いします♪」
恋花「さぁ、行こう〜今すぐに行こう!!
と3人は歩き初めて広場から離れた。
すると雫は、建物を挟んだ路地に隠れて
こちらの様子を見つめていた。
恋花「友理ちゃん、今日の目玉である
COSMOはちゃんと持って来たかな?」
友理「ほら、しっかり持って来ましたよ!」
とカバンから取り出してカードを見せる。
恋花「おぉ〜これは、期待できるね!!
意外と友理ちゃんって真面目〜☆」
友理「そんなに使う物なんですか???
私……って真面目に見えないんだ!?(涙)」
恋花「いやいや良い意味でだよ♪
むしろ褒めてる褒めてる(高速で頷く)」
友理「グスッ………そうかな〜」
と話していると花梨が、恋花達にこう言った。
花梨「ちょっとちょっと2人共、どこまで行くの?
バス、もう来ちゃってるよ(汗)」
恋花「……えっ?あぁ〜ごめんごめん。
ささっ!友理ちゃん、ここからバスで向かうよ。
隣町だからちょぴっと遠いからさ☆」
友理「???」
バス移動・・・
花梨達は3人揃って座れる後ろの座席へと座り、
仁川市から深沢市までの距離が離れているので
5箇所先の場所まで乗り続けた。
深沢市に到着・・・
そこには大きな建物や可愛らしいお店、高層ビル、
4車線の道路の横には綺麗な海が見えた。
友理「うわぁ〜☆ここが、都会!!
見た事ない建物ばかりで全部回ってみたい気分♪」
恋花「ゆ、友理ちゃん?
それを今したら、日が暮れちゃうから
この街はまた機会があれば……ねっ?(汗)」
友理「えぇ〜(焦)」
花梨「そうそう、今の季節に行ったら
勿体ないですよ林堂さん♪
えっ、どういう事???(友理)
この街には見て分かる通り、海があるのです!
海と来たら、夏に来る方がもっと良い景色が
見られますよ♡
買い物も海水浴も他の街には無い事が
この街では何でも出来ますからね〜」
友理「わ…私、今すぐ海水浴に行って来る!!」
ドドドドドと海のある方向へ一直線に走って行く友理を
恋花は、子猫の首根っこを掴むかのように捕まえた。
友理「きゅー………(バツ目)」
恋花「も……もう〜調子が良いんだから。
海水浴は夏じゃないと凍えるし、まだ寒いよ(汗)
さぁさぁ、友理ちゃん!
今は、海水浴なんかよりも今日の本命でもある
深沢市一の帝大型ショッピングモールを
満喫しようじゃないか☆」
高級ホテルのような入り口に入って行き、
中のエスカレーターへと乗って
一段落した所で友理は、恋花に尋ねた。
友理「そういえば、COSMOがかなり重要って
昨日言ってましたが〜
私…行き帰りのバス代しかCOSMOに入れてない
から、そんなにお金は入ってませんよ?」
恋花「あぁ〜
その辺の事なら、私達に任せなって☆
今日は、色んな物を買って満喫する為のお金で
あってここは私達の懐の深さを
とくと堪能すると良いよ♪」
花梨「恋花のお金が無くなってしまった時は、
私が払いますからね♡」
友理「い、いや〜それだと帰りのバス代、
2人はどうするんですか?
深沢市から仁川市までかなり距離ありますよね?!
歩いて帰れる距離じゃ………(汗)」
恋花「あれ〜?
ひょっとしてお引越しの時に使わなかったな〜
友理ちゃん、コノコノ♪(笑)
えっ、何か別の移動手段があるんですか?(友理)
そうだよ☆
バスとか電車よりもちょ〜便利なアレが……
アレ???(友理)
まぁまぁ♪
それは、帰りまでのお・た・の・し・みって事で」
友理「えぇ〜
ここまで来て教えてくれないんですか?!」
花梨「その気持ち、物凄く分かるわ。
こういう時の恋花って教えてくれないのよね(汗)
でも、林堂さんもきっとあっ!と驚くと思うわ」
友理「ふ、双葉さんまで〜〜〜(涙)」
恋花「さぁさぁ〜帰りの事は一旦、忘れて
今はショッピングの時間、沢山楽しんでこう!!」
花梨「えぇ〜♡
まずは林堂さん、あのお店に行きましょうか」
友理「はいっ!勿論です♪」
と2人は、恋花を置いて
先にアクセサリーショップへ寄った。
花梨「見て下さい。
この椿の髪飾り、林堂さんにとてもお似合いだと
思いますよ♪」
と手の平に乗せた髪飾りを友理に見せた。
友理「えぇ〜可愛い♪
じゃあ私がさっき見つけた
この髪飾り、花梨さんに似合うと思う
少し付けて見て下さい!!」
めちゃくちゃキラキラの派手派手な貴婦人が、
身に付けているようなヘッドドレスを見せる。
花梨「そ、そんな物…私に似合うかしら?(恥)」
結局、付ける事が無かったので商品を戻す際に
友理がある所に目が行った。
友理「あれ、見てみて!!
