何度目だろうか?見るに耐えない
金魚は変温動物だ。
寒い時は動かない。
休眠状態になる。
冬の間、ほとんどエサは食べない。
飢餓状態になるとコケをかじる。
元々、金魚は食事に無頓着だ。
胃がないのだ。
食べ過ぎると腸の中でエサが腐るのだ。
腐ったエサはガスを発生させる。
食べ過ぎると金魚はお腹が破裂するのだ。
お腹が破裂した金魚は当然死ぬ。
お腹が破裂するまで何でエサを食べるのか?。
金魚には満腹中枢がないのだ。
大きくしようとしたら、エサをやらなきゃいけない。
金魚を大きくするには『運動』と『エサ』と『酸素』だ。
大きな水槽で少ない匹数を飼う。
充分なエサをやる。
必要以上のエアレーションをする。
『酸素』を見落としている人は多い。
しかし『酸素』がなければ金魚は大きくならない。
究極は『オゾン』を水槽に入れる事。
化け物のように金魚はデカくなる。
生かすだけなら、金魚は本当に質素だ。
数百円の金魚のエサを買って、数匹の金魚にあげるなら数年はもつだろう。
金魚を長生きさせるコツは『エサをやりすぎるな。三匹でパチンコ玉一個分しかエサはあげられない。食事回数は春と秋は二回、夏は四回、冬は一回、もしくはやらなくても良い』『縄張り意識が高く攻撃性が高い金魚は水槽から出せ。バケツで飼えば良い』『金魚のフンは大きいし、太い。バクテリアでは分解しきれない。小まめにフンを掬って、水換えする事』『金魚が体調を崩したら絶食させる事。水に塩を混ぜる事』
これだけ守れば金魚は長生きする。攻撃性の強い子が元気かどうかなんて全体が長生きするかどうかに関係ない。
攻撃性の強い子は弱い子をいじめる。
弱い子がかかった病気で元気な子も含め、水槽内の金魚が全滅する。
金魚は暴食の象徴でも不倫の象徴でもない。
そんな認識で金魚を短命で殺しているのは見るに耐えない。
知識さえあれば金魚は七年は生きる。
追記:繁殖期、だいたい4月くらいだろうか?。
金魚の雌は可哀想なくらい追い回される。
尻尾が真っ赤になったり、ボロボロになったり。
そして雌は約三千個の卵を産み、雄がその卵に精子をかける。
それが金魚にとっての性行為だ。
その時期は水交換でイヤになる。
金魚は自分らで卵を食べる。
卵を食べておきながら、食べ過ぎで死ぬ。
精子で濁った水の水質悪化で死ぬ。
とにかく、繁殖期は油断ならない。
金魚の繁殖は本当に難しい。
三度トライしているが二度は大失敗に終わった。
しかしこれだけは言える。
『金魚の雌は性には淡白だ。
繁殖期もひたすら逃げ回るだけだ。
不倫と比べられる要素なんて一つもない。』