LOG.8|沈む太陽|SUNSET
さぁ、どうしようかな。
大ピンチ中の大ピンチだ。
100%負ける。
デス君に逆らったやつは...
マジな意味で、殺される。
デス君
「お前、見た事あんなぁ…?」
「中央だろ?」
中央とは
地元の地域の呼び方だ。
シン
「違います」
ガンッ
警棒で殴られた。
シン
「いっ!」
デス君
「中央だろ?」
「思い出したわ」
「原チャリのガキだろ?」
大昔に
原チャリ乗り回して
デス君に車で轢かれたことがある。
シン
「すみません」
「そうです」
ガンッ
シン
「いっ!」
「すみません!」
悶絶。
シャンプー台の下に倒れ込む。
シン
「~っ!」
4号機
「シン、ごめんね」
「セヴァンスター楽しくてさ、」
「旦那に言っちゃったの…。」
「言わなきゃバレると思って…。」
バカか…! コイツ…!
4号機
「そしたら…呼べって。」
当たり前だ…!
デス君
「1000万持ってこい」
「全部売れよ」
「マンションも会社も」
シン
「許してください」
デス君がスッと
俺の目の前に座り込む。
顔をギョロっと覗き込んだ。
デス君
「無理。」
警棒をパンパン叩くデス君。
デス君
「おい、お前…」
「何回抱かれた?」
4号機
「3回くらいかな」
「アタシ、嫌って言ったのに...」
「ほぼレ〇プだった。」
シン
「てめぇ…!」
「ウソついてんじゃ、」
また鈍い音が
美容室に響いた。
シン
「~っ!」
デス君
「3回、な」
「じゃ、お前の周りを3人殺す」
「それが嫌なら、1000万だ」
俺の周り…か。
痛みでフワフワしてる中で
リュウトや
2号機や
3号機や
皆の顔が浮かんだ。
ガシャン!
俺は、
近くにあった
小さいテーブルを
デス君に投げつけた。
そのままダッシュ!
美容室から逃げた!
やったぜ!大成功!
すぐに自分の車を拾って
マンションへ戻った。
すると、皆がいた…!
よかった!
シン
「説明は後だ!」
「急いで逃げるぞ!」
「皆で!この街から!」
でも皆、
マネキンみたいに
無言で一切動かない。
……あれ?
俺はいつの間にか、
コンクリートにキスをしていた。
目の前ではリュウトが
大勢にボコボコにされている。
どうやら
工場のような場所。
…どっからが夢だ?
すっかり意識が飛んでいたようだ。
何発目の警棒で意識が飛び、
どうやって 拉致されたのかも、
何も、分からない。
もう、逃げれない。