この店の外側にあるガラスケースに
何か入ってるよ♪」
と言って友理が花梨の手を取って
黒いマネキンが付けている
白い大きなリボンのガラスケースへと向かった。
そんな微笑ましい光景を遠くから見守っていた
花梨の顔を見て恋花はこう思った。
恋花(もう〜花梨ってば、さっきの事を忘れて
今日一日楽しむ事に決めてくれてたんだね。
良かった良かった!
君が笑ってくれるだけで
私が、上手く導けたように見えて
凄く嬉しよ♡
とまぁ〜これは私の表であって
裏では、友理ちゃんにだけ
花梨ばっかり取られる光景を見てると〜
何だか私も燃えてきたぁーーー!!)
そんな事を思いながら2人の元へ行く。
恋花「待ってよ2人共〜♪
私の事を除け者にしないでよ!!」
ダイジェスト・・・
ゴスロリショップに居た友理が、
ゴスロリ服を試着し全身鏡を見て
一回転してから目を輝かせている。
その後、隣の服屋さんで試着した2人が出て来た。
ちょっとだけ大人っぽい洋服を試着する花梨
とカッコ良さそうな洋服を試着した恋花。
花梨「カッコ良さよりも元気って感じがするから
ちょっと恋花には似合わないね♪」
恋花「えぇ〜そうかな?あはは(笑)」
と会話を挟み、2人は笑い合った。
3人は満足そうに服屋を出て行こうとした所、
反対側の服屋の入り口付近にある
ショーウィンドウの中にはマネキンに着せられた服に
花梨の目が惹き、その前まで小走りして行く。
黒チェック柄のワンピースに目を輝かせていた。
それを静かに見守る2人は、微笑み合う。
その後もゲームセンターに行ったり
あの広い家に足りない物を買う為に
洗濯機や棚などを先払いし、
家に着いた頃には妖怪ゲートでお届けされる
サービスに登録した!
それからカバン屋さんで抹茶色のバックを買ったり
友理を見習って恋花も欲しいお菓子の盛り合わせを
買ったのだった。
昼食も食べて再び、買い物を再開した。
友理「ねぇねぇ〜2人共♪
ここに来る途中、外にクレープ屋さんが
あったよね?
後で食べに行きませんか!!」
と友理がそう言うとその案に乗った花梨だったが、
それは最後におわづけだと言った。
花梨「良いですね〜♪
でも、それはお買い物が全部済んでからのお話に
なりそうですね」
友理「えっ?どうして???」
と不思議そうに花梨を見ようと振り返った所、
花梨が少し避け恋花に目線が行き疲弊した声で
話し始めた。
恋花「あのねぇ〜
花梨と友理ちゃんは、めちゃくちゃ楽しそうに
してくれるのは良いけどさぁ〜………
荷物持ちの私と交代する選択はない訳?!(汗)」
とゲームセンターで取った景品の袋が6個と
その他の買い物袋が4枚程ぶら下がっていた。
友理「あっ、あはは……(汗)
楽しくつい忘れてました〜」
恋花「あと友理ちゃん、クレープは現金だからね!
そのくらいは自分で払って…よね」
友理「げっ、現金(汗)
この世界のクレープ、どれくらいだろう?」
とボソッと言う。
すると、その声が聞こえたのかは分からないが
花梨から提案された。
「恋花はもうCOSMOと現金が、
ほぼほぼ使い果たしちゃったみたいだから
今度は〜私が奢りますよ♪
勿論、恋花の分も荷物を持って貰ってばかりだから」
と微笑みながら言う花梨に対して
恋花は、悲しげにこう言う。
恋花「うぅ……せめて奢るじゃなくて
持ってよ〜〜〜!!(涙)」
そんな喜怒哀楽な話の最中に
遠くの方から何やらの悲鳴が聞こえてきたのです。
女性「キャー!万引きよ〜誰か捕まえて!!」
「何ですって?!」と言った恋花は、
手に持っていた袋を上に放り投げてから
現場へ向かった。
間一髪の所で、友理が全部の袋も取る事に成功。
友理「えぇ!?
恋花さん、投げないで下さい(汗)
これ私のですよ!!(←人の事言えない)
花梨さんもそう思いますよねって!
・・・あれ?
どこに行くんですか、花梨さんまで!?」
と恋花の後を追い掛け走って行ってしまった。
万引きにあったお店の近くにいた
サラリーマンの人に話を聞いた。
恋花「それで万引き犯は今、どこに行きましたか?」
男性「あっ……あぁ〜
この香水のお店からです(汗)それで、君は?
犯人はどこへ行ったか分かりませんか!?(恋花)
いや、何せ犯人の動きが早過ぎて
とても目では、追えないんです(汗)
もしかしたらS級クラスの妖怪が、
暴れ回ってるかと自分は思います」
恋花「それは、危険ですね!!
ここに居たら巻き込まれるかもしれません。
他の人達は、非常階段以外で早く逃げて下さい!
香水の店員さんは閻魔騎士に連絡を」
女性店員「あっ、はい。分かりました(焦)」
ダッダッダダダと続々と逃げて行く客達。
男性「そ、そうですね。今なら………って
どうして[閻魔騎士]でもない
君が、指示を出すんだい?!(汗)
恋花「その部隊を待っていたら、
きっと万引き犯には逃げられてしまいます!
だから、少しでも私は[閻魔騎士]の方々に
可能な限りお手伝いするつもりで、
犯人を向かい撃ちます!!」
男性「な、なるほどぉ〜(汗)
(最近の子は……凄いな)」
恋花は生き生きとした表情から目付きが変わって
こう思った。
(もしかしたら、もう3階には居ないかもしれない。
[閻魔騎士は非常口から派遣される筈だから
犯人の退路を断たせる為にも
すぐ近くにある2階の出口なら人混みの中に
溶け込みやすく逃げやすいかもしれない(焦)
でも、それだけで本当に良いの?
もう少し何か対策を立てて………いえ。
そんな時間があったら、
とっくに犯人に逃げられている。
ここは3階、1階の出口に辿り着くまで
どんなに素早くても時間が掛かる筈。
やっぱり頼るしかない、私の最大の武器を!)
恋花の頭上に一瞬だけ視点が映ってから
何かに気付いたのか男性に礼を言い、走り出した。
恋花「……っ!分かりました。
はい?(男)
教えて下さり、ありがとうございました♪
えっ、いや私は何も(男)
それではっ!!」
サラリーマン「あ、ちょっと…ってえぇ?!」
男性が後ろを振り返ると視界に入った光景とは、
恋花がエスカレーターを軽々とジャンプで
乗り越え一回転させながら
猫のように2階フロアへと着地した。
2階の出口の方へ向かって走っていた所に
再び頭上へ視点が行き、後ろから空気を押し潰した
足音がこちらに近付いて来ている。
恋花(どこに居る万引き犯(汗)
どこにぃ………っ!そこだっ!!)
と言って犯人の腹部に足を蹴り飛ばした。
万引き犯「きゃっ!?」
恋花「出たわね、万引き犯っ!
さっさと私に捕ま……り…えっ?
あなたはあ、[浅見先輩]!!
なんで〜先輩がっ?!」
と恋花が動揺した隙を突いて
浅見は、右手の甲を恋花に向けて
目が浮き出し開眼した!!
恋花「ハッ!」
その目を見てすぐ目眩しに遭った恋花は
視界を奪われ、周りの音を頼りに避けようとするも
浅見は、容赦なく攻撃を入れた。
体勢を崩してしまった恋花は前も後ろも
分からなくなり、その場で座り込んだ。
猛スピードで2階出口まで来たが、
恋花と外の様子を伺ってから1階出口へと下がり、
天井を素早い足捌きで駆け抜けた。
浅見(悪いけど、いくら後輩だとしても
私は手加減する義理は無いわ。
どうしてもここから逃げなきゃ行けないの!!
