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戦国武将とショタ②
徒隷忍愚事務に向かうと扉の前に自衛警
であり猥輩のおなご、藤栄ケイコともう1人
黒い鞄を背負った小さな男児が立っていた。
『あ、お兄さん♡また会ったじゃん。鬼やべー
運命感じちゃう〜』
『お姉ちゃん!このひとが??』
『そだよーショウタ、お侍さん』
その小さな男児は羨望の眼差しでこちらを見上げており、
ケイコ殿から話に聞くに武士に憧れを抱いておるという。
その男児は卵童背留と呼ばれる黒い鞄
から李甲弾という武具を取り出し、
それを乱暴に振り回す。
『どうです!ボクお侍さんになれますかね?』
『応、きっとなれるぞ!しかしうぬらの住む世界では
剣術はさほど必要なかろう。それよりも健全な肉体作りから
初めるほうが、より頼り甲斐のある真の武士になれることだろう』
『わかりました!身体を鍛えればいいんですね!』
そんなこんなで依道はケイコの弟ショウタと共に
徒隷忍愚事務でより一層の肉体鍛錬に励むことにした。