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竜神探闘⑯

 エスティルの動きにレナンジェスが即座に対応する。周囲に浮かんだ魔法陣から次々と魔術が放たれる。


 エスティルは放たれた魔術を最小の動きでかわしながら間合いを詰めていく。エスティルの魔剣を伸ばす攻撃はレナンジェスが警戒をしている以上無意味であるのだ。


次々と放たれる魔術は多種多様であったが、エスティルは驚異的な動きと剣さばきで見事に対応しレナンジェスに迫っている。


(すごいな、ここまでの手練れがいるとはな)


 レナンジェスは心のなかで惜しみ無い賛辞を送っていた。

 レナンジェスが同時に魔術を二十も展開できるのはレナンジェスが持つ魔剣グレイガイスの能力である。

 この魔剣の有する能力は魔術の補助であった。いや、補助と言うのは控えめすぎる表現なのかもしれない。大幅な強化であるというのが的確だろう。

 例えば現在の二十の魔術を同時に展開しているのは、魔剣の能力によりレナンジェスが展開した魔術と同じものを複製しているのだ。つまりレナンジェスが同時に展開しているのは十の魔術であり、魔剣の力によりさらに十追加されているのだ。


(もう少し!!)


 エスティルは次々と放たれる魔術をかわしてレナンジェスとの間合いを詰める。それは時間にして三秒にも満たない短い時間であったのだが、エスティルには数時間の長さにも感じられていた。


(今!!)


 エスティルは間合いギリギリの外で魔剣を伸ばす。

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