誰が何と言おうと私の邪魔をする者には、
容赦はしない(キレ気味)
凄まじい速度でショッピングモールの出口へ
走って向かう!
浅見(ふん(笑)
予定とは少し脱出に手間取ってしまったけれど、
何とか恋花ちゃんに目眩しを掛けれれた事だし、
あと少し……あと少しでここから抜け出せる。
もっと早くもっともっと…早く走れっ!)
と口から笑みが溢れ、天井から床を走り始めてから
そう思って出口に近付いたのが、束の間だった。
扇子を開き上から下へ降ろし、突き出した。
???「放水の術!!」
浅見「……っ!」
と出口付近に滝のような大量の水が降り注ぎ、
床が水浸しになり浅見は、素早い足を止める事が
出来ないまま、外とは真逆の方向へ滑って
転倒させたのだ。
花梨「恋花に攻撃した事、
私はあなたを絶対に許さない!
万引きはいけま………って、浅見先輩っ!?」
目をグルグルさせた浅見は夕陽が登る辺りで
駆け付けた閻魔騎士によって捕まった。
だが、すぐに釈放されるのであった。
なぜなら彼女がまだ学生だからという点もあるが、
もう1つ万引きをした理由を
ちゃんと花梨から説明を受けて納得して貰えた。
騎士「それではお嬢様、ご協力感謝致します」
と整列して敬礼をした。
閻魔騎士を見送ってしばらくすると
目眩しに遭った恋花が合流した。
恋花「はぁ…はぁ……はぁ…はぁ……はぁ…
ま、万引きいや、浅見先輩は〜?」
花梨「………逮捕されて今連れてかれた所だよ」
と後ろを振り向かず、話した。
恋花「花梨が止めてくれたの?!
・・・(花梨)
ね、ねぇ〜何とか言ってよ花梨っ!!
……ました(花梨)
なんて、よく聞こえないよ〜?」
となぜか恋花が頭の上に手をやって耳を澄ます
ポーズを取った。
花梨「だ、だから……やり過ぎちゃいました」
扇子で口元を隠し頬を赤らめながら言い、
それを聞いた恋花は腹を抱えて笑い始めた。
恋花「…プッ!あはっはっは(笑)」
花梨「な、何よ(恥)
こっちは本気で言ってるのに!!
浅見先輩だって気付いてたら、
少しでも手加減、出来たのに恋花のバカ!
もう知らないもん!!(ふん)」
恋花「あ〜ぁ、花梨ごめんって〜ば笑って(汗)
%○☆#*○%(花梨の声にならない声)
ねぇ〜花梨、本当に許してよ!お願いだから。
駄目っ!!絶対、許さない(花梨)
えぇ………(汗)」
花梨が一方的に始めた喧嘩?をし、
その現場を後にした。
そしてもう1人、ショッピングモール内の人混みの
後ろで目を輝かせて感動していた人が居た。
友理「す、凄い☆
花梨さんも恋花さんもちゃんとした妖怪なんだ!
わぁ〜私も早く妖怪みたいな力出せないかな?
いつか2人のような力が……私にも使える♡
それはそれで、ちょっと楽しみかも〜!!」
1人で大盛りした後で2人と別れた元居た場所
ではなく、最初にショッピングモールへ通った
入り口で2人は待っており、
背中を向けた花梨と恋花を見つけた。
恋花「あっ、友理ちゃん!
今の今までどこに行ってたの?!」
友理「えぇ〜(汗)
どこって2人が、心配だったから
2人の後を追い掛けに行ってただけなのに〜」
恋花「心配って言いながら、
現場に居なかったじゃん?!」
友理「そ、それは…単に2人の足が、
早いからであってぇーーー(汗)」
花梨「まぁ〜良いじゃありませんか。
あなたのお陰で浅見先輩の行先が、
推測できたのです♪
今回は、恋花のお手柄でしたよ」
恋花「もう花梨てば〜
友理ちゃんにだけ甘いんじゃないの(笑)
そんな事ありませんが???(花梨)
あっ………そろそろ機嫌直してよ〜!」
花梨「直ってますが(ムスッ)」
恋花「どこがよ!?」
友理「まっ、まぁまぁ2人共。
落ち着いて下さいよ!せっかく2人で協力して
犯人が捕まったんですから……
もう少し喜びましょうよ〜(焦)」
と友理が慰めたつもりだったが、
2人は悲しい眼差しで友理を見てこう言った。
恋花「友理ちゃん。
あ、はい?(友理)
捕まったのは私達の先輩、浅見先輩なの。
[3年生のAクラス]のね」
友理「は、はぁ………はいっ!?
