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LOG.1 |その男、シン |SHIN
おかえり、また来たの?
こんな人生で、マトモは無理。
これが実話かどうかは、貴方が決める。
これは、"あの子"がいない世界。
————
これは、
俺が地元を離れて、
生きた記録。
まずは
俺のことを知ってくれ。
俺の名前は、シン。
塗装屋。
自営業。
小柄で筋肉質。
顔は…中の下だ。
自営業を始めてすぐに
数字が上がった。
少し、
街で目立ち始めていた。
ーーー
自分で言うのもなんだが
俺は人として終わっていて
死ぬほど自己中で短気だ。
口癖は
「バカが」 と
「二度と逆らうな」 だ。
…そういう男だ。
それでも、
周りの人に 恵まれて、
なかなか贅沢な人生だ。
親友……
イイ女……
信頼できる仕事仲間…
そして…
平均以上の年収……
まさしく、それは、
"最高の人生"
そう、思ってた。
ーーー
俺は
1人が好きだ。
でも
独りは嫌いだ。
もし、
もしも本当に
神様がどこかにいるのなら。
この
"最高の人生" が
壊されないようにお願いするだろう。
さぁ神よ、
"最高の人生" を守ってくれ。
そう思ってた。
神様が、
俺を、
"最高の人生" を、
守ってくれたかどうかは…
それは…もう少し先の話だ。
今はまだ、ただの始まり。
ゆっくりしていってくれ。