えっ?同じ学校の生徒(焦)
そんな先輩が、万引きしたんですか?!」
恋花「そうだよ。
私が、躊躇しなければ止められたっていうのに。
私達には良くして貰ってた先輩だったから
少しガッカリだけど〜
そういう衝動に陥る事には仕方ないんだ……」
花梨「でも、こんな事で以前の関係を
やめるだなんて思ってはいません…が(汗)
問題は、立ち直るまで少々時間が掛かりそう
という事だけでしょうね」
とかなり落ち込んだ様子の花梨を見て
友理は、花梨を元気付けた。
友理「で、でも花梨達さんは、
とっても立派だと思いますよ!!
正義感もあって友達想いの心優しい人で
どんな人でもその人の事を思いやれるし、
それに……さっきの姿、格好良かったです♪」
花梨「そ、そう…ですか?……うぅ〜(恥)
んっ?所で、林堂さん?
私の事、
いつから[花梨]とお呼びしていましたか?」
友理「うぇっ?そ、そうですね〜………
確か[アクセサリーショップ]の所からでしたね。
結構、最初の方だ。
あっ!馴れ馴れしかったですか?!
それなら取り消します、忘れて下さい(焦)」
花梨「あ、いえ、何だか〜名前で呼ばれるのも
意外と悪くありませんね♪
これからもそう呼んで頂けると嬉しいです」
友理「はあ♪はいっ!
何度でも呼びますよ。花梨さん、恋花さん♡」
恋花「おぉ〜なんか良い雰囲気になったなった。
それじゃあ仲良くなった証として
外にあるクレープ屋さんにでも寄って
食べに帰ろっか♪」
とその言葉に反応した友理が、目をキラキラさせる。
友理「……っ!クレープ、そっか☆
すっかり忘れてた!!」
恋花「では、ここは万引き犯を
無事捕まえた花梨がおご………」
花梨「いえ、逃した恋花が奢って下さいな。
罰としてお・ね・が・いね♪」
と怒りの笑顔を見せてからこう言った。
恋花「えっ?
グスッ……あんなに荷物も持って払ったのに
そりゃ、あんまりだよ〜(涙)」
と嘆く恋花に追い討ちを掛けるかのように
容赦なくお言葉に甘える友理。
「恋花さん、早く早くぅ〜〜〜!!
私、チョコバナナが食べたいです♪」
恋花「友理ちゃ〜ん、そこは遠慮してよ〜(泣)」
ちなみに花梨は、メロンのクレープを
恋花はイチゴのクレープを買いました。
そしてクレープ代でお財布に入っていた
ギリギリのお金は、すっかりと空っぽになったとさ。
改めて書いていくパート2!!
名前:双葉 花梨 正体:???
髪型:肩に掛かるくらいのポニーテール
髪色:薄桃色
瞳:黄緑色
制服:ふんわりワイシャツに青緑色のワンピース、
黒リボンブローチ(下部分に白ライン入り)
髪飾り:青いリボン
性格:家の都合で他の人達とあまり関われず、
自分から進んで人と話す事はしない子。
人見知りと内気な性格とは裏腹に正義感は凄くあり、
恋花と出会えた事で克服できた!
名前:清見 恋花 正体:???
髪型:太ももぐらいの長さのツインテール
髪色:朱色
首:黒のチョーカー
瞳:キャッツアイで薄紫色
口:八重歯
制服:ほとんどワイシャツにスパッツスカート、
上着を巻き付けるタイプ、ヨレた赤いネクタイ
飾り:黒いリボン
性格:元気溌剌で
ちょっぴりギャルっぽい性格の子。
かなりのおてんばで体力だけなら無限なタイプ!
ずっと1人でいた花梨を密かに気に掛けていた
恋花は見事、友達になる事に成功した!!
ただ…勉強面はしっかり花梨にカバーされている